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ポジショニングってすごく大事

今回は「ポジショニング」についてです。
自分が17年続けている相互循環という施術をしていると、相手と関わる上でのポジショニングがとても大事だと、度々感じます。

※ここでのポジショニングとは、この位置だったらいつまででも続けられるという場所関係性状態を指します。

ポジショニングがズレるとその後工夫しても難しい

そのポジショニングがズレてしまうと、どれだけ練習しても、繰り返してもそこから技術や関係を深めていくのはとても難しいです。
力まないように工夫をしても、余分な力は中々抜くことができません。

しかしいいポジショニングがとれると、自然と力みがなくなって、お互いにとって心地いい状態でパフォーマンスを発揮しやすくなります。
これは施術に限らず、常に人の間で起こっていることだと感じます。

スポーツにも「ここ」というポジションが存在する

スポーツのパフォーマンスでも同様で、例えば、状況に応じた「ここ」というポジションでのスウィングができた時には、軽い感覚で大きな飛距離やスピード・パワーが発揮されることがあります。
対人競技でも、相手との良い距離にポジショニングできる選手は、何かと先手を取れたり、自由に柔軟にパフォーマンスを発揮することができます。

しかしその一点がズレてしまうと、いくら練習を繰り返しても、修正しようとしても、中々いいパフォーマンスを発揮できずに、それが積み重なるとかえって身体の負担となり、故障に繋がってしまいます。

組織もどのポジションで関わるかが重要

これは組織構造をとってみても同じで、このポジションだったら自分にとってもずっと続けられるし、他のメンバーにとっても心地良いという場所があります。

しかしそこを無理して、常に少し頑張り(=我慢し)続けるポジショニングで関わり続けてしまうと、頑張りは力みや疲労となって蓄積し、継続するほどに疲弊し、傾いたままで回り続けた歯車は、やがて壊れて、最終的にはチームにも迷惑をかける結果となってしまいます。

常に変化し続けている状況に対して、今の定まった関わり方ではなく、自分も周囲も、もっと自然に心地よく居られるポジショニングはどこだろう?と感じ続け、ポジショニングを少しずつ変えてみると、今までとは違った角度から、新しい関係性が見つかるかもしれません。

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