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UK Student Visaの申請とトラブル①

※この記事は2020年12月-2021年7月現在のものです。以降変更点がある可能性もあるのでお気をつけください。最新情報は公式Student visa - GOV.UK (www.gov.uk)をチェックしてみてください。

2021年9月入学でイギリスの大学院に進学しました。その際に申請した学生ビザ(Student Visa/旧General Student Teir4)のアレコレと、まさかのトラブルについて時系列に沿って書いていこうと思います。

申請の流れ

オンラインでの申請準備
1. 必要書類をそろえる
2. GOV.UKでオンライン申請表の作成
3. ビザ申請センターの予約
4. 必要書類のオンライン提出

ビザ申請センター(VAC)
1. 入室
2. 必要書類の提出
3. 書類の確認
4. 指紋登録と写真撮影

以上が大まかな流れです。このページではオンラインでの申請準備について詳しく書いていきます。(2はこちら)


1. 必要書類をそろえる

進学先(語学学校、パスウェイ、学部、院)によっても準備物は異なるとは思いますが、院留学にあたり私が準備した書類リストです。

  • 現在のパスポート

  • 過去のパスポートのコピー

  • CAS通知pdf

  • IELTSスコア表

  • Offer Letter

  • 通帳のコピー

  • 通帳-英訳版

  • 戸籍謄本

  • 戸籍謄本-英訳版

  • 英文資金サポートレター

  • オンラインで作成した申請書 - 詳細は2で

  • オンラインで申請書を作成し際に発行されたDocument CHecklistのコピー

通帳のコピー
ご自身、または親の名義人のページと残高詳細のページ。留学をするにあたり十分な貯えがあることを示す資金照明用です。残高詳細は申請時からさかのぼって過去28日分の取引が分かるものを。28日間というのは、おそらく進学先によっても異なると思いますが、その期間中最低限この金額は入っていなきゃダメですよ~というラインがあるはずなのでそれを証明するためです。

通帳-英訳版
コピーと同じく名義人のページと残高詳細過去28日分。
⚠自分で英訳したものは正式書類として認められません。私はGOV.UKで推奨されていた日本の英翻訳会社の一つ、翻訳センターさんにお願いしました。(これ以降も英翻訳書類が必要な時がありましたがいつも迅速でスムーズに対応してくださり助かっています。他を知りませんがオススメです。)

戸籍謄本
資金照明で提出した通帳がご自身名義でない場合、通帳の名義人との関係性をしめすため提出しました。

戸籍謄本-英訳版
こちらも通帳と一緒に翻訳センターさんにお願いしました。

英文資金サポートレター
提出する通帳がご自身名義のものでない場合、通帳名義人から承諾を得ていることをしめすため。ネットで「サポートレター」や「スポンサーレター」と検索すると例が沢山見つかるので、文面に悩んだ際はそちらを参考にされるとよいと思います。ちなみに私はこちらのブログで紹介されているサンプルで提出しました。

準備物だけでもなかなか根気がいりますよね。ちなみにリストには載せませんでしたが顔写真も用意しました。ただ、ビザ申請センターで撮るので結局必要ありませんでした。

ちなみに書類によってはオンラインで申請書類を作成後でも揃えられると思います。時期やご自身の準備過程で前後しても大丈夫だと思います。ただもちろんビザセンターに行く日までは全て揃えてね!


2. GOV.UKでオンライン申請表の作成

申請表作成といっても次々現れる質問を埋めていく感じでした。結構長いんですが埋めたところまででセーブしてまた後日続きを埋めることもできるので余裕をもって正確に作成していきましょう。
申請表のスクショと共に解説できればよかったのですが個人情報てんこ盛りなので概要のみ。以下のような質問がありました。

基本的な個人情報
氏名、パスポート番号、連絡先、日本の住所、両親についてなど

進学先情報
大学名、コース名、それまでに支払った学費の有無、イギリスでの住所など

過去10年の海外渡航履歴(年月日付けとその理由)

過去にテロや犯罪行為にかかわったことがあるかないか

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進学先のライセンス番号、学校の住所、CAS、資金照明
(CAS番号は事前に進学先からOffer Letterを受け取った後に通知されているかと思います。これがないとビザ申請を完了できないので渡英1か月ほど前になっても知らされていない場合は大学に連絡を取りましょう。また、ライセンス番号、住所もCASが載っているpdfまたはOffer Letterに記載されていると思います。)

英語力証明(IELTSのスコア持ってるよね?って質問)

奨学金、学生ローンの有無

Immigration Health Surcharge (以下IHS)の支払い
いわゆる在留者用国民保険のようなものです。この保険料を支払っておくとイギリスでの医療をNHS範囲内であれば無料で受けられます。無料で受けられるサポートはGP(かかりつけ医)などのPublicのものです。特別、日本語での医者にかかりたい場合はラッキーなことにGPに日本語話者がいない場合Privateになるので保険対象外。)
申請の流れに沿って進めていくと一度IHSのサイトに飛ばされて登録&支払いがあります。ちなみにこれを済まさないと次に進めないので「私は日本で保険をかけていくからこんなのいらん!」という人でも登録必須です。

最後の支払い
この支払いが本命ビザ代です。ひとつ前に登録したIHS番号の記入、BRPカード(イギリス在留許可カード)の受け取り場所指定など。通常であれば大学内で受け取れるはずです。受け取り場所の住所などもCAS通知書類などに事前に明記されているはずですのでご確認ください。もし明記されていない場合は大学に聞いてみるか、郵便局でも受け取れるので近くの郵便局宛にしてもよいと思います。
※イギリス在留が6か月以下の方はBRPカードの発行はありません。


3. ビザ申請センターの予約

UK長期滞在のビザはオンラインだけの申請では下りません。日本国内だと東京、または大阪にあるUKVI公式のUK Visa Application Centre(以下VAC)に直接自分が出向かなければなりません。例えあなたが北海道、沖縄に住んでいようともです。今回私は東京 新橋にあるビザセンターの予約を取りました。

ビザ申請後に送られてくるメールにもURLが添付されてると思いますがVFS Globalというサイトで国、場所、日時を指定し予約します。これで予約は完了です。

ちなみに予約の際にオプションも色々選べるようになっていました。例えば、ビザ優先発行ルート(+30,000円程)や、必要書類のスキャン代(2,070円)、遠方に住んでいる人向けのパスポート返却(返却のみ)を郵送で対応してくれるサービス(2,000円程)などなど。(ちなみにオプションは予約日当日でも現金支払いで対応もしてくれました)


4. 必要書類のオンライン提出

申請センターに出向いた際に紙での提出も可能ですが必要書類を全て紙に印刷するのも面倒なのでPC内にpdf, jpegなどで既にデータがあるものは事前にオンラインで提出してしまうのが楽だと思います。CAS、Offer Letter、パスポート、英訳の資金照明など。


以上がオンラインでの申請準備の大まかな流れでした。私も申請するときは既にイギリスに旅立っている皆さんのブログや大手エージェントのコラムを参考にしながら進めていきましたが、やはりBrexitやコロナの影響で様々なことが徐々に変わっているようでなかなかスムーズにはいきませんでした(もしかしたらシンプルに要領が悪いだけかもってのは置いといて)。実際このブログの記事もすでに過去のものになっているかもしれません。申請の際は進学先とUKVIの指示が一番正しいので参考程度に参照いただくのがよいかと思います。ただ私に答えられるものでしたらお答えしますので遠慮なくどうぞ:) また、古い情報、間違った情報にお気付きの方がいらっしゃいましたら優しく教えていただけると嬉しいです。

次のページではビザ申請センター(VAC)での流れと注意点について書いていきます。 


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