『狂った一頁』見たよ。

なにも考えずにさらっと感想を書くことはできるけど、ろくな文章にならない。
苦しまずに書かれたものは感動なく読まれるとはよく言うことですが、けれどもちゃんとしようとすると書く気力がわかんのが難点です。
まあ今日もぬるりと雑感想。

有名らしいというだけで見る。

いや、なにこれ。

っていうか、自分の読解力のなさにちょっとがっかり。
ただ、当時も芸術的評価が高かったけど大衆受けはしなかったそうなので、まあ有象無象標準の理解力なのかもしれない。

ただ、見てよかったってのはある。

それは、なんでか。

ウィキペディアがめちゃくちゃ面白かった。
企画段階から興行的失敗、フィルム焼失かと思いきや奇跡的発見からのリバイバル上映。
とにかく話題に事欠かない。

見ていてちょっとした違和感だった、シンメトリー構図の中途半端さ。ちょとだけ中心線が左より。その原因が、サイレントのフィルムにサウンドトラックを貼り付けるために左側をカットしているためらしい。

そんな周辺事情の面白さを堪能しましたがー

映画単体としては、いかんとも理解に及ばず。

あらすじを読んで、なんとか理解した。
でもこれ、映像だけでほんとに理解できるものなのかしら。
主人公の妻が、子供を失って狂気に堕ちるという話だけど、娘が出てきてよくわからないって思ってたら、子供は二人いて、一人が亡くなったって話みたい。
それをサイレントかつ無字幕では、わかりやすい映画に慣れた世代としては難度が高かった。

しかし、難しめながらも見るのは苦じゃなかった。
ところどころ、単純に画として格好いいところもあったし、コマ数の変化によって上映時間が大変短い。

そして見てからウィキペディアを読むと総合的に楽しい鑑賞体験となった、そんな感じ。

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