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金の斧 銀の斧

大人(おばちゃん)が主人公の寓話があるならば…。

「あなたが失ったのは肌のハリですか? 
髪のツヤですか?」
「えーっと、全部だけど。
まぁ、いちばんは心の瑞々しさ、潤いかもです」
「では、何にも捉われない
自由な時間と発想をあげましょう」

「鏡よ鏡、世界でいちばん美しいのはだーれ?」
「それはがむしゃらに生きていた40年前のあなたです」
「経験を積んで、分別もついた今は美しくないの?」
「心のままに生きれば、輝きを取り戻せるかも知れません」

ってな展開になるんだろうか。

ゴミ出しに行った帰り、
濃い灰色の雲の中に巨大な虹のアーチがかかっていた。
その後、にわか雨が降って、止んで、青空に。
目まぐるしく変わる秋の空。翻弄されるちっぽけな人。

子どもの頃は目の前のことしか考えておらず、
思春期以降は未来ばかり夢見て、
社会人になってからは日々無我夢中で働いて、
還暦過ぎは明日が来れば儲けものと思い…。

童話や民話の世界は決して綺麗事ばかりではない。
毎日身の回りで起こる出来事すべてが題材になるし、
どんな視点で捉えるかで物語の展開は変わっていく。

と書いていたら、ラジオから
風くんがカヴァーした『BEAT IT』が流れて来た。
とても優しいBEAT IT。
相も変わらず(愛も変わらずと変換されたw)、
引き寄せの法則。

今日も精一杯生きられますように。
また、どうでもいいつぶやきをしてしまった。

画像は、部屋の床に現れた虹。

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