見出し画像

同じことをずっと繰り返せる人と、繰り返せない人がいて

みなさん、「LIGHTHOUSE」という番組はご存知ですか?
Netflixで去年配信されたトーク番組ですね。


星野源&若林正恭 月に1度、2人だけのガチトーク番組

https://about.netflix.com/ja/news/lighthouse-gen-hoshino-and-audrey-wakabayashi

この番組のEp03「Christmasプレゼント」がとても良かった。
「オードリー若林がもう今の自分の仕事に飽きた」「星野源の原動力」という話題から、星野源の考え方が良いし共感するなぁ〜と思ったので、それをまとめてみようと思う。

Ep03 「Christmasプレゼント」


「同じことをずっと繰り返せる人と、繰り返せない人がいて」

若林「(2019年にオードリーが武道館ライブをして以来)今の若林が何をしたらいいのかわからなくて・・・
星野「僕がちょっと思ってること言ってもいいですか?なんとなく若林さん見てて・・・一言でいうと、飽きたんじゃないかな、って。
若林「星野さん・・・言いますねぇ」「俺飽きたっていう言葉を3年間誰にも言えなかった」
星野「責任もあって周りにいっぱい人もいて、自分がやってきたこと、今の幸せもわかってる、でもその中で飽きたって言えないですよね」「実は僕も今年ずっとそうだったんです。」

星野「僕、これまでも”小さく飽きて、違う所に行こう”を細かく繰り返してきた人生だったなと思って。」
「(常に)今まで行ったことがない場所へ行きたい」
「同じことをずっと繰り返せる人と、繰り返せない人がいて」
「で、僕はもう行ったことがない場所へ行かないと生きていけない」

「でもそのうち責任が出てくる、手放せない人たちが出てくる」
「新しい場所に行けない要素で固められていく。だから若林さん苦しいんだと思う。」

若林「相方の春日、そして盟友の山里亮太、あの二人が同じこと繰り返せる奴らなんですよ。でも二人とも超一流だと思ってる。」


星野源「喜劇」の歌詞について

「そもそも居場所がないっていう自分・・・誰かのファミリーに入ったり、誰かのコミュニティに入るってことができなかった。
プラス、何かをやると初めは新鮮でも安定する繰り返しになる、そうすると、そこにはもう居られないという感覚になる
「でもそのときに気づいたんですよね。繰り返せる人間とそうでない人間がいて、人間の種類が違う。自分の新しい踏みだし方をこの状況から作ればいいんだって、思えたんですよね。」


ドーパミンは「未来への期待物質」
セロトニンは「今の幸せの物質」

星野「最近読んだ本で知ったんですけど、今まではドーパミンが(単なる)興奮物質だと思ってたんだけど、セロトニンとの違いを理解したことで、バランスよく充実させていったほうがいいんじゃないかって」
今の幸せをもっと感じられるようになれば、未来の期待に依存しなくてすむなって気づいたんですよね」

(僕自身が)思うこと

僕は、自分の中のどこかに「変化しなきゃつまらない人生になるぞ」と僕に脅しをかけてくる何かを持っている。
職場でたまに「〇〇さん(僕)はいつも何かチャレンジしていてすごいですね」と言われることがあるんだけど、そのたび心の中では「成長意欲とかじゃなくて、そうじゃないと飽きちゃうからなんだよ・・・」と思っていた。
だって、想像してみて下さい。今年もまた去年と同じ一年を過ごすのかと思ったら、超絶退屈じゃないですか?それが仕事であっても自分は嫌です。

それでこの番組の二人の会話を見て、自分も「そっち側の人間」なんだと気づいた。それによってちゃんと「そっち側」っていう場所があることを知ったし、「このままでいいのか〜」と思えるようになった。

ちょうど今年の抱負にも「行った事がない所に行きたい」なんて事を掲げているので、そんな自分を後押ししてもらったようで、勝手に嬉しかった。


星野源を聴いてみようと思って

今まで全然触れてこなかったけど、これを機に聴いてみたいと思った。
番組のトークにも登場した2022年の「喜劇」、そしてこのLIGHTHOUSEでは毎回のトークで感じたことをもとに星野源が一曲ずつ作るという企画がなされていて。全6エピソードあるので、この番組をとおして6つの楽曲が制作されたみたいです。

その中で今回のエピソードで作られた「仲間はずれ」も載せておきます。

長く椅子に座れぬ 同じ場所じゃ壊れる
移ろう 人は置いていく 常識は老いていく

星野源「仲間はずれ」



思えばこの人も、こんなふうに歌ってたっけ。

もう陽が昇るね そろそろ行かなきゃ
いつまでも同じ所には いられない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?