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【刻】スキップとローファーと時刻表/時刻表は読み物だからな(60)

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この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2023年6月18日配信の書き起こしです。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ

読書と編集の千葉直樹です。

このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書き、そろばんを中心に様々な話をしています。

今回のタイトルは、

【刻】スキップとローファーと時刻表/時刻表は読み物だからな(60)

時刻表を読んでいくシリーズです。

仕事中の雑談

日曜日は時刻表を読んで話しています。

先週、職場の若いスタッフと仕事の合間に雑談をしていて、スキップとローファーが評判いいですよと教えてもらいました。

仕事中の雑談はあまり良くないと思う人も多いかもしれませんが、休憩時間に改まって雑談をするというのはちょっと重たいような気がするんですよ。

仕事の合間に長くても2、3分の話をする程度だとあまり気兼ねがないですよね。

僕は50代も後半ですから、それじゃなくても身構えてしまうところでしょ?

だから、短い時間で話せる話題を持っておくようにしているんです。

教えてくれたのは、新卒の本当に若いスタッフです。

「最近、テレビじゃなくてYouTubeとかNetflixばっかり見てるんだけどさ、YouTubeでよく見るものってある?」

っていうところから入って、人気のVTuberを教えてもらったり、話題になっているアニメや漫画の話をしたりするようになりました。

今なら推しの子の周りの話は割と会話が盛り上がって楽しいですよね。

そんな話の中で、スキップとローファーを教えてもらったというわけです。

帰宅して早速見始めたら、そのままハマって10話まで一気に見てしまいました。

能登の時刻表

実は僕、40年前にコミケに行ったことがあるんです。

周りにアニメオタクがたくさんいた影響ですね。

そんなわけで、今でもいろんな作品を見るのが大好きなんです。

スキップとローファーの主人公であるみつみの出身地は、能登半島の先の方にある「いかじま」ということになっています。

あの辺りの地理をある程度知っている人なら「蛸島」って思うでしょう?

高島までは能登線という鉄道がありました。

遠い昔ですが、もうすぐ分割民営化という時期に、親戚を訪ねて能登線の途中の宇出津まで行ったことがあってほんの少しだけ身近な感じがします。

本棚の復刻版時刻表の1988年3月号を開いてみると、まさに民営化で第3セクターののと鉄道に切り替わるところです。

蛸島を出発する列車は、午前に3本、午後は2駅先の珠洲まで行くのが3本、その後は夕方から夜に3本の計9本です。

それ以前の時刻表を見ても1日6本か7本。

1925年復刻版時刻表の能登鉄道も1日6往復で、ローカル線は一貫してこんな感じなのですね。

時間の流れの違い

スキップとローファーでは、主人公がそういう田舎から東京に進学します。

そして、スマートに見せていながら時間に追われているストイックな高嶺先輩は、同じようにストイックなみつみの少しだけのんびりした時間感覚に癒されちゃったりするんですよね。

「何時の汽車に乗る」みたいな感覚は、今でも田舎の方では普通です。

バスも1時間に一本あったら結構便利で、朝昼晩みたいに呼ばれるケースも結構あります。

昔の時刻表を見ると所要時間がかかっていたので、それでも精一杯走っていたのだなあと思ったりするんですが、スピードアップしたからといって便数が増えるかというと、案外そうでもないんだなとも思います。

そんな意味でやっぱり東京は特別な場所だし、そういう地方と東京のギャップを背景とした物語が今でも結構受けるんだなぁ、なんてしみじみ考えたわけですね。

アニメ版のスキップとローファーを今更見始めたけれど、なんともうすぐ終わってしまうそうです。

ぜひぜひ第2シーズンを作ってほしいです。

まだ見ていないという方はNetflixやAmazonプライムビデオで見られますのでぜひ見て応援してくださいね。

今回はスキップとローファーと時刻表という話をしました。

今日はここまで。

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今後配信の中で参考にしていきたいと思います。

おわりに

読書と編集では IT を特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。

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今日もワクワクする日でありますように。

千葉直樹でした。

ではまた。

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