「1122」最終巻を読んだ

毎巻ほんとうに楽しみにしていました。ロスになりそうです。

いちこの素直でぱきぱきしているところが好きです。こんなかわいらしい大人になりたい。

インナーいちこ、わたしにも出てきて欲しい。

いちことお母さんの不仲は、少し考えさせられるところがあります。

というのも、わたしも父とだいぶ前からそりが合わないので。今はまだ学生なので同じ家に住まわせてもらっていますが、近い将来わたしが家を出て、結婚して…なんてなったとして、わたしはわざわざ父に会いに来るのだろうか。来たとしてもまともに会話できるのか（そのレベルです）。心配です。

ラストですが、おとやんはやっぱりいい人なんですよね～。
いちこちゃん目線で終わってしまいましたが、個人的にはおとやん目線の描写も少し気になりました。

おとやんと美月さん、いちこちゃんとれいくんを見て思ったことは、不倫していたからって人間的に全てが欠落しているわけじゃないんだなーと。まあ当たり前っちゃ当たり前なんですが。

これは永遠の議題なんですが、不倫とか浮気って、本当に100ダメなことなんでしょうか。

以前、どこかのコラムで「男は愛情を分割できる」と読んだことがあります。本命は50％、セフレは30％、元カノは20％、といったふうに。そしてほんとうは誰が一番好きなのかというと、そのとき会っている人なのだそう。

これは男性に限った話ではないと思います。「旦那も不倫相手もちゃんと良いところがあってちゃんと愛しているのに、どちらかしか選べないって難しい～」なんて思っている女性は世の中に沢山いるんだろうな～とか考えたり。

話が少し逸れますが、わたしは映画「タイタニック」が好きです。どこが好きかと言うと、ローズはレオさまとのひとときを、船の研究チームに召集されるまで誰にも明かしてこなかったというところです。この場合は浮気とも不倫とも呼びませんが、旦那さんにも話してこなかったってことは、思い出としてすごく大事にしていると思うのです。

自分の心のなかだけで愛しているのは、誰にも知られていないからOK。
では、ふたりだけしか知らない密会は？

（1122ではみんなバレ合ってしまっていますが、）現実で "絶対にばれていない浮気" は、相手が怒って別れを切り出してくるなんてことはありません。知らないから怒りようがない。むしろ悲しませないために隠すのは義務だと思います。

秘密がある女性ってとても魅力的に見えます。まあアホみたいな流れでバレると台無しなんですけどね。みんな、浮気するなら賢く。わたしはされるのが嫌なのでしません。

さいごに

余計なことは表に出さず、自分の魅力に変換できる素敵な女性になりたいと思いました。わたしはちょっとした出来事も自分のなかだけに留めておくことができないので、訓練していきたいと思います。

それと結婚相手について。これはまだ年齢的にも時間に余裕がありますが、35歳・結婚7年目で不倫されたとか、別れる別れないとか、そんなとんでもない心労は絶対に回避したい。歳を重ねるにつれ疲労も大きくなりやすくなると思うので、自分のためにもなるべく平和を優先したいと思いました。とにかく人を見る目を磨きたい。ここは絶対に譲れない！っていうポイントも見つけていきたいです。何かあってもややこしくならないように。今の恋人はまっすぐで嘘を吐かないので、今のところ良い人を選べていると思います。

とにかく学ぶことが多くて、真面目に考えさせられた作品でした。大好きです。