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寒さと味噌汁

寒い。
いきなり寒い。
季節の移ろいはこんなに過酷だったろうか。あれほどくそ暑かったんだからもっとゆるやかに涼しい〜楽〜と思わせてから気温を徐々に下げてくれればいいものを。
去年こたつがぶっ壊れてしまったので、今年は試練の冬である。こたつなんか買ってしままえば難などないが、どう?買う気になれない。エアコンがあるのだからこたつなどなくてもやれる!やれ!という気持ちが勝っている。そんな秋だ。
人生は自分との戦いだなぁ。
ある日、豚汁を作ったらおいしかったので毎日豚汁でいいなぁ、と思った。
あったかい味噌の汁はおいしい。
味噌汁の季語は秋か冬なのではないだろうか、といい加減な思いつきで調べてみたら根深汁というのが冬の季語だった。
俳句なんて縁のない馬鹿そのものな生活をしている私が季語などと思うのも俳句を詠む人に悪い気がしてしまうが、根深汁といえばねぎの味噌汁だ。
確かに冬のねぎは甘くて煮たらうまいよなぁ。季節を感じるよな。
夏のねぎはこうはいかない。
寒さがねぎの甘さを引き出すのだろう。
池波正太郎の剣客商売を読んでいると朝餉に根深汁をすする場面があった気がする!
私は今日はけんちん汁か豚汁を作ろう。

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