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舞台 #かげきしょうじょ!! 感想 キミの夢は始まったばかりだ! #舞台かげき

ごきげんよう!舞台かげきしょうじょ!!、
現地と配信にて、観劇しました!

ざっくり経緯

私は5日間8公演のうち、2日目の木曜日1公演、最終日の昼夜2公演の計3公演と、初日全景と土曜スイッチング配信を通しで購入。5公演を鑑賞。

平日木曜日に有給休暇を取得してまで茨城から観劇に向かったのは、この作品に私を連れてきてくれた、山田彩子役の佐々木李子さんのアフタートーク回に参加するため。

私が21年にアニメかげきしょうじょ!!に出会って、佐々木李子さんと山田彩子の姿に涙したブログがこれ

※Twitter埋込みが尽くエラー表示されてしまうのですが、リンクは生きているので、袋とじみたいな感覚で楽しんでもらえると幸いです……🙇‍♂️🙇‍♀️🙇‍♂️

かげきしょうじょ!!に出会ったのも佐々木李子さんのキャスティングきっかけで、原作もアニメ五幕もほんと好きでブログにも興すくらいで。
まさか舞台にも抜擢されるなんて、夢が叶ったよう。

彩子に出会って、佐々木李子さんと2人を重ねて、惹かれて、気づけばいまりこち推しで、こうして舞台に足を運べて、ほんとに嬉しい。
二幕の「My sunset」、これを観に来てたんですけど、演出もキャストみんなの凄さも期待以上で、嬉しくて、ほんとに素敵な舞台でした。

原作マンガ・アニメを下敷きに、舞台に興した演出、再構成、等身大で普遍的な、生きて、そこにいるキャラクターと、キャストが全力で発揮する舞台上での説得力。

爽やかなOP、キラキラした青春、それぞれ抱える過去と悩み、それらを乗り越えていくエネルギー、そして宝塚のチカラの一端を感じる荘厳なED……全てが尊かった。

何にだってなれる。心強く、爽やかに背中を押してくれる。泣けてくる。さらさの目がきらきらに輝く。
込み上げた。めちゃめちゃ勇気貰えた。

彩子もりこちも、周りの方の縁にほんとに恵まれていて。
それってきっと彩子りこち自身が頑張っている姿を見て、何かチカラになれないかなって思わせるようなオーラだったり、裏表がなくて真っ直ぐで純粋なところが同じなのかなって。

「きっと誰かがみてくれている」
ほんとうにそう思う。

いっぱい愛されて、幸せになってほしい。

主な概要

主に舞台観劇中に気づいた、これはすごい!って思ったこと、特に、原作漫画・アニメと舞台での演出の違いで気づいた点、アニメではほとんど意識しなかった、劇伴の使われどころなどに注目してみた。
舞台を観劇した人には、「わかる〜!」
配信のみの人には、「そうだったんだ!」
と思って欲しい。

原作既読・舞台未観の方にはぜひ配信を見て欲しいし、原作も知らずこのブログにたどり着いた人(役者や舞台観劇オタクさんかな?)は、ぜひ原作漫画やアニメ、舞台、音楽に触れて欲しい。
もしできれば、どのような経緯から辿り着いて読んだかの感想がもらえるとありがたい。泣いて喜ぶ。

未見の方にも読みやすいようにポイントを抑えてまとめればよかったものを、気づいた点をほぼ全部書き留めてしまったため、かなり冗長になってしまった、とほほ。

アツい布教というよりかは、未来の自分が布教する時に詳細を伝えるための補完記録として残しておくものになる。申し訳ない!!!
いやまじめっちゃ細かいごめん!


舞台感想

冒頭:合格発表

合格発表前、さらさと愛の邂逅。花吹雪が素敵だった。
劇伴はアニメと同じく「桜の下の邂逅」
主要キャストがアンサンブルの人と混ざって陰口ガヤで登場。劇伴は「奈良田 愛」。
手で顔を隠すことで、「今話してるのは匿名のモブですよ」ってあえてアナログ作業で示してるのが舞台ならではでよかった。

りこちの「結局コネ入学ぅ〜?」あざとよかった。
(稽古中、キモオタさんが代役で演じた稽古動画を観て、どんどんキモオタさんの濃い芝居に寄っていったらしい)

最初はダイジェストのような、セリフのない演出。
ここで安藤先生と奈良田先生が劇場S席サイドの舞台に登場、今回の舞台、演者がメイン舞台上の演者を遠巻きに観る形の演出が多く、劇場手前のS席は首が忙しかった。しかもセリフがない間もマイクに乗らない声でずっとひそひそ喋ってて、劇場の上左右に振られたとしても配信で拾えない演者のアドリブを拾えるという神席だった。すごい。

思い思いの合格発表。併せてキャラ紹介。
合格発表のミュージカルの劇伴は「予科生たち」
みんな当たり前にバレエダンスするのすごすぎないか
基本キャラは喋らないなか、彩子はひとり嬉しさが言葉に漏れていて。
最後にさらさの登場、劇伴は「安藤先生と予科生」
さらさの登場によく使われる、おちゃらけた雰囲気のテーマで、これ好き。

圧巻のOPフルダンス「星のオーケストラ」

期待通り、いやそれ以上の最高のOPだった…!
公演前のSNS広報にて、アニメの楽曲をやります!ってしっかり宣伝してたのがすごく良かった。ビジュアル撮影時にOPダンスのショート動画があって、アニメのOPやるんだね…!って期待も十分だった。
全編振付を担当した松本稽古さんの振付が、「全ての音を拾う」と形容されていて、ものすごくその通りで、観ていてカラダが動き出しちゃうような素敵なOPだった。

「君はまだ何者でもない」で彩子にスポットライト当たるのが…!泣いちゃった。

そして!主人公さらさがサビからセンターに出てくるんだよ!プリマドンナ桃山だよ!
ならっちの顔は最初こそ曇りだったんだけど、OPのサビでさらさが出てきて、手を取ったら、すごく笑ってるの!!!からのあのアニメのOPの完全再現のワルツ!
もう、泣いちゃった。

2番!フルサイズ嬉しすぎた。
本科生がえぐかった。99期生の実力を見せるための説得力、特に本科委員長竹井さんがOPでサラッと三連続で回ってて……演じてた深沢萌華さん、元劇団四季の方で、あっ、本家の方だ……って理解(わからせ)られちゃった……。
先生たちが登場している間も本科生とアンサンブルの方が超ばりばり踊ってて、もう全然目が足りなかった。
そしてその間にササッと体操服に着替えてラスサビで戻ってくる予科生、すごい。すごかった。
毎公演、もうここまでで大泣きだった。

3:03と3:29、
ゲネプロのOPシーンが歌と完全に重なってて、もう泣いてる……舞台観劇後、この動画も何度も繰り返してしまう。演者さんのお顔や各シーンの稽古動画で、観劇前より情報が多く入ってきてくれる。
宝物みたいな動画。ありがとう……。

OP後、息付く暇もなく紅華歌劇団と音楽学校の説明長ゼリフ(劇伴:紅華歌劇団)
セリフも劇伴も、アニメ1話の冒頭そのもの!

びしっと決める佐藤さんもとい紗和委員長、頼もしい

校歌斉唱、ならっち、校歌はめっちゃ真顔。
自然と歌ってても表情が付くだろうから、めっちゃ不自然に力入れて顔固めてるのがわかる。
両サイドで先生たちと本科生も歌ってた。

続いて自衛隊式訓練、(劇伴も自衛隊式訓練)

原作からしっかり「アナゴボイス」指定で、アニメでも舞台でもちゃんと若本規夫さん起用してるの徹底してておもしろすぎた。
舞台上ではキモオタ役のアンサンブルの方で、マイクオフながら前の席には聞こえる声で声出してて、それもまぁ似てた。

客席を降りて歩くんだけど、その様子をサイドステージで見てる99期生sがマイクに乗らない声で、
「双子ちゃん…!息ぴったり…!かわいい〜!」とか、
「どっちか分かんないね…」とかヒソヒソしてるのが聞こえるくらい、めっちゃ近かった…!
18日(水)の配信では薫の靴脱げとるハプニングあったんだ…これはどきどきだ……!みんなのカバーがうまい

面白かったのが、自衛隊訓練時のアナゴ先生のセリフ分を、橘先生に置き換えてて、その後オミットされたタップダンスのシーンでの彩子へのセリフをまとめて伝えててたの、再構成!上手いポイントだった!
そこに小野寺先生もいたから、彩子に厳しいことを言うシーンにも立ち会ってたの、結構大きい。

さらさ起床シーン、彩子がセリフない間そわそわ心配してるのがおもしろくて、2列目だとマイクに乗らない声で「どうしよう…、連帯責任…!」とか聞こえてきた。

本科生登場、劇伴「予科生本科生」
亀仙人の修行ですね!オラわくわくすっぞ(!?)
舞台オリジナルのサブカルオマージュネタとは!
さらさの一挙一動(主にアニメではオミットされた、原作+マシマシのサブカルネタ)にみんなで笑える温かい現場だったのがね!ほんとに嬉しかった!

さらさの「は、はひー!」も漫画の完全再現。
さらさのリサ先輩ラテン系美女モノローグがセリフになってて…、リサに「そう言われるの好きじゃないわね」ってオリジナルのセリフ出させるところが…!!!
このあとの聖とのやり取りの中でもリサがほんとは娘役に…って話は明言なかった分、深堀が増えてる…!

持ち場へ行く前に全員で講堂の掃除、オリジナル展開!

劇伴「ダンスの稽古場」なんだよね!応用が上手いかよ
19日木曜に観た日はなかった拍手が、配信、千秋楽では客席で拍手するようになってて、すごく嬉しかった!
特典映像②で、「お稽古掃除シーンではみんなスポット当たらないところでもすごく踊ってるし、特にならっちがほうきをめちゃくちゃに使ってて」
って言ってた通りで、ならっちのガサツさがずっとおもしろかった。
双子ちゃんはサイドで息ぴったり掃除してて、片や彩子は竹井本科委員長と2人で一生懸命高いところとか掃除してて、もう愛おしかった。
原作では聖とリサに比べて印象薄かった竹井が舞台で3人揃って美しくて、いちばん印象濃くなった!
ランダムアクスタとかブロマイドないなんて……!

ゲネプロの映像にそのシーンもあるので、雰囲気が伝わるかと!

「あんたじゃオスカルになれないよ」のシーン、
講堂でみんなの前でわんわん泣く(泣きながらも手際はいい)、みんなでざわざわするの良かった。
泣く演技、どんどん酷くなってて、千秋楽でもうおぉ〜んおんおん泣いててひどすぎて笑っちゃった

夏のセミの鳴き声と白川家のおばぁちゃんの声
「なれません!絶対にです!」が、何度もリフレインされて印象的だった。さらさにとっての呪いの言葉…。

白川家の男性陣の描写や、彼氏()の暁也くんとのTwitterやプレゼントなどの話は、うまくオミットされてた。

「絶対なれると同様に、絶対なれないなんてことばもない」

リサも、さらさの言葉に押されて、自分のなりたい姿に少し希望を持ってて、
「誰がいつどう花開くかなんて…まだ誰もわかんないじゃぁん」って勝ち捨て台詞も、かっこよかった。
原作では各話のラストのセリフで歩きながらの捨て台詞なんだけど、顔近づけて言うあたり“嫌い“度が高くてよかった、(大嫌いも立派なデカ感情百合なんだよな)

後に語られるさらさがおばあちゃんから貰ってた優しさ(助六になれるといいね)と同じ優しさを、リサ先輩からも同じように与えてもらってるんだな、って気づいた。オスカルを演るには身長が高すぎる事実、原作でどう開示されるのか、気になる(もうされてるのかもしれん、最新刊まで読まなきゃ…!)

原作5幕の安藤先生の演技論授業と自己紹介は省略。
スタニスラフスキーシステム、1巻で出てきてたやつだ!ここに入れるんだ!
長い間って…比喩のつもりだったんだけど…
(ぷるぷる)(震え声)

お昼休み、彩子がずっとパン食べてるのかわいかった。
見たところ毎回同じ小道具だった。
「あなたいつまで食べてるのよ…」
「えへへ…」→(ため息)のやり取り、原作にはなくとも、薫が彩子を不器用に気にかけてる描写として絶対あった日常だった、最高。
委員長が興奮したら鼻血出すのもいつものこと。
千秋楽でさらさが暴走して距離つめつめにしてたの、
星野さんのとこだよね、オーマイガー!
他の公演と立ち位置全然違くて笑っちゃった。

沢田姉妹の、特に姉千夏から醸し出される若干の違和感、そしてそれをずっと見つめている委員長なんだよな、気づいてるんだよな………!
ジェミニの聖闘士みたいで憧れます…!
ひとりっ子納得〜とか、
オリジナル描写いっぱいでも破綻なくて、すごかった。

ならっちトラウマ編

ならっち過去回想、ママ、奈良田君子の登場。
独白の劇伴、「可愛い子は我慢が大事」だ。(まさにら)

大きなクマさんのぬいぐるみ。
ならっちのトラウマ描写の不協和音とクマさん、迫る舞、だいぶニュアンス描写だったけど、しんどかった…
ここ、作家さんの演出指示も特別思い入れがあったとのこと。

原作では「キス」されたこと、「舌を」いれられたこと、いけないことをされてしまった、妊娠してしまうかもしれないと思って、お腹を強く締めていたことなどが描写されていたから、知識のある大人の想像を絶するトラウマだったと思う……。
愛にとっての男/父親の象徴のクマさんと、不穏な不協和音(トライトーン?)と怪しげな舞(コンテンポラリーダンス)によるニュアンスで中和されるも、恐怖に圧倒された…

クマさん…🥺

転じて、小野寺先生レッスン。劇伴「発声練習」。
ここでひとりひとり順番に褒められる/心配されるターンなのだけど、委員長はやはり褒められず、心配もされず……ずっと言葉を待ってるのに、かけられず落ち込んでいて……。
そのあとの薫が怒るところで委員長が「大切よね…コネ」って言うところ、どこか八つ当たりにも見えるし、その場の空気を諌めるために敵に回ったようにも見えた。
彩子を気遣うところはアニメEDの関係とも言えるし、その後のロミジュリ寸劇でのやり取りにも繋がる、良ポイントだと思った。

さらさとキモオタさんとの邂逅、もうずっとおもしろかった。
キモオタさん声もかっこいいし顔も髭とかなくてちゃんとスッキリしててかっこいいんだよな……!
「キモオタさんは気持ち悪くなんかないです!」←(???)

愛ちゃんが戻ってきたシーン、千秋楽でキモオタさんとさらさがオタ芸じゃなくてフュージョン!してて!!!
さすがすぎる!!!笑

原作扉絵にもあったんだ!!!さすが!!!

愛ちゃんを探すの、先輩と生徒みんなで探すっていう!
原作/アニメと大きく違くて!おぉ!ってなった…!神改変だと思う!
逆シャアのラストみたいで胸アツですね!
じゃないんよ笑

ならっちが「海」好きだって言うのが、原作ではキモオタさんだけど、聖先輩が発言したのも、すごくいいよね
スポットの当たらないところで、言うか言わまいかをずっと悩んでる顔してるのも、ほっとけなくて口出してしまったのも、伝わった。
追うようにキモオタさんからも連絡。(セリフに無かったけど、名刺の交換して、それをさらさが出してた)

リサと聖、嫌い、のくだりもさきがけて入ってた。
そこに「だってダメじゃない、夢与える女の子がそんなことしてちゃ」って…
これを、たくさんの男性ファンを連れてきた声優さんに言わせるのがな……!
ちょっと…メタい……。

キモオタさん登場シーン、劇伴「正義の味方見参!」。
愛ちゃんがキモオタさんにハンカチを“精一杯“渡すシーン、アニメ四幕と同じ、「その涙は? 」。

ならっちがハンカチを落とすところ、今の精一杯、のところ、とても…こみあげた………
ここ、笑うところじゃないんだよな………!

別れの挨拶もコテコテでかっこよかった。(再びの「正義の味方見参!」)

忘れたくても忘れられない嫌な思い出…。
さらさにとってのトラウマ。
どんな顔をしていたんだろう。
素敵な楽しい思い出でたくさん塗り替えていく。

舞台で披露された「溢れる想い」、
アニメでどこで流れたんだっけ、覚えてないな…
ってちょっとモヤモヤしてたんだけど、
アニメでは未発表の、音楽集に収録したイメージソングだったって知って…!
あ〜ねって納得できた……!

ゲネプロのシーンからクリップ

一幕終わりのCパート、劇伴、「めまい」……。

二幕

二幕冒頭、冬組(雪組)ポーズの委員長、どやどやでおもろい。(千穐楽のEDでは一瞬だけバッってポーズしてて素晴らしかった。)
落ち込むよりも、語りたい。ふんふんしててかわいい。
紅華には素晴らしい演目が渡辺さんっ!
回を増すほどふざけるやつだった、
あなた今日ほんと近いわね…!笑
委員長、千穐楽では特にさらさのアドリブにずっと振り回されてたり、千秋楽のダブルアンコールからのスタンディングオベーション挨拶時には、さらさに耳打ち助言してたり、舞台の感想では「ほんとにはじめはどうなるかと」なんて言ってた気苦労の絶えない役回りだったあたり、舞台でずっと委員長してたんだなって…。

ジョジョ立ち会話中の輪の外の彩子、
床にペタン座り(たちくらみ )しててかわいかった。
愛ちゃんも一緒にペタン座っててかわいい、こんなシーン知らない!
からの。愛ちゃんが彩子を自分から連れションするオリジナル展開、
愛ちゃんが少しずつ成長してる描写が増えてて!胸アツ!
原作/アニメでの愛ちゃんがさらさをトイレ誘うのにもたもたしてた描写と、吐いてた彩子とトイレで出会ったシーンの要素をうまいこと昇華させたんや…!

愛ちゃんが太一に仲直りの悩みを打ち明けるシーン、キモオタさんにハンカチを渡す時と同じ、「その涙は? 」だった。
ならっち、笑顔こそ少ないけれど、涙を流すほどに悩むシーンは多かった。演じる二瓶さんも毎回涙を流すほど感情を溢れさせてて、すごかった…。

まさかほんとにロミジュリが観れるとは……!!!
ロミジュリシーン劇伴は、
「レビュー眩き恋せよ乙女」からの、
「緊張の刻」!

誰だ!誰だ!って思ってましたが、橘先生とならっちママの方の兼役とは…!すごい…!!!

しかもジュリエット役の橘先生、二幕の冒頭直前に出てきてるのがすごい…!
早着替えチャレンジのためとしか…!
メイクもそのまま、ボリュームのある後ろ髪を付けてるけど、ほんとそのままでジュリエットだった、すごい
奈良田ママ役のレイさんは、白いボトムスなのに、細い!スタイルが!良い!!!
21日昼公演のアフタートークでも、レイさんのスタイルの良さが話題だった!すごかった……。
レイさん、以降EDまで出番ないのに、また奈良田ママ衣装に戻って出てきてくれる。1度だけでもロミオ姿で出てきてくれてたら、最高だったな……。

さらさによるロミオの独白、ここ、夕方なんだよね。
夕方に、さらさの演技の力で真っ暗な夜空の帳に、燦然と輝く星々が見えたんだよね、領域展開だよ。
ここの演出、さらさが1番ステージ手前にいたのは、
歩いてる集団の1番前にいたからだけど、てっきり
舞台のいちばん高いとこに立つものだと思ってた。

同じ高さで、同じ世界を、みたい。愛ちゃんがそう感じた時、ここで、さらさの片思いじゃなくなるんだよね…!
「お友達になりたい!」感情だけじゃなくて、
さらさも愛ちゃんを見て、「同じ舞台に立ちたい」と願ったので、まさに両思いだったっていう…!!!
素晴らしい!!!青春よ!幸甚指数ど高よ!!!

「だって、ほっとしちゃって〜🥺」って泣く彩子、
このセリフ、アニメオリジナルだったとこ!好き…
「どんだけいい子なんだよ山田は〜」ってセリフは、
舞台オリジナルだよ!!!
薫が彩のことを「山田」って呼ぶ最後のシーンだよ〜

季節は夏、彩子編

みんなが名前呼びあだ名呼びに。
かげきしょうじょは時系列が進む度に関係性やビジュアルが変わるのがリアルですごいよね。
同じ舞台の中で呼び名や関係性の深さが変わるの、
役者さんにとっては切り替えが難しそう…!
彩子の回想、「彩子」だ。

彩と双子が絡む新規のシーン、演劇編で双子の確執が描かれる前の違和感を膨らます描写が緻密。

愛ちゃんに彩子が吐き癖を指摘された後の先生たちの会議シーンの不穏なBGMは「掃除指導 」
アニメでもそうだった。

中間結果を掲示されるシーンはなくなってて、
ならっちが「本気出す」って言ったシーンは、最後の別のところに。

彩子が追い詰められる過程も、吐いて5キロ痩せた時、彩子は「もう十分痩せられたはず…」って思ってたのに、吐くのをやめさせたい橘先生に「食べたものを提出しろ」って言われたことに対し、「もっと痩せなきゃなのかな…」ってさらに追い込まれるんだよね……
(舞台ではもう十分痩せられたはず…はなかった)

そしてついに倒れてしまう。

自室でのお姉ちゃんとのシーン、原作、アニメではLINEのトークが、電話になってた……!!!
これはすごいことだよ!!!
しかも電話繋がったままの設定で、
安藤先生のあの激励を、姉も聴こえてるという!

彩の言葉にならないSOSを、お姉ちゃんが汲み取ってて……回想の表情も含め、お姉ちゃんがほんとに優しい表情で……客席の全お姉ちゃんがガン泣きでした…。

さらに、「平山やあすかも、元気かな…」
って!十二幕の初恋の、彩子の高校編のキャラの名前が追加されてて……!!!ズルいよ…!大泣きだよ…!

小野寺先生の必死の愛ある説得、ドアの前に立っているのだけど、途中からしっかり彩子と視線を交わしていた。
最後は寮母さんからの強制退場オチなの、泣いて笑えた
(原作では最初止めてた寮母さんも説得に泣いて感動してた)
私…がんばるよ…お姉ちゃん!
「オウ!」って返事するお姉ちゃんが捌ける時は、
それまでは肩に手をかけて心配してたけど、安心して、手を触れずに出ていくのが…泣いた……。、

永遠のMy sunset

原作・アニメでは、復帰後の音楽の授業での歌唱、の設定だったけど、今回は舞台の真ん中で、私たち客席に向かって歌う、ミュージカル映画の心象風景で歌うシーンそのものだった…!!!
咳き込みながら、息を整えて深呼吸して。
間奏ではアニメでは歌いながらだったモノローグのセリフが綺麗に入ってて。
「諦めなければ…」で安西先生ですね!って茶化すさらさがいないのが上手だった。

2番からはキャストも登場し、演出として階段に座り、共に踊っていて。さらさの膝の付き方がかっこいい…

振付、優しくて温かくて、素敵だった。

授業での独唱というシチュエーションの枠を超えて、舞台ならではの歌唱、心の高まりを歌った、まさにミュージカルだったを

さらに、My sunsetへの反応が、原作では各キャラのモノローグだったのが談笑になってて!!!
薫のあの憎たらしいツン褒めが本人に直接伝わった時空なのが!!!神改変だ〜〜〜〜!!!

ホントね、良かったなって………さ……(泣)

終幕:実技編

アニメ中盤から描写された実技編、さらさのティボルトシーンからみんなのダイジェスト稽古のシーン、ティボルトの衣装と剣が履けていく流れが初見で全く見えなくて、配信でも何度も見返さないとほんとわからないくらいすごかった、マジックみたい、すごい…!


最後、2人が語るシーン、「溢れる想い」のinstかと思ったら劇伴「愛とさらさ」だった…!
まさに、「今、さらさって!」「言ってない!」そのものだった!
舞台、ここで終わるんだ!って最初は思ったけど、
舞台の始まりにて、さらさが愛ちゃんをみて「これが紅華歌劇団なんだ、この人と同じ舞台に立ちたい」と密かに思っていた(お友達になりたい)ことに対し、愛ちゃんが同じように「あの輝く星と同じ目線で、同じ景色を、同じ舞台に立ちたい!」と思いあったことこそ、「さらさの片思いじゃなかった」こと、
そして、愛が渡辺さんを「さらさ」と呼ぶ物語として、
舞台が一貫したテーマを貫いてたんだなと…!

最後に流れ出す「星の旅人」、
ラスサビの大階段降りとサイドステップ、
めちゃくちゃ宝塚だった〜〜〜〜〜〜〜!
宝塚だった………。素晴らしかった……。

カテコ・アフタートークなど

木曜日のカテコで、委員長がランダムアクスタの件をめっちゃ申し訳なさそうに話してたの、委員長本人もいいそうなのがおもろオタクさんだった…。

千秋楽では、ダブルアンコール、さらにスタンディングオベーションと素晴らしい終わり方で、皆さんの挨拶もキャラ愛に溢れていて、続編を望む声も多くてほんと最高だった。
からの、最後のやりたいことがあるんです!
「かげきー!しょうじょー!」✊✊✊

で締まるこの自由さ、さらさをそのまんま連れてきました感に、8月の舞台ぼっちの後藤ひとりをそのまんま連れてきました感が重なった、ほんまおもろかった。

撮影タイムめっちゃいい写真撮れて嬉しかった!
チュホホw

私が観覧した19日(木)と22日(日)のアフタートーク、
どちらもとても面白かった。
お稽古でリアル体調悪くて彩子の気持ちに寄り添うりこちや、喋ってない時も舞台上ではずっと彩子な話など。

アフタートークでやってたキモオタさんのポーズ、
キモオタさんの個別ブロマイドもアクスタも欲しくなった…。

22日のアフタートークでは、主に本科生のお話。
二幕冒頭の出番のない時間をストップウオッチで計ってた聖さん(37分とからしい)
橘先生はもうみんながかわいかったと。
怒るような厳しい役も初めてくらい。
何より2人はロミジュリ!レイさんのスタイルのエグさ
竹井のOP!のダンスがすごい!

特典映像も面白かった!おすすめ!!!
① はゲネプロ終わりの5人。
最終的にどうなっちゃうんだろうって話してるの、
千秋楽後にどうなったか知ってて聞くと笑っちゃう。
ある人の、「尿意が…」とかいう爆弾発言が面白かったのでまじでみんな見てください。
特典映像②は双子+本科生。
聖先輩がカミモソメチャッテぇ、パツキンになっちゃってぇ!
事前のビジュアルと髪違くてホントびっくりした。
最初楽屋でジャージでどこぞのヤンキーかと思った
目も青いカラコンらしい!
是非観てくれ〜〜〜


特典が、デカい!!!ホンモノの卒業証書のやつ!!!


特典受け取ってたら、2回目鑑賞の方達がリピーター特典のポストカードもらってて!!!え!知らなかった!
自分3回観劇予定だったけど、てっきりリピーター特典は5回からだと思ってたから…!2、3回の特典あるの、うれしい!!

11/8 追記:Blu-ray発売決定!!!

舞台続編、絶対して欲しいし……再演!
再演もしてほしいよ!!!!!
映像収録Blu-ray!!!発売決定!!!

嬉しすぎる!!!!!!
嬉しすぎる!!!
このブログが少しでもこの決定会議にあげられてたら嬉しすぎるな………。

アニメ2期も、OVAも、劇場版も待ってる!!!
根強い人気作だと思うから、ぜひ待ってる!!!

それと、歌劇と歌舞伎、似てるような近いような2つを語るこの作品、現代の“夢と性別の縛り“を描くあたり、
なんかNHKドラマになりそうな感じもするんだよな…!

そう、君の夢は始まったばかりだ!

おわりに:佐々木李子はいいぞ〜!!!

いっぱい書いた〜〜!!!
ほんとに凄い舞台だった。舞台を目指す、舞台愛を描く舞台、メタ宝塚劇場、舞台経験者の練度と、未経験者が生み出す相乗効果。
アニメと舞台をつなぐ、歌と劇判とダンスの魅力!
たくさんの人に見て欲しい!
そんな気持ちを伝えたくて書いたブログでした。

佐々木李子さんは声優活動の他に、作詞作曲、歌手、アーティスト活動をしているので!!!
主催の音楽朗読劇「シナプストーリー」も不定期でやっているので、彩子の声に魅せられた人は、絶対にりこちの歌を聴いて欲しい!!!

りこち楽曲まとめシート

My sunsetのように歌い上げる曲なら、
・夢の続き (アプリゲーム「四ツ目神-再生-」)
・寄り道(アルバム曲)
・想いのかけら(NHK東北復興アニメ「想いのかけら」主題歌)

ライブで定番の泣き曲なら
・スタート!(デュエルマスターズED)
・カーテンコールを揺らして(〃)
・Finale

ライブでアガるロック曲なら、
・Under the Flag
・Fly High
・Knockout
・HOPE

個人的に作成した非公式のプレイリストです

布教ブログもたくさんあるので、ぜひ読んでください!!!

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