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#4 CSVについてあらためて考えてみた時

マズローの5段階欲求の最下層は、「1.生理的欲求」でその一つ上が「2.安全の欲求」なのだけれど、この4年間、ワタシは1と2が危うい状況に陥り続いている。


1.生理的欲求
5段階説の中で最下層の第一段階の欲求。この階層は、食事や睡眠、排せつといった人間が生きていくための本能的な欲求を示した階層。

2.安全の欲求
安全の欲求とは、身の危険を感じるような状況から脱したいという欲求。心身共に健康、かつ経済的にも安定した環境で、安心して暮らしたいという、多くの人が意識することなく日常を送る、かなえられて当然の欲求。


ソーシャルなセーフティネットに頼らないといけないのでは?と言われることもある。
でも、もっと困っている人がいる中で、ワタシは気合いが足りないだけではないのか?と思ったり、何かモヤモヤがあるような気がしていた。
しかし、常に多くの外的要因からの青天の霹靂が続き、それらの対応で自分に向き合えていないのではないかと。

6年前に、やりたいことが明確で熱量が高かった時の想いはどうしちゃったんだろ?ということに起因している気がする。

それは、社会課題の解決のコミュニティーのサイトを検索したり、ボランティアをしたりした時に、本当に良い活動していて、その場のメンバーの志もとても素晴らしいのに、無くなってしまってるところが多く。
やはり、営利を追求しないと継続が難しいのだなーと思ったことから、マイケル・ポーター教授のCSVを知り、どう実現すれば良いのか分からず学び直しから始め、CSVを実現できる団体を作りたかったのですが、先の外的要因であきらめることになった。


CSV(マイケル・ポーター教授らによって提唱されたCSV(Creating Shared Value:共有価値の創造)
営利企業が社会ニーズ(社会課題の解決)に対応することで経済的価値と社会的価値をともに創造しようとするアプローチ)


外的要因はあれど、自分の心の声が、「社会や他人を助けたい!の前に、今、自分の衣食住で毎日困って対応できていないのだから、先ず自分何とかしてからでしょ!」と言ってくるので封印していたことも大きいと思う。

もっと自分で出来ることがあるはず!と思える時と、無力感で呆然となる時の無限ループ。そこから抜け出せず。

やりたいことの的が絞られたのに、そうでないことに追われる日々。
すっかり、いろんなことに諦めが出て寝込んでいたことが多かった4年間。「でも、結局やりたいことでないと気力がでないのだから、5段階欲求の最下層が満たされなくとも、何もしないと状況は変わらないのだから、CSVやろう!」
様々な方の励ましで自信を少しづつ取り戻したこともあり、前に話があった時は浮かばなかった、様々なピースがその日は繋がった。
まるで、今までが予行練習だったように、一つ一つ実験してきたことが1枚の絵になった。

「これならやりたい!」→「やれる!」→「今しかない!」→「やろう!」
それから、寝食を忘れるとはこのことと思うくらい、1カ月半の準備期間で、地味かつ多岐に渡ることを黙々と行った。
過去の私だったら外に出ないこと自体無理だったけれど、「だって、どっちにしても寝込んでいたし、食費も浮くし」と、ずっと引き籠り生活だったので頑張れた!

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