#012 2019.2.21 夜の日常＠札幌

どうも。NCTRNです。
今回は……まぁ、いろいろ書きたいことはあるのですが……
「昨日の地震、なまら怖かった！」
…って事で、昨日の基本的には何気ない日常をハードボイルド小説っぽく書いていきたいと思います。
(※基本、事実に基づいたものですが、一部どうでもいいフェイクもあります。そんな訳で、今回はエッセイ的な短編小説って感じでしょうか？)

混雑した地下鉄

夕方６時過ぎ。
一日の仕事が終わり、自分はひどく疲れていた。
疲れで頭が回らなくても、足が自然と地下鉄の駅に向き、帰路に就くのは勤め人の性とでも言うのだろうか。
地下鉄の中では…部活帰りなのだろうか？制服姿の女子高生二人が重そうなリュックを背負って何やら話しをしていた。
今日はこの時期にしては幾分暖かかったせいか、女子高生達は生脚で白い肌を露わにしている。
いやっ、そんな事はどうでもよく……彼女達が背負っている大きなリュック。あれはどうにか出来ないのだろうか？
「毎日あれだけ重い荷物を背負っていたら、将来腰を悪くするぞ…」
これだけ機器の技術が発達した現在。教科書のペーパーレス化なんて事は出来ないのだろうか？
…まぁ、そこは様々な柵があるのだろう。世間や社会とは得てしてそういうものだ。
そんな事を考えながら、自分が降りるべき駅に着く。
地下鉄を降りる自分の足がやや重たげなのは単なる疲れのせいだろう。

コンビニエンスストアと雑な食事

気力がある時は晩飯を作ったりもするが、今日はそんな気には到底なれず、駅前のセイコーマートでとりあえずの食事…というよりも酒の肴を買う。
こういう時はセイコーマートの惣菜が心強い。
今日のラインネップは「塩サバ焼き」と「メンマと蒸し鶏の中華風サラダ」だ。
１００円ちょいのパック惣菜……これが独り身の酒の肴としては量も値段もちょうどいい。
それと飲んだ〆のために、カップの味噌ラーメンも外せない。
セイコーマートのカップ麺…これがなかなか侮れない。
最近は、「焦がし醤油ラーメン」や「ラー油そば」なんていう流行を押さえたモノもあるから…やるじゃないか、セイコーマート。さすがは北海道が誇る地元密着型コンビニだ。
明日は金曜日………なのだが、幸いにも仕事は休みだ。
お気に入りの酒、鍛高譚のソーダ割りを飲みながら少しだけ遅くまで起きているのも一興だろう。
そうは思っていても、すぐに眠気に襲われて床についてしまうのだろうが…。

YouTubeとけたたましい音

予てから気になっていた、藤村氏と嬉野氏のYouTubeを見ながら琉球ガラスのグラスで一杯嗜む。

疲れた身体にオヤジ２人の下らない話が心地よい。
と言うか、この２人が話していれば「水曜どうでしょう」そのものだ。

「あぁ。なんだか少し眠たくなってきたな。」

瞼が若干重たくなってきたが、悲しいかな休みの前の日というのは遅くまで起きていたいという俗な欲が出てしまう。
そんな感じでぼんやりとテレビを眺めながら、「書き溜めた日々のあれこれ」をnoteに投稿する。
まぁ、反応があろうが無かろうが…最近は日課となっていて書かないとなんだか居心地が悪い。
そうして幾分も経たない夜９時過ぎ。
突如、近くにあったスマートフォンが突如けたたましい音を上げた。

「緊急地震速報」

身構えるが、家でゴロンとしている自分には様子を眺める以外何もしようがない。

「ブラックアウト」

約半年前の辛い記憶がよみがえる。

「そう言えば、持ち合わせがあまり無かったな…。」

あの時…「お金は次の日下ろそうか」なんて思い、持ち合わせがほとんど無くてかなり困ったのを思い出す。
キャッシュレス化の弊害だろうか……ブラックアウトとなると、現金が無ければ何も調達が出来ない。
防災という事を考えても、財布には幾らかの現金を入れておくべきだろう。

一瞬の大きい横揺れの後、小刻みな縦揺れが続く。
半年前の地震もそうだったが、我が家はモノ一つ倒れない。
ただ、決して小さくはない規模の地震…YouTubeを流していたテレビを地上波に変え、スマートフォンでTwitterアプリを立ち上げる。

「厚真町で震度６弱」

それを知った途端、自分の中に緊張感が走る。
Twitterでは「北海道のみなさん、大丈夫ですか？」という言葉が相次いで流れる。

「大丈夫なのだが…北海道と言っても範囲が広すぎるよな…。」

そんな事を思いつつ、北乃カムイがリツイートする地震に関する情報を眺める。
彼女は中々優秀な女性だ。私が仮に企業の社長であるなら、是非とも秘書に迎え入れたい。
ただ、彼女は残念ながら実際には存在しない…いわゆる、2.5次元の存在だ。
中の人の存在を探るのは野暮な行為だろうが…まぁ、かなりのやり手なのは間違いない。
こういう時、彼女の仕事っぷりはとても役に立つ。

「札幌市営地下鉄全面終日運休」

時間も時間だ。街中は帰宅困難者で溢れているのだろう。
まぁ、タクシードライバーにとっては書き入れ時だろう。
ただ、家でゴロンとしている自分には正直他人事である。

「みんな大変なんだろうな。」

そんな事を思いながら、鍛高譚のソーダ割りを口に運ぶ。

「明日には何事もなかったように、普通の日常が待ってるのだろう。」

そんな事を微かな揺れを感じながら思う。
ただ、その揺れは余震や酒の酔いのせいではなく、「地震酔い」というヤツなのだろうか…。

「こんな時…自分にとって大事な人がそばにいたのなら、自分は守ってあげられるのだろうか？」

そんな事を思いながら、また酒を口に運ぶのだった。

TM NETWORK 「Get Wild（TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-）」

こんな感じですが……自分は何を言ってるんでしょうか？(笑)
こういうのでもハードボイルドぶって最後に「Get Wild」流しておけばそれなりに様になるとでも思ってるのだろうか？(笑)
まぁ、とにかく今は「劇場版CITY HUNTER」を見たい気がしないでもないけれど…とりあえず、huluで懐かしみがてらＴＶ版でも見ようかね。。。

P.S. ちなみに、地下鉄の中の女子高生が生脚だったかどうかは定かではないですし(多分、生脚ではない)、自分が飲んでいたのは鍛高譚ではなく黒霧島でした。
まぁ、それくらいのフェイクはご愛嬌って事で。