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本文無料:頭の中にあるうちは名文。

私が思いつく文章は大変に面白い。
しかしなぜだろう、文字になると面白くないんだなこれが。
形にすると着実にダメになっていく。ミケランジェロは、石の中に天使の姿を見つけて、自由にするために像を彫るそうな。(1)私の創作活動は、逆に自分の創造力に石膏を塗り固めて不自由にしているように思えてならない。

いや、それでダメなのはわかっている。細々と成長を重ねないことには、なにも身につかない。転がる石には苔が生えぬというやつだ。

ただ成長のためには、日々の鍛錬が必要だ。でも、文章を書くことが習慣になっていない。
なっていないのはなぜか、書くことが好きではないからだ。
好きでないのは、形にするとつまらなくなるから。

堂々巡りである。

もはや自分の認知がどこから出発してるかもわからんね。そんなに自分の文章をバカにされてトラウマになっているというような経験はないのだけども。

ただ、学校教育のように、成績を褒められながら育つと、結果だけを重視して課程や努力の積み重ねをないがしろにする傾向が強くなっていくそうな。

でもやはり、怖いものは怖い。

ブラッドベリも言っていた。まずは飛び降りて、落ちながら翼を組み立てよ、と。(2)

失敗は、「してもいいこと」ではなく「必要なこと」である。(3)

ほそぼそ駄文を量産していきましょ。


:とくに意義を持たぬ脚注

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