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真夜中読書倶楽部 2023年10月

これはJ-WAVEで毎週火曜日の深夜に放送中のラジオ「BEFORE DAWN」の人気コーナー「真夜中読書倶楽部」で紹介された推薦図書の記録です。

私が読んだ本には感想や備忘録を付けています。


10/4 職業欄はエスパー/森達也

10/11 五色の舟/津原泰水

コミカライズ作品の紹介だったのか、文庫収録作品の紹介だったのか覚えていないが、実は作者が出版社に掛け合って全文無償公開してくれている。

ありがたきしあわせ。
今ここにいる私は別世界の自分で、本当の世界(現実)を生きている私が見ている夢だとしたら、何の病気をしても、どんな辛い目に遭っても、それは全て夢幻であるとしたら、私はその苦しみを真剣には受け取らないだろう。
そして、目覚める方法を探してしまうかもしれない。
この世界(夢)から脱出するには、死ぬしかないと思うかもしれない。
死こそが夢の終わり、目覚めるために必要な終止符と思うだろう。

10/18 独立記念日/原田 マハ

10/25 神無月の部

番組内のコーナーを拡大して、たっぷり紹介いただいた。
追いつかない脳内積読が積み上がる。それもまたしあわせの形。

映画篇/金城一紀

天国はまだ遠く/瀬尾まいこ

瀬尾まいこさんの本は、この他に「卵の緒」「幸福な食卓」「図書館の神様」「そしてバトンは渡された」を読んだことがある。
私は無意識のうちに、物語の中に「家族」の形を模索していたのかもしれない。血縁にこだわらない、性別・年齢も関係しない相関関係。
もっと上手くできたんじゃないかと過去を振り返ることが多かったから(過ぎ去ってしまった時間については今更どうにもならないんだが、その頃を今の自分がどう解釈するかはいつだって変更可能だと思っている)

レキシントンの幽霊/村上春樹

メメンとモリ/ヨシタケシンスケ

死にたくなったら電話して/李龍徳

さるのこしかけ/さくらももこ

きょうはそらにまるいつき/荒井良二

いつものラジオ リスナーに聞いた16の話/村上謙三久

深夜のラジオ番組で本の紹介をするから、絵本や漫画の紹介があってもいい。推薦図書のジャンル・形式にもグラデーションが広がっている。
ここにはあまり縛りがない、決めつけもない。
できるだけ可変で、漂うような、揺蕩うような空間で在ろうとする。
夜明け前の一時間ぷかぷか浮いて、ほどける。
朝を迎えに行くか、眠りに沈むかを決めるのは、リスナーである自分。

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