【談】好きなものを好きと言う/その着せ替え人形は恋をする
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この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2023年10月24日配信の書き起こしです。
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にゃおのリテラシーを考えるラジオ
読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書きそろばんを中心に様々な話をしています。
今回のタイトルは 、
【談】好きなものを好きと言う/その着せ替え人形は恋をする
というものです。
ひな人形の話
火曜日はアニメの話しています。
全然季節の違う話になりますが、僕は自分のひな人形を持っています。
手のひらに乗る小さなものですが、とても気に入っていて雛祭りの時期にはちゃんと出して飾り、3月3日を過ぎると片付けます。
このひな人形を買ったのは35年ほど前、まだ独身の頃でした。
デパートにひな人形が並ぶ頃には割とよく見に行きました。
三越の催事場でこのひな人形を見つけて、小一時間悩んで買うことにしました。
高価なものではないのですが、若い男がひな人形を買うというのはどうなんだろう?という気持ちがあって、踏み切るのに勇気が必要だったのです。
ひな人形の前で一時間も悩むという時点で、そんな悩みはどうでも良いことだったのではないかと後で思ったものですが^^;
今でもひな人形を見るのは大好きで、わざわざ見に行くということはなくなりましたがたまたま通りかかったときには一つ一つじっくり見てしまいます。
人形は顔が命なんていいますよね。
もちろんそれはその通りなんだけど、髪の毛の一筋一筋とか衣装の模様や丁寧に折り重ねられた様子を見るのはとても楽しいです。
「綺麗だなぁ」と思いながらじっくり見てしまうのです^^
その着せ替え人形は恋をする
今日紹介するアニメは、ひな人形のかしら師を目指す男子高校生が、コスプレが大好きな女子高生と出会ってコスプレ衣装を作ってほしいと頼まれて、
人形を作る技術を使って素敵な衣装を作って着せてしまうという話です。
もちろん恋愛要素ありありで、それだけじゃなくて、この作品を見るときには自分の部屋でこっそり見たくなるような描写もあったりするのですが、出てくるキャラクターはみんな好きなことにストイックなところがとても良いのです。
男の子が、女性が身に着けるものに興味を持っても別にいいと思うのですが、そういうことをいかがわしいと思う人は男女問わずいるもので、若い頃の僕が自分のためにひな人形を買うことにちょっとしたためらいを持ったのもそういう背景があってのことでした。
現代はずいぶんそういうことに寛容になって、良い時代になったと思うけれど、男女の境界を超えるにはそれなりの覚悟みたいなものが必要で、
そのプロトコルみたいなものはまだまだ確立されていないような気がします。
リスペクトと一種の礼儀みたいなものは絶対必要で、この作品はそういうデリケートなところを恋愛あるあるで上手に表現しているのかもしれないと感じるのです。
自分が好きなものをちゃんと好きと言い、他の人が好きなものをちゃんと大事にすることができる人になりたいなぁと思います。
この作品、アニメは今のところ第1シーズンの12エピソードだけ公開されているのですが、僕は1週間のうちに3周もしてしまいました^^;
恋愛要素も含めてとても好きな作品なのです。
まだ放映は未定ですが、第2シーズンの制作も決まっているようで、公開を楽しみにしています。
でも、それまでにさらに3周くらいはしてしまいそうだな。
今回は、好きなものを好きという/その着せ替え人形は恋をする という話をしました。
今日はここまで。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。
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