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小説『ネアンデルタールの朝』第一部

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小説『ネアンデルタールの朝』第一部を掲載しています(全27回)。章ごとにまとめた投稿もあります。
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#毎日更新

連載小説『ネアンデルタールの朝』第一部第3章まとめ(⑪~⑮)

第3章 1、 「ビール飲むか?」 冷蔵庫から500ミリリットルの缶ビールを2本取り出してきた父…

鈴木太緒
3年前
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連載小説『ネアンデルタールの朝』⑯(第一部第4章-1)

第4章 1、 テレビを消し、シンと静まり返った家の中で、民喜は特にすることもなくソファーに…

鈴木太緒
3年前
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連載小説『ネアンデルタールの朝』⑰(第一部第4章-2)

2、 ソファーに横になりながら、民喜は改めて「**町災害復興計画(第二次)」に記された太…

鈴木太緒
3年前

連載小説『ネアンデルタールの朝』⑱(第一部第4章-3)

3、 仕事から戻ってきた父は、いつものようにまずリビングの仏壇に向かった。手際よくロウソ…

鈴木太緒
3年前
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連載小説『ネアンデルタールの朝』⑲(第一部第4章-4)

4、 妹の宿題が一段落したとき、 「民喜も飲むか?」 父が新しい缶ビールを冷蔵庫から取り出…

鈴木太緒
3年前

連載小説『ネアンデルタールの朝』⑳(第一部第4章-5)

5、 翌朝、民喜は10時過ぎに目を覚ました。遅い朝ごはんを食べ終え、コーヒーを飲んでいると…

鈴木太緒
3年前

連載小説『ネアンデルタールの朝』㉑(第一部第4章-6)

6、 夜、布団に横になりながら、民喜は考え続けていた。 顔をゆがめて涙を流す母の顔が浮かんでくる。 「あなたたちの体が、心配なの」―― 母の言っていたこと、あれは紛れもない現実なのだ、と思う。 翼がB判定になったこと。 同じようにB判定になった子どもが県内に2300人近くいること。 「帰れるわけねえべな」―― 駿と将人の声がよみがえってくる。 「いつ帰れるんだ? それとも、もう帰れねえのか? はっきりしてくれ! はっきり教えてくれよ!」 思わずそう怒鳴ってしまった自分に対し、

連載小説『ネアンデルタールの朝』第一部第4章まとめ(⑯~㉑)

第4章 1、 テレビを消し、シンと静まり返った家の中で、民喜は特にすることもなくソファーに…

鈴木太緒
3年前
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連載小説『ネアンデルタールの朝』㉒(第一部第5章-1)

第5章 1、 ロウソク岩は先端に火をともしながら、夜の海岸に立っていた。 闇の中に長方形の…

鈴木太緒
3年前
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連載小説『ネアンデルタールの朝』㉔(第一部第5章-3)

3、 麦茶をコップで一杯飲んでから、民喜は自転車に乗って近所の文房具店に出かけた。 曇って…

鈴木太緒
3年前

連載小説『ネアンデルタールの朝』㉕(第一部第5章-4)

4、 昼食後、民喜は早速、絵の制作に取り掛かった。敷きっぱなしの布団を畳んで隅に移動させ…

鈴木太緒
3年前
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連載小説『ネアンデルタールの朝』㉖(第一部第5章-5)

5、 夕食を食べ終わると民喜は早々に和室へ戻り、絵の制作の続きに取り掛かった。 定規を手に…

鈴木太緒
3年前