力むと力は伝わらない
今回は力の伝え方についてです。
野球で強打者がフルスイングをしていると表現をされていることがあります。そういう選手のイメージというのはこちらの写真のようなイメージではないでしょうか?
見た目でわかりやすいように、筋肉もりもりでその力をマックスに使って大振りをしているかというとそうとも限りません。外に力を出すということは、同じ分だけ自分の中にも力を通す必要があるからです。
外に出す力と身体に通る力は比例している
作用反作用の法則という言葉を聞いたことがあると思います。
大きな力を外に出したければ、同じ力だけ自分の身体に通していく必要があります。そのためにはどこか部分的な力だけに頼ってもだめで、全身が連動して協力して動けた時に、それが可能になります。
この状態がフルスイングといえます。
人に施術をする方も発信だけになっていないか?
施術をしていて、人の筋肉をほぐしたり、ゆるめようとして自分の身体を痛めてしまう方も結構おられます。
親指で力を加えて相手の筋肉に働きかける手技だったとしたら、一方的に押せば押すほど相手の身体が緊張して、相手の身体から反発が起きてきます。
その反発に対抗して力を加えていくと、余分に力が必要でそれに耐えられなくなって、そのうち自分の身体を痛めてしまいます。
そういう時は、発信する力とともに相手から返ってくる力を感じてみる(受信する)。
発信する力(プラスの力)、受信する力(マイナスの力)が一致することによって、プラス・マイナス0=中庸(ニュートラル)な状態になり、自分も相手も余分な緊張が抜けます。
すぐに使える作用反作用の力(参考動画)
今回の体感ワークは、どちらかというと施術をされている方をイメージして撮影しています。
運動をされている方であれば、発信する力と同様に自分に返ってきている力を感じてもらうと、結果的に全身が連動して効率よく力を伝えられるようになりますので、ご自身のフィールドに置き換えて試してみてください。
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