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思い出の味

ご飯にシーチキン、カップラーメンと私の思い出の味は貧相だ。
でも思い出すと子供の頃印象に残った味ってそんなもん。
私の母は調理師免許持ってるくらいで料理は結構していた。
だが、ほどんど母の料理を懐かしく思わない。自分の育った家庭を恋しくなることはない。だからエッセイなどで著者が家庭の味が恋しくて母の真似をしても同じ味にならないなどというのを読むとむしゃくしゃする。
むしゃくしゃする時は自分の精神状態がよろしくない時なので(私は今、疲れている)とわかる。
今、幼少期の味で思い出すのはペヤングヌードル。ペヤング焼きそばは大抵のスーパーやコンビニで売っているがペヤングヌードルはなかなか見かけない。
ペヤングのまるか食品は地元群馬の会社なのでまぁ県内の大手のスーパーにはペヤングヌードルはあることはある。
それで何となく食べたくなっちゃったのでスーパーで探して買った。税込み160円。
ひさしぶりに食べた。
馴染みのある味だった…。
こうばしい醤油味。かやくは四角いたまごとえびと肉みたいなやつ。ネギ。スパイス付き。
ただちょっと昔とはフタの構造が変わっていた。前はフタもプラスチックできちんとはまるフタだったが今はベリッとはがせるフタになっていた。
子供の頃、母がこのフタに少し麺を分けてくれて、そのもらって食べた味が妙においしく感じられたのだが…。
いや〜もう私の育った家庭は人間の繋がりが希薄だったんだなぁ!と食い終わってから再確認した次第。

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