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身体ってこんなことにもつながってる

今回は、身体ってこんなことにもつながってるという仮説をご紹介したいと思います。

身体の構造と建物の構造

昔の日本の建築物。代表的なのは法隆寺の五重塔。
中心に柱があり、それぞれがしっかりと固定されているわけではなく、地震が起きてもうまく揺れを流すことができるような柔軟な構造になっているそうです。
1400年前からあるこの建物は、免震構造のお手本となっているそうです。

五重塔の構造は、人間の身体の構造に似ています。
身体も背骨が中心にあり、全てが固定されているわけではなく、外側は柔軟に動くようになっています。
こうしてみていくと、ものづくりというのはつくる人の身体の感覚がとても近いような氣がしています。

強くなるのではなく、調和してぶつからない

昔の防波堤の作り方もとても興味深いです。
西洋では、津波の威力よりも耐久力のある防波堤をつくって対処していたそうです。
しかし日本では、波の角度や方向や力をもとに、どのようにするとその力を流して軽減することができるか?という風につくられていたそうです。
きっとその頃の人は、相手の力よりも強くなるのではなく、調和して力を流したり、ぶつからないことを選択していたのでしょう。

こうやって自分の中にそういう身体感覚があるからこそ、それに沿ったものづくりができるんじゃないかと思います。

組織もきっと身体が関係している

これは組織づくりでも同様な氣がします。
トップが押し付ける形、トップが引っ張っていく形、理念を共有して同じ方向に進んでいく形、目的に応じてリーダーが変化していく形など、組織のあり方は様々だと思います。

適性も含めて、自身の普段の身体の使い方も関係していると思います。
自分の身体を鍛えて強化している人は、組織でも鍛えて強化していくことを好むのではないでしょうか。
全身が協力し合う使い方をしている人は、組織全体が協力し合う形を好むのではないでしょうか。
こうやって、自身の身体や身体感覚がどういうものかで形作るものや、組織のあり方も変化していくと思います。

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