結局、枝豆とトマトをやることになった
僕の家の庭には去年の夏、トマトを収穫して以来そのままに放置していた僕のプランターがある。茶色の少し横長のプランターだ。
一度、トマトを植えて収穫しその後何も植える気になれず放置していた。その放置されたプランターを見て急にまた何か植えたくなった。一人でやるのは少し寂しかったから娘を誘ってみた。
Youtubeを見ていた娘に「一緒に俺と何か植えてみない?」とチャラめに誘ってみたところ、すぐにOKが出た。誘いにすぐ乗ってきた娘に父親として少し心配もあるが、感謝である。
そうと決まれば早い。
早速、僕と娘はダイソーに走った。僕も娘もこういった時にはとにかく行動が早い。すぐにやりたい性格なのだ。すぐにやる、すぐに。
その上なんのこだわりももっていない。だから、僕達二人はダイソーに直行した。もしもこだわりのある父と娘ならもっと本格的なものが売っていそうな場所に走るだろう、ホームセンターとか。少なくともダイソーには走らない。
ダイソーに着いた僕と娘は早速、種のコーナーに向かった。
陳列されている種のパッケージを見ながら何を植えようかと迷った。娘も同じような表情で迷っていた。なぜ迷っているかというと、二人とも「植える」ということしか考えておらず、肝心の「何を植えるのか」ということをまったく考えていなかったのである。
しかし、迷っている場合ではない。すぐに、植えたいのだ。
二人で相談して”どうせ植えるなら食べられるものを”という思いで一致した。そして結局、枝豆とトマトをやることになった。
帰宅し、二人で種を蒔いた。
それから、僕と娘は雨の日以外には毎日一緒に水やりをしている。
ぐんぐんと枝豆が伸びてきているし、トマトは枝豆に比べると少し遅いけど伸びてきている。両方ともこのままどんどんと伸びていってほしいと思う。
枝豆もトマトもまだ実をつけるまでには成長していないが、もう既に結構楽しい。
早く食べたい。
結局、枝豆とトマトをやることになった おわり
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