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    北大言語学サークル Huling の構成員による記事の一覧

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アイヌ語輪読会レポ #8

こんにちは、北大言語学サークルのちょぬです。 こちらの記事は第8回アイヌ語輪読会の学習レポートです。 今回は、第22課「名詞化辞と形式名詞」、第23課「時間表現(1)―時間副詞と過去、完了の助動詞」、第24課「時間表現(2)―意志、未来、推量の表現」の内容を扱いました。 学習内容第22課「名詞化辞と形式名詞」 名詞化辞と形式名詞は、共に前の内容を従属節化する機能を持っています。例えば、名詞化辞 ruwe を用いて次のような文が作れます。 poronno cise an

    • アイヌ語輪読会レポ #1

      こんにちは、北大言語学サークル所属のちょぬです。 サークルの活動としてアイヌ語の勉強会を行っています。本記事では、学習のまとめを兼ねて勉強会のレポを書き残しておきます。 底本について勉強会の底本には 佐藤知己(2008)『アイヌ語文法の基礎』.大学書林 を使用しています。アイヌ語文法を網羅的に解説した本はあまり多くありません。 アイヌ語の「教科書」と言える文献は他にもあるにはありますが、最も詳しいのはこの本だと考えて課題本を選定しました。 学習レポ底本の内容を要約してここ

      • 北大の二外ドイツ語

        難易度:★☆☆ おすすめ度:★★★ 文字、語彙、文法など多くの要素が英語によく似ており、とっつきやすい言語だと思います。比較的好成績を取りやすいという長所があり、移行点や分属点を気にされる方にはおすすめです。一方で、個人的には英語に近すぎると感じてしまうこともあります。未知の言語に触れて価値観の相対化を図るという意味では、中国語やロシア語の方に軍配が上がるでしょうか。 また、ドイツ語は哲学を学ぶ上で非常に重要です。初年次に配布される資料では、哲学を専攻するにあたってドイツ

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