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真夜中読書倶楽部 2024年4月

これはJ-WAVEで毎週火曜日の深夜に放送中のラジオ「BEFORE DAWN」の人気コーナー「真夜中読書倶楽部」で紹介された推薦図書の記録です。

私が読んだ本には感想や備忘録を付けています。


4/3 しずかな日々/椰月美智子

4/17 チルドレン/伊坂幸太郎

伊坂さんの小説は大好物です。
陣内みたいな人が近くにいたら、人生に退屈なんてしなそうだ。
たとえ根本的には何も解決しなくても、陣内の考え方や言葉には爽快さがある。燃え殻さんの小説「ボクたちはみんな大人になれなかった」に登場する関口と気が合いそうだなと私は個人的に思っている。

伊坂幸太郎さんの本で好きなのを選ぶとしたら、私は殺し屋シリーズ。
実際に小説の舞台となる東北新幹線に乗って、仙台まで行ったことがある。
仙台の街は映画化した際のロケ地でもあるので、巡ってる人は多いと思う。

実はシリーズ完結編をまだ読んでいない。
好きだから、終わりたくない気持ちの整理がついていない。

「残り全部バケーション」「重力ピエロ」「ゴールデンスランバー」「死神の精度」「陽気なギャング」シリーズも好き。書き出すと終わらないない。

推薦図書の「チルドレン」には続編がある。陣内の部下は大変だ。

4/24 三体/劉 慈欣、立原 透耶 監修、大森 望、光吉 さくら、ワン チャイ 訳

大槻ケンヂさんがゲストの回。大槻さんはNetflixで実写ドラマ化された作品を観て、原作を読んだとおっしゃっていた。

最近の私は体力的にも精神的にもドラマや映画を観る気力が足りないので(観てる間は他のことできないから)本も長編小説は読めずにいる。
歌集を買っては、31音を噛み締める日々。
多分だけど、たっぷり時間があっても今の私は映画やドラマを観ることはないだろう。心がガス欠な感じだ。たくさんの美味しそうな料理が次々とテーブルに並べられていくけれど、アレルギーでどれも食べられない感じ。

会話の中でポロポロとお二人が口に出した本もメモっておいた。

果しなき流れの果に/小松 左京

百年の孤独/ガブリエル・ガルシア=マルケス

罪と罰/ドストエフスキー

クイーンズ・ギャンビット/ウォルター・テヴィス、小澤 身和子 訳

孤児院育ちの少女がチェスの才能を開花させる話と聞こえは感動モノっぽいけど、精神安定剤とアルコールへの依存に苦しむ姿がある。
こちらもネットフリックスで映像作品化されている。観たい気持ちはある。

カラマーゾフの兄弟/ドストエフスキー

カラマーゾフの兄弟は後世の作品群に影響を与えているのを知っているけれど、私は読んでいない。読解するのに気力がいりそうなんだもん。

最後に我らが燃え殻さんのエッセイを大槻さんが紹介してた。

ブルーハワイ/燃え殻

夢に迷ってタクシーに乗った/燃え殻

文庫化して持ち運びしやすくなった&人にポイポイあげやすくなった。
エッセイ集の文庫版はもう一つある。

すべて忘れてしまうから/燃え殻

この2冊は週刊誌の連載をまとめたもので、長尾謙一郎さんが挿絵と単行本の表紙を手がけた。とある回で登場する虎猫の絵が私は好きだ。

燃え殻さんが何かを始めるときはいつも、挿絵や表紙、帯文や書評を誰に頼むのかが私は楽しみだったりする。

PVも好き。エッセイ集のPVって新しいなって思った。
音楽ユニット「ハルカトミユキ」のハルカが歌うこの曲も好き。
落ち着く。少しさみしい気持ちのままで。

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