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【ササン朝】古代オリエントの世界 13/14

前回まで

メルシャ人のアケメネス朝を
アレクサンドロス大王が征服し
イラン地域は
文化的にギリシア風になっていった。
そんな中大王の死後
交易の要衝になっていた
バクトリアとパルティアが独立。
バクトリアは遊牧民のトハラに滅ぼされ
パルティアは
イラン系農耕民のササン朝に滅ぼされる。
文化的にはオリエントに戻りつつも
東西の文化が融合していく。

ササン朝の始まり

224年
イラン系農耕民の"族長"である
アルダシール1世
ササン朝を滅ぼす。
「諸王の王」と称す。
ゾロアスター教を国教としたことからも
イラン回帰がうかがえる。

ササン朝の基盤が固まり始める

アルダシールの次の
シャープール1世のとき
インドのクシャーナ朝を征服。
ローマ皇帝を捕虜にするなど
盛んに戦う。
ただしローマとはその後もバシバシやる。
アルメニア地域の領土問題などでやり合っていた。

ササン朝乱れかける、その時…

5世紀の後半になると
エフタルという遊牧民が侵入してくる
さらに内政にまで干渉し始め
極端な共産思想のマズダグ教が広まっていく。
余談だが
農耕民や遊牧民が氾濫するのは
"気候変動"のある時が多いので
もしかしたら、この時期も何かあったのかもしれない。
そんな情勢不安な中
ヒーローが現れる。
ホスロー1世だ。
1、マズダグ教を弾圧
2、税制・軍政改革
3、ローマとの50年の和平
4、遊牧民エフタル滅亡させる
 (トルコ系遊牧民、突厥と強力する)
などを行った。

ある?出汁?いる?
シャーぺん、プール。
ホスト・ストロー
覚え方は自由だ。

ホスロー1世の改革で
ササン朝は黄金時代を迎えた。
なぜか
「不死の魂を持つもの」と讃えられたそうだ。

領土の拡大と斜陽

全盛期を迎えると
地域の安定を図ったり
あるいは
軍の活用も必要になり
領土を拡大していく。
そのため
政治は圧政になり
税金も重くなる。
批判が増え、内政はやがて
必然的に混乱、衰退していく。
ササン朝も
ホスロー2世(6世紀後半・1世の孫)のとき
領土を拡大していく。
アナトリア、エジプト、パレスチナ、アラビア半島など。
そして
彼の死後、宮廷は内紛。
7世紀、アラブ軍の侵入
642年 イスラム軍のにより 滅ぼされ
ササン朝は終了する

アラブ軍イスラム軍て
誰?という感じだが
おそらく
アラビア半島の国や
その連合なのではないかと思う。
今後の学習で出てくるだろうか。

感想

文化的な違いから
復興を願い
国を作るも
結局は
税と軍事で
国は滅びていく。
1945年と
その後の日本国憲法、
戦争の時代を生きてきた人たちの
あるいみ崇高ですらある思いに
自分も含め現代人たちは不真面目だと思う。
曲学阿世となり
机上、いや
ネット上の空論に終始する
正義は本来、人の苦しみを取り除くためにあり
己を利するためにあるのではない。
血を流さなければ分からない
そんな愚か者にはなりたくない。

学習に関して

前回も書いたが
学習は
復習のバランスが大事で
そこは
いったん忘れる
ということが
重要だと気づいた。
次回の
イラン文明で
古代オリエントの世界は
いったん忘れることにする。
また必要があるときに
寝かせたお酒を味わう様に
開封していく予定。
次はギリシア、
そしてローマ、
インドと続く。

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