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真夜中読書倶楽部 2024年1月
これはJ-WAVEで毎週火曜日の深夜に放送中のラジオ「BEFORE DAWN」の人気コーナー「真夜中読書倶楽部」で紹介された推薦図書の記録です。
私が読んだ本には感想や備忘録を付けています。
1/3 あひる/今村夏子
1/10 ボッコちゃん/星新一
著者が傑作50編を自選。SF作家・星新一の入門書。全34巻。
この人の本なら買い揃えても良いかなって思ったり。
私はまだ星新一さんの本を一冊も読んだことがない。
全部読んでそうなのに!と言われるので、そのうち読破する。
もう新刊が出ること無いからから、ゆっくりと追いつくさ。
1/17 1Q84/村上春樹
うん。村上春樹さんの本もまだ一冊も読んだことがない。
ヘルシンキで暮らしていたときに、本屋さんで村上さんの本が並んでいるのをみたことがある。あれから20年近く経過したのに、まだ読んだことがない。私の頭の中の積読本で殿堂入りを果たしている。
歳をとると時間はあっても、目が見えなくなるから本を読みづらいと聞く。
朗読サービスを使えばいいかとタカを括っていたけれど、耳も聞こえづらくなるそうだ。
見えない、聞こえない、噛めない、飲めない、歩けない……できないことが増えて、無意に過ごす時間ばかりが増えるのは怖いなと思っている。
1/23 ぼくはこうやって詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る/谷川俊太郎 山田馨
谷川俊太郎さんは、私が人生で一番最初に出会った詩人だと思う。
幼稚園で読んだ絵本、小学校の教科書。幼い子供の頃に、ことばを習った。
自分の思いを伝えるために、言い表すこと。
他人の思いを読み取ること(私は人の話を聞けなかった。人間が怖いから)
本を読むのが好きになったのは、こうした「言葉の魔法使い」たちの影響だと思う。小説、詩歌、俳句、川柳、短歌、形を変えて、さまざまな人達が伝える物語を自分なりに読み解くのが楽しい。
解釈の正解は作者の中にあるかもしれないし、元々ないのかもしれない。
読者それぞれの解釈を楽しんで、というスタンスの作者を私は好むようだ。
私が好きな谷川さんの詩集を2冊ここに置こう。
番組では紹介されてないけれど、ついでに。
もう一つ。これは谷川さんと歌人・木下龍也さんとが交互に言葉を編み、一つの作品を作る「対詩」の本で、詩と短歌による一局(会話や対話というよりも、将棋や囲碁の勝負みたい)が面白い。
なかでも天才歌人が勝負に出たときの、詩の神様の華麗な返しが堪らない。
1/30 線は、僕を描く/砥上裕將
「真夜中読書倶楽部」のまとめも2024年に入った。
私はこれを書いている2024年6月現在も、未読の本が沢山ある。
なんだか読まずに残していてもいいような気すらしている。
まだ知らない、誰かが気に入っている物語がこんなにもあるのかと眺めているだけで幸せな気持ちになるのだから。
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