愚痴をいう=悪いことではない

最近特に仕事関連で辛いことが続いています。

辛いことのうちの一つが、愚痴を言える相手がいないこと。先輩・同僚との信頼関係が出来ていないというのもあるのですが、原因のひとつに、ある一定数で愚痴を言う=前向きではない、悪という考えを持っている人がいるからということがある気がします。

わたしもいろんな人からそう教わってきた気がします。愚痴ばっかり言ってちゃダメだよ、とか愚痴は生産性がないとか、愚痴を言うくらいなら環境を変える努力をしろとか。それはもちろん正論だと思います。

でも、愚痴を言うことにはいい効果もあると思うのです。体にも循環機能があり、毒素を吐き出して生きているのだから、心を巡らせて心の毒素を吐き出す行為が愚痴を言うことだって、健康な仕組みであり生きるために必要なことだと思うのです。

例えばわたしは仕事の愚痴をよく言います。でもだからと言って仕事をしないわけではないと思います。辛いけどやるし、逃げたりしてるわけでもない。でも、だからこそ愚痴を言いたいのです。明日もまた仕事をちゃんとするために、愚痴を言いたいのです。

なのに、愚痴を話すと諭されたり、正論で押し返されたり、しまいには愚痴ばっかり言ってる人はだめだと人間性を否定されることすらある気がします。またそして悩みを抱えてそれが辛くなり、毒素が蓄積していきます。

そんなのこっちだってわかってるよ!!でも1人で抱えていたらどうにも辛かったりして、もやもやして前に進まないんだよ!でも不思議なもので、愚痴はひとりで言っても解消されない。聞いてくれる人がいて初めて心が浄化するものな気がします。

だからわたしはもっとみんな愚痴っていい気がするのです。もちろん、その愚痴を聞いて傷つく人がいたり、不快に感じる人もいるだろうし、相手は選ぶべきだと思います。でも愚痴って何か解決するわけじゃなくても、心がすっきりしてまた明日から頑張ろうとなれば、それもまたひとつの前向きな生き方なんだと思います。

だからもっと愚痴っていいと思うし、わたしは愚痴を言うことで乗り越えてきた人間だということが、愚痴を言えない環境下におかれてはじめて気付きました。






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