アメリカの大学への予防接種歴の提出

アメリカの大学でポスドクとして働くうえで、必要な予防接種は何かということが渡米前に多少気になっていました。意外にも、こちらに来てから新たに打ったワクチンはありません。(Covid-19のワクチンは日本で2回打ってきていましたが)
一部のワクチン接種歴について、Occupational health clinicというところに提出しなければいけませんでした。必要な予防接種は以下の通りでした。

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Animal Allergenというのは動物舎に入るために必要だったもので、全員が必要なものではありません。動物に対するアレルギーがないですよということをフォームで確認するだけだったので特に準備は必要ありませんでした。

必要だったのは、Covid-19、麻疹、ムンプス、風疹、結核、水痘でした。
Covid-19については日本でワクチン接種を受けた際にもらった紙(受けた会場とかワクチンのロット番号とかが書いてあるやつ)を提出したらOKでした。公的な接種証明ではなく、接種記録書というやつです。2021年7月の時点ではこれでOKでしたが今後変わるかもしれませんね。

麻疹、風疹、水痘に関しては渡米前に働いていた病院で麻疹IgG(EIA法)、風疹IgG(EIA法)、水痘帯状ヘルペスIgG(EIA法)で抗体価を調べていたので、その結果をプリントアウトしたものを見せたらOKでした。日本語のままでしたが口頭で説明したら大丈夫でした。ムンプスに関しては僕は測ってくるのを忘れていたので、こっちに来てからOccupational health clinicで測ってもらいました。提出の時にムンプス抗体価の記録がないことを言うと、速攻で採血してくれました。麻疹、ムンプス、風疹、水痘はセットで測ってくることをお勧めします。

結核に関しては日本人はBCG受けているのでツベルクリン陽性になることあり、ややこしいことになると聞いていたので身構えていました。準備としては病院で胸部レントゲン撮り、同僚の医師に「no major abnormality」と記載してもらった電カルのスクショをプリントアウトして持っていきました。さらに同僚医師に「BCG接種歴があるのでツベルクリン陽性になるかもしれないが、胸部レントゲンから結核に感染している兆候はない」的な内容の診療情報提供書を英語で書いてもらい持参しました。あと、入職時にT-SPOTの検査をしていたので、その結果もプリントアウトして持っていきました。
結果としてはこのT-SPOT陰性の証明があればすべてOKでした。いろいろ準備したのに・・・。ただ、T-SPOTとかQFTとかはみんなしてるわけではないと思うので、単にラッキーでした。T-SPOTやQFTが測れる場合は測って行かれた方が手続きスムーズかもしれません。

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