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介護日記2#89レビー小体型認知症のんびり食事介助

今回も母はほぼ完食した。

しかし、時間がかかった。

何も問題が起きなければ10分も有れば食べてしまえる量なのだけれど。

まず食べ始める迄に10分
食べ始めて2口目で目が閉じてしまった。

車椅子を動かす。
家の中を1周、2周、3周、4周。すると目が開いてまわりをキョロキョロし始めたので5周目で動くのを止めて、テーブルへ。

今度は最後まで食べれるかなと期待をしたのだが、またもや4口で目が閉じてしまった。

ちょっと私も断念し、ブレイク。
5分ほど家事をして再度声かけをしたが目は開かない。

再び車椅子を動かす。
家の中を1周、2周。
あっ目が開いた!
今度は大丈夫かも。
そう思いながらテーブルへ。

1口パクリ
しかし今度は飲み込めない。
ゴクッと飲み込もうとするのだけれど、喉の奥に入っていかず口の中に含んだままの状態がしばらく続いてしまっている。

目はちゃんと開いているのに。

難しそうなので

もう止めて
ごちそうさまにしようか?
まだ食べる?
と聞いてみた。

すると母は
まだ食べる?と聞いた時にコクンと頷いたのだった。

まだ、食べたいんだ
ゆっくりでいいからね
食べようね

食べれるようになるまで待つことにした。
母は15分程口の中の食べ物と格闘してしただろうか。

ゴクッと飲み込めた。
2口目、3口目順調に進む。
あともう少しというところで再び目が閉じてしまった。

車椅子を動かす。
家の中を1周、2周。
目が開いたのでまたテーブルへ。

1口パクリ。ゴクッ。
また目が閉じたが口がア〜ンと開いたのでデザートの果物(甘夏とりんごとバナナのミックスジュース)を少しだけ。
ゴクッ。

パクリ。
ゴクッ。

間におかずやおかゆやお茶を挟みながらデザートを。

そしてようやくほぼ全てを完食。
長かった。 

のんびり食介は約1時間かかってしまった。
本人が食べると意思表示してくれたので私も頑張った。

本来ならば食事時間は30分程度で切り上げたほうが良いのかもしれないが、今回こんな状況でした。

口の中に溜め込んで飲み込みが悪い状態はこれまでにも時々ありましたが、今回の様に飲み込もうとしているのに飲み込めない状態が長い時間続くのは初めてでした。

少しずつ出来ない事が増えていくのは、しかたないです。

少しでも食べる事が、長く継続出来るといいなと思った1日でした。

良かったり、悪かったり。
成るようになる。
深く考えない。

今日が素敵な1日となりますように。読んで下さってありがとうございます。
(桜)

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