高機能素材Weekに潜入!
こんにちは。ナガセケムテックスです。
10月4日~6日に、幕張メッセで「高機能素材Week」が開催されました。
ナガセケムテックスは、「サステナブル マテリアル展」と「接着・接合EXPO」に出展。工夫を凝らした各ブースの様子をお伝えいたします!
高機能素材Weekは材料・加工機械の総合展
そもそも、「高機能素材Week」はどんな展示会なんでしょうか?
期間中、「フィルムテック ジャパン」、「プラスチック ジャパン」、「メタル ジャパン」、「セラミックス ジャパン」、「接着・接合EXPO」、「塗料・塗装設備展―コーティング ジャパン―」、「サステナブル マテリアル展」、「Photonix 光・レーザー技術展」、「ファインテック ジャパン 電子ディスプレイ産業展」の計9つの展示会が開催されます。
10月4日から6日までの3日間の来場者数はなんと43,663人だったそう。
サステナブル マテリアル展
サステナブル マテリアル展は、生分解樹脂やセルロースなどの環境配慮型材料をはじめ、軽量化・長寿命化材料、リサイクル機器・技術など、サステナブルマテリアルに関する様々な技術が出展する総合展。
通称は「SUSMA(サスマ)」と言われるようです。
ナガセケムテックスからは、機能化学品事業部が出展しました。
展示① 植物由来原料を使用した「グリーンデナコール」
グリーンデナコールは、石油由来の炭素の代わりに、植物由来の炭素から作られたエポキシ化合物で、USDA Biopreferred認証と、バイオマスマークを取得しています。
参考:
展示② 水系導電性コーティング剤「デナトロン」
ブースでは、環境にやさしい水系導電性コーティング剤「デナトロン」も展示されていました。
デナトロンは、ポリチオフェン系導電性ポリマー「PEDOT:PSS」をベースに開発したType-Pと、カーボンナノチューブ(CNT)をベースに開発したType-Cからなる導電塗料です。
透明導電ペースト 【デナトロンSP-801】
導電繊維 【デナトロンTX-401】
参考:
ブース説明員の声
ブースで来訪者の対応をしていた社員に、展示会のリアルな感想などを聞いてみました。
Q:展示会に参加してみてどうでしたか?
Q:展示会中の息抜きは?
Q:展示会で楽しみにしていることは?
接着・接合EXPO
続いて、接着・接合EXPOの様子をご紹介したいと思います。
接着・接合EXPOは、接着・粘着剤や溶接・摩擦かくはん、超音波・拡散などの接合装置・技術、表面処理技術などが一同に出展する展示会です。
ナガセケムテックスからは、機能樹脂事業部が出展しました。
展示① 易解体性接着剤
特殊な分解液に浸けることで、被着体から接着層がきれいに剥離する、「剝がしたいときに剥がせる」接着剤。車載部品や電子部品等の用途が想定されます。
展示② バイオベース接着剤・マトリクス樹脂
前述したグリーンデナコールを使用した高バイオ率と高機能性をあわせもったエポキシ接着剤。
参考:
展示③ UV遅延硬化テープ
優れた接着強度のほか、紫外線照射後にすぐ固まらないという遅延性能をもつUV硬化テープ。
展示④ 発泡接着剤
発泡度合いをコントロールすることができ、被着体の凹凸にも追従するため、隙間なく固定することが可能です。
展示⑤ 加硫後ゴム用フィルム接着剤
これまで困難だった加硫したゴムと金属の強力な接着が可能としました。
また、工程短縮にも貢献し、さらにフィルムにすることで取り扱いやすさも向上しました。
参考:
ブース説明員の声
こちらのブースでも、展示会の感想などを聞いてみました。
Q.展示会の手ごたえは?
Q.展示会の楽しみは?
おまけ
会場周辺にはキッチンカーが出展していたり、フードコートがあったりと、食べるものには困らなさそうでした。
今回は高機能素材Weekの様子をご紹介しました。
もともとは、ナガセケムテックス社内報の取材で展示会にお邪魔したのですが、とても社内報の1ページには収まりきらないので、noteでも取り上げることに。
展示会を取材して、多くの企業がサステナビリティや環境に配慮した製品に興味・関心を持っているんだなと再認識しました。
ナガセケムテックスも、「私たちは豊かな未来のために化学する」のスローガンのもと、環境・社会に貢献してまいります。
ナガセケムテックスの今後にご注目ください!