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2022GW四国③

砥部町の夜はいつも寒い。
標高で言うなら500m程度だと思うが、標高や気温の数字以上に寒い気がする。
砥部に限らず、GWといえば街ではちらほら半袖の人も見かけるくらい昼間は夏のような気温になるが、夜の世界は完全に冬である。
砥部ではないが、過去のGWキャンプでは放射冷却でテントを凍らせて奥歯を鳴らして眠れぬ夜を過ごした事もある。
5月のキャンプであれば、昼間の気温に騙されず冬用のダウンシュラフを持ち歩く事を強く勧める。

四国霊場第45番札所 岩屋寺山門

翌朝、目を覚まして撤収を終えると、先ずは旅の安全を祈願すべく隣の久万高原町にある45番札所岩屋寺さんを目指す。
四国は言わずもがな、4県に跨り88箇所の霊場があり、それらを巡礼する事をお遍路と呼ぶ。
例に漏れず私も、このお遍路の途上の身でもあるが、そちらは別の記事に譲りたい。
そもそも今回の旅のテーマが、今までお遍路に傾倒し過ぎて寄れなかった場所をのんびり眺める旅と決めていたからだ。
では何故お遍路をせずとも岩屋寺さんに参るかと言えばこちらの御本尊は不動明王であり、酉年の私の守り本尊とされているからだ。

とはいえ私はそこまで神仏に熱心なタイプではないし、もちろん実家の宗派も違う。
四国をお遍路するうちに身に付けた、私なりの心の落ち着け方みたいな物である。

難しく考えず、推し、位に考えたら良いのかも。
私の推し仏の不動明王様。

四国のお寺は、平地にあって駐車場も真横にあってカジュアルにお参りできるタイプのお寺と、割とガチの修験道のようなトレッキング(山歩き)をしてようやく辿り着くタイプのお寺に分かれるが、ここ岩屋寺さんは残念ながら後者である。
某北海道ローカル局の番組で、例のすずむしさんが悟りを開いてたのも岩屋寺さん。

某北海道ローカルスター、スズムシさん。


ガードレールに見覚えがあり過ぎて初めて来た時は感動した。
(今回で私は2回目の参拝)


第45番岩屋寺本堂

お遍路はしないと決めておきながらも、ちゃっかり頭陀袋は持ってきており、きちんと納経納札して旅の安全をお祈りした後、2日目の旅がスタートした。

前回参拝した時に授かった岩屋寺さんの交通安全のお札。
反射イエローで結構強烈に反射する。

つづく

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