ブルース・ウェインにとっての魚

THE BATMANを観てきた感想を言いたい


遅ればせながら、この間の週末にTHE BATMANを観てきました。
約3時間の超大作でしたが、展開が早くてあっという間に感じました。

Something In The Way 

ブルース・ウェインのモノローグのBGMで使用されていた
Nirvanaの”Something In The Way”
モノローグ自体は最初と最後にあったけど、どっちもこの曲だった。
バットマンが自身を復讐者と表現するだけあって
映画全体で重く暗い画が続いたけれど
カート・コバーンのアンニュイな歌声はシンクロ率150%でしたね。
今回のブルース・ウェインはカート・コバーンがモデルだったようですし。

曲は聞いたことあったけれど、作中に2回も使われていたのが印象的だったので、改めて歌詞を読んでみた。
そしたら前聞いたことある話を思い出したんですよね。

性善説って育ちがいいから信じられるんでしょ?

多分Twitterで見た話だと思うんですけど、性善説、性悪説って環境によるよねって話。

ブルース・ウェインはお坊ちゃまなわけですよね。
裕福な家庭に生まれて、両親は殺されてしまったけど
明日のご飯のことを考えずにバットマンをやってられるお金と時間があるわけです。
バットマンとして活動するのは両親を殺したような悪党に復讐するためで、彼の行動は悪党と一般人という2種類のカテゴリーに基づいていると思うのですが、悪党には結構何してもいいと思ってますよね。
歌詞に当てはめれば魚です。

一方セリーナやリドラーはその生い立ちからか思考が性悪説寄りですよね。
他人は基本疑う。自分を助けられるのは自分だけ。自分が助かるためなら他人に何をしてもいい。
言葉が極端かもしれないけれどそうやって生きてきた人たち。

じゃあ最終的にブルース・ウェインにとってリドラーは魚だったんでしょうか。
もちろんその行動は理解できないことだらけだったとは思うんですけど
その動機を知ったときは揺らいだんじゃないかな。

最後のSomething In The Wayのタイミングで
ブルース・ウェインは魚ってなんだったのか
悪党ってどこからが悪党なのかわからなくなったんだろうなと感じました。

それにしたってロバート・パティンソンの色気が凄すぎない??

長々と好き勝手に感想を展開させましたけど、最後はこれにつきます。
色気が凄くて大変でした。。。かっこよ。。。
あとセリーナ役のゾーイ・クラヴィッツも美しすぎて
二人の絡みの画は造形美が大爆発してましたね。

ちなみにバットマン系の映画は今作とJOKERしか観たことありません。
(こんなにブルース・ウェインを語っておいて)
これを機に色々観てみようと思いました。
まずは敬愛するティム・バートンの監督作品から観ようかな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?