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2022GW四国①

2022年GWの旅の思い出話を。
まとまるのか分からないが備忘録も兼ねて書いてみる。

今年のゴールデンウィークは、4月30日まで仕事だったので、5月1日から5月5日までの5日間の連休の予定だ。
帰省などはせず、5日間走り倒そうと勝手に盛り上がっているおっさんである。
5月1日の夜中に立つつもりで、仕事から帰宅後に準備をして仮眠をとる。

行き先は四国。
四国は初めてではない。
2020年に初めて四国をバイクで旅して、以来心の根っこを鷲掴みにされている。
何故そこまで心の琴線に触れるのか。
それを探る旅でもある。


今回の旅の相棒は2020年に購入したHonda CT125ハンターカブである。
ちなみに2020年に四国を旅したバイクは違うバイクだった。
その時の経験を含めて、これしかない!と購入したのは四国から帰宅して一月と経っていない頃である。
このバイクについての思い入れや評価、そもそもの私のバイクに対するスタンスなども含め、改めて書くとして、先ずはこの125ccというバイクが一般的に何かと言うと、原動機付き自転車、要は原チャリにカテゴライズされる。(以下原チャリと呼ぶ)

排気量によって白、黄色、ピンクの3色に色分けされる原チャリではあるが、排気量はともかくとして原チャリに共通するルールとして、高速道路(高規格道路)を走ってはいけない。

そこで今回の目的地である四国だが、本州と四国を結ぶ三本の道路のうち、二つは完全に高速道路扱いの橋であり、原チャリが通っても良い道路はただ一つ、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「しまなみ海道」と呼ばれる本州四国間に浮かぶ島々を結ぶ橋に限られる。
この、本州-四国間の6つの島を結ぶ7つの橋から成るしまなみ海道だが、その橋々には車道とは別に歩行者専用道路が設けられており、徒歩や自転車でも島々への移動が可能な事が特徴と言え、全国的にも珍しい道路と言えるのではないだろうか。
故に週末ともなると多くのサイクリスト達が訪れ、途中の島にサイクリストの聖地と呼ばれる場所も存在する。
しかしそれらの歩道に於いて、歩行者、自転車、原チャリの三者のうち現在唯一通行料金を徴収される原チャリだが(自転車の無料は期間限定ではある)、立場は最も弱いと思う。
なぜなら事故でも起こせばこちらにしか非が無いのだから。
上下線で歩道が付いていればまだ良いが、多くの橋は一本の歩道を対面通行する。
そんなに道幅がある訳ではない。
まして天気予報の傘マークが全くない連休にだ。
早い話が混むのである。

今回の旅の写真ではないが、このような専用の道路が各橋に付属している。

ちなみに私は九州生まれの九州育ちだが、現在は仕事で2年程広島に住んでいる。
しまなみ海道起点の尾道市までは2時間程度で行ける距離だ。
そして、しまなみ海道も全長60km程なので、全ての橋を渡り今治市に入るまで2時間程度はかかる。
要は広島から四国入りまで約4時間、多くの人が動き出すであろう時間を8時と仮定して、家を午前4時に出発することにした。

初日の目的地は今治市ではなく、今治市の南西、松山市から更に南下した砥部町という所だ。
何故砥部を目指すかは後述するとして、予定通りにしまなみ海道を抜けて今治市に上陸、一旦は松山市を目指す。
今治市から松山市を目指すならば、海沿いを走る国道196号線か、山中を走る国道317号線かの2択になるのだが、私は専ら山派である。
バイクは曲がってなんぼ、道が曲がっていれば曲がっている程テンションが上がるタイプのバイク乗りだからだ。
ちなみに砥部町まで写真は無い。
まだ薄暗い時刻に家を出たのもあるが、今回の旅は自宅からではなく砥部町から始まると思っていたからだ。

つづく

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