小晦日

 こんにちは!

 今日は小晦日(こつごもり)ですね。大晦日はよく使うけど、小晦日はあんまり使わないですよね、ことばとして。

 字面で考えると小晦日は大晦日イブっぽいのに、なぜなんでしょう?大晦日は年越しそばを食べたり、除夜の鐘が鳴り響いたり、なんならカウントダウンなんかもあってイベント感満載ですが、小晦日は特に何かあるわけでもないです。

 僕も今日一日過ごしていて、年末だなぁとは思うんですが、小晦日だなぁとは思わないんです。せっかくことばが存在しているのに…。

 でもまぁこれって、よく考えたらそもそもクリスマスに相当するのが新年であって、大晦日はクリスマスイブなんです、ポジション的には。そりゃ盛り上がりませんよね。言葉として定着率が低いのも納得です。これは仕方ない。

 一大イベントというのは、その前日も含めて盛り上がるものです。前夜祭なんかもよくありますよね。催しの開催直前の高揚感や、不安と期待の入り混じる独特の雰囲気も含めて、全てがイベントなんです。

 その一大イベントがクリスマスであり新年なんでしょうね。小晦日と大晦日という言葉の対比があるけど、残念ながら小晦日のポジションはクリスマスイブイブなのでした。こんなこと言ったら昔の人に怒られるかな。それではまた。

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