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短編小説『楽園と蛇と僕の間にあった木について』

”香り”から呼び覚まされる記憶がある。
私の場合は、いちごみるくのキャンディーを舐めると学生時代の通学路の光景が目の裏に現れる。
君の場合はどうだろう。


「この実は勝手に食べちゃ駄目。」
母は幼い僕と柚子の木の間に立ってそう言った。普段にない厳しい表情だった。その小振りな黄色い果実を母の肩越しに見つめる。一見、蜜柑に似ている様に見えるけど、食べちゃいけない。なんでだろう。

しかし食べてはいけないと言われれば、その果実のことが却って気になり、部屋の窓からその木を眺めることが増えた。どんな味がするんだろう。どうして食べてはいけないんだろう。食べたら何か悪いことでも起きるのかな。お母さんがあんなに厳しい顔をするくらいだから、きっと僕にはまだ分からない世界のルールみたいなものがあるんだろうと思った。

暫くして、食卓に見慣れないものが現れた。トーストに添えられた黄金色のジャム。普段は赤いジャム。
ーこれはなに?
と僕が訊ねると、母は優しく微笑んだ。
「柚子のジャムよ。お母さんが作ったの。」
ー食べていいの?
「これなら食べて平気。」
僕はトーストに急いでジャムを塗って、飛びつくように齧り付いた。それは蜜柑とは違うし、普段の苺ジャムとも違った。今考えれば、当時それ程味わったことのないタイプの酸味や苦味がその正体だったんだろうけど、その頃の僕はそれを”秘密の味”や”特別な味”の様に感じていたと思う。
ー美味しい!
僕が大きくそう言うと、母は嬉しそうに僕の頭を撫でた。その指先から、ジャムよりもっと強く柚子の香りを感じた。


類(るい)とは中学生になって出会った。

僕が住んでいた土地には子供が少なく最寄りの中学が閉校、隣町の中学と統合されることになり、お陰様で僕はダサいヘルメットを被って自転車通学を余儀なくされ、同時に彼と出会うことにもなった。

類は、僕が小学校までに出会ってきた子供たちとは、全く異なる世界を思わせた。世界の男子は皆髪が短いものだと思い込んでいたけれど、類の髪は少し長くて、それが中世的な顔立ちによく似合っていた。
彼が近くに来ると”香り”がした。今思えば柔軟剤かシャンプーか。それに加えて彼には少し不良らしいところもあって、喫煙の癖があった。その混じり合った香りが”雰囲気”として彼を包んでいたのだ。彼が来ると”空気”が変わる。

彼が放つ魔法的雰囲気を年頃の女子が放っておくはずもなく、彼はよくよく誘われ、騒がれ、時にそっと言い寄られていた。そんな時、僕はそばには居た堪れなくなって、
ー先に帰るよ。
とその場を離れようとするんだけど、彼は
「僕も帰るよ。」
と女子を振り払って、こちらに追いついてくる。
僕はよく知らない女の子への情けない優越感と共に、僕が彼だったら女の子をあんな風に放っておかないのに、というなんだか”勿体ない”と言う様な気持ちを抱えて、彼と駐輪場まで歩いた。

ある時、類は何の断りもなしに僕の自転車の荷台に腰を掛けた。僕は怒られたら嫌だなと思うと同時に彼が後ろに乗っていたらきっと心強いし楽しいだろうとも思った。
ーでもヘルメットは一つしかないよ。
僕が真面目にそう言うと類は珍しく表情を大きく崩して笑った。
「二人乗りでヘルメットをちゃんとしていた場合、大人がどんな風に怒るのかは確かに興味あるけどね。」
彼は帰り道、音楽の話や映画の話をした。僕も母の影響があって、彼の話すことがなんとなくは理解出来ていた。女子にはそういう話が分からない、と彼は決めつけている様だった。僕の母さんは違う、って言おうかと思ったけど、マザコンだと言われるのが憚られてそれを口にするのはやめにした。
類の家に着く。その大きさや門の構えは、子供ながらに自宅との格差が感じられ、類はやっぱり良い家柄なのだと思った。そう思うと急に気が引けて、そそくさと帰ろうとする僕を類は引き留めた。
「折角だから少し遊ぼう。良いものがある。」

家の中は静まり返っていた。
天井の高い玄関から廊下を抜けて、広いリビングらしい部屋に入る。
ー誰もいないの?
上着を大きなL字型ソファーに投げると、類は
「いつもね。殆どひとりだよ。」
と答えた。その声に寂しさの様なものは感じられなかった。もしかしたら、今の僕なら何か感じることが出来たかもしれない。しかしその当時は、自由で良いな。そんな風に思った。
「僕の遊び部屋に行こう。」

階段を上がって3つ目のドア。彼の部屋のことは今でもかなり克明に思い出せる。それはまるで男子の部屋の理想形とも言うべき部屋だった。ガラスのショーケースには車や飛行機の模型、モデルガンが飾られていて、壁面を占める棚には本がぎっしりと詰まっている。部屋の脇にはギターとアンプ、奥にはスクリーンとスピーカーが備え付けられていた。
「ああ、僕の部屋って言ったけど、厳密にはあの人、父のコレクションルームも兼ねてる。子供の頃から遊んでいるから、つい”僕の”って言ったけど。」
と彼は弁解する様に言った。正直どっちでも良い。なんにせよ、これを彼はきっと自由自在に扱って良いんだ。僕は目が楽しくて仕方なかった。

彼が下手だと言って聴かせたギター演奏が、下手なのかどうか僕には分からなかった。今現在の僕が、外国語が出来れば職にあぶれる事なんてないんじゃないか?と勘違いしがちな様に、当時の僕はギターが弾ければなんでも出来る。そんな風に思っていた気がする。

夢中になっていたら、いつの間にか外は暗くなっていた。
ー帰らなきゃ。
「そうだね、またおいでよ。あと、今度は君の家に行ってもいい?」
ここまで楽しませてもらってダメとは言いづらかったが、自分の家なんて何もない。母さんがいて、僕がいて、生活用品はあるけど、あとは少し本があるくらいだ。ここの本棚の何分の一だろうなんて考える。僕が返事をしなかったせいか、
「まぁ無理にとは言わないけど。」
と彼が残念そうに乾燥した笑みを浮かべた。
ーいや、今度ね。今日はありがとう。
彼も一度うちに来れば、退屈さが嫌になって、ずっとこの部屋に招いてくれるかもしれない。

「今日行っても良いか?」
と翌日類は言った。昨日の今日だ。僕は勝手に”今度”という言葉を遥か先の事だと解釈していたらしい。
ー良い、と思うけど、うちに友達が来たことがないから…。
母さんに訊いてみなくちゃ、と続けようと思ったが、これもまたマザコンらしい物言いだ。続きを迷っていると、類がその先を紡いだ。
「じゃあ僕が最初の訪問者だ。」

訪問者。不思議な響きだった。確かに母の友達は来たことがないし、親戚も殆どいない。母と僕しかいない家。誰も訪ねてこない家。そこに類がいる。響きもさることながら、その事実も不思議だった。しかし類は僕の家で、僕の向かいに座っている。
「静かだね。でもうちより良い静けさだ。」
やかんの音がする。母が珍しい訪問者に喜び、何か支度しているらしかった。少しして、珍しくお盆を手にした母が部屋にやってきた。お盆の上には紅茶のセットとビスケットが少し、それと柚子のジャムが添えてあった。
「アールグレイ好きです。このジャムは?」
「自家製の柚子のジャムです。」
「すごい、いただきます。」
丁寧にジャムを乗せたビスケットが、彼の口に運ばれる。僕はなんだかそれを少し止めたくなった。だけどビスケットは当然の様に類の口に到達する。さくと小気味いい音が彼の口元から聞こえてくる。
「すごく美味しいです。」
母はそっと微笑んだ。

「羨ましいよ。」
と類は帰り際に言った。
ー僕も君の家が羨ましいけど。
と言うと彼は、
「じゃあ交換する?」
と返した。彼の口角は上がっているし、声のトーンは軽い。でもその目はどうだったろう。今では記憶が曖昧だ。

僕の思惑は外れて、類は僕の家によく来る様になった。うちに来たって大して遊ぶものは無い。トランプとオセロくらいだ。でも類は喋ることを好んだ。音楽、映画、だけはなく、哲学的なテーマも多かった。
僕は彼の話を聴くのが好きだったし、ずっと相槌を打って耳を傾けていた。時に彼は僕に意見を求めることもあった。
「犯罪性って遺伝すると思う?」
こういう小難しいテーマを彼から解説してもらうのは好きだったけど、意見を求められるとたちまち気の利いたことを言わなくちゃと嫌な汗をかいた。そして答えられずにいる僕に時間切れを宣告する様に、彼は深く頷いてから話を続ける。
「遺伝する説もあるし、環境のせいって説もあるんだよ。その昔骨格で犯罪者は分かるなんて言っていた人もいるらしいけど。でもさ、犯罪っていうのはつまり法律を破るってことだよね。法律が出来たのは人類の歴史から考えれば随分後だろう?なら、そもそも他者から奪う、それは物にしても命にしてもだけど、それは大昔生き抜く上で普通の行動で、それは生き残っている全ての種の祖先がしてきたから今があるわけで。つまり今生きている種全員に、今で言うところの犯罪者の因子が入っていることにならないかな。」
僕は頭で整理しながら、なんとか追いついて頷く。
「犯罪に限らずだけど、皆、悪い要素があるはずなんだ。それは今、法とか倫理観があるからで。僕だけ…いや…僕らにもあるんだ、きっと。」
その時の話は、類にしては歯切れの悪い終わり方だったかもしれない。しかし当時の僕は彼が固定概念を壊してくれることに嬉々としていて、そういう細部に気がつかなかった。

「類くんって良い子よね。」
と母が夕食後のお茶を飲みながら呟く。
ーそうだね。
僕は類に借りていたポーの短編集を開いていて、顔も上げずに答えた。『盗まれた手紙』という話だ。僕はデュパンが追う手紙の行方が気になりつつページをめくっていたけど、母の観るテレビの音が時折意識と混線して、手紙はなかなか見つからなかった。
「彼女とかいるのかしらね。」
ー僕の知る限りはいないと思うけど。
「でもきっとモテるでしょう?」
ーそうだね。
なんだか居心地が悪かった。それは自分がモテないからかもしれないし、彼が女の子に素っ気ない一面があるせいかもしれないし、もっと他に理由があったのかもしれない。僕は本を閉じて、歯を磨きに洗面所へと向かった。

暫く経って、秋。
黄色く熟した柚子を見る。そろそろ母さんがまたジャムを作る。作りたてのジャムは、初めて食べた時を思い出す味がする。暫く置いて熟成させたものも美味しいけど、僕は作りたてのジャムが特に好きだった。

ある日曜日、僕は退屈しのぎに図書館に出向いた。
類から借りた本の影響で僕はすっかりミステリ好きになっていた。
もうすぐハロウィンということもあって、クリスティの『ハロウィ―ン・パーティ』を開く。ついこの前まで読んでいたドイルのホームズシリーズとは違って、ポアロはあまり突飛な行動はしない。床も這いつくばらないし、コカインもやらない。それがカッコいい大人にも思えたし、ポアロは勿論面白かったけど、ホームズの方が冒険心をくすぐる様なところがあった。他人の細かい点を観察して、職業や何処から来たのかを当てる彼は、まるで魔法使いにも思えた。僕にも出来るだろうか、と図書館にいる人たちを観察してみる。あのおじいさんは、左利きで、右脚が悪くて、いやいや、こんなことは誰でも分かることだ。その先の一見分からない事実を導き出さなきゃいけない。本をめくりながら、時折近くに来た人を観察して推理遊びに興じてみるが、答え合わせが出来ない。これで「あなたは離婚していますね?」とか「お兄さんとはあまり仲が良くないのですか?」などと不躾に訊ねれば答え合わせが出来るかもしれないけれど、外れたら失礼だし、当たってたとしてもすごく気持ち悪がられるだろう。諮問探偵でなければ、そんなことしたって得なんかない。でももしかしたら類が披露すれば、皆「すごい!」って素直に喜ぶのかもしれなかった。もし類が探偵になったら、僕はそれをデュパンにとっての”私”とかホームズにとってのワトソンみたいに小説にして、なんて考えてみる。その為にも本を沢山読んでおこうと思った。

ポアロを数冊借りて図書館を出る。
自転車で風を切るのが少し肌寒く感じられる季節になった。
今日の夕飯はなんだろう。まだ少し時期が早い気もするけど、クリームシチューが食べたい気がしていた。町の何処かから玉ねぎを炒める匂いがするせいかもしれない。はやる気持ちで自転車のまま公園に入り、家までショートカットしようとした時、ブランコに腰かける類が視界に入った。
ーやあ。
僕が声を掛けると、類は肩をびくりと上げて、すぐに笑顔を作った。
「何処に行っていたの?」
ー図書館に行ってた。ほら。
と借りてきた本を見せる。
「ポアロか。良いね。今日は君を誘って遊ぼうと思ってたんだけど、もう遅くなっちゃったね。」
と彼は夕暮れの空を見上げる。
ー早く言ってくれれば良かったのに。退屈で図書館に行ったんだから。
「ごめん。また遊ぼう。」
彼があまり寂しそうな顔をするものだから、僕は彼の後ろに回って背中を押す。彼は戸惑いながらも流れに身を任せてブランコに揺れる。彼の笑い声が聞こえる。相変わらず長く伸びた髪からは、彼らしい香りがした。そしてその中に、僕は微かに柚子の香りを感じた。

少し前に、教室で聞こえてきた女子生徒たちの声が再生される。
「類くんの家ってさ、すごい豪邸なんだよ。」
「すごい、流石だね。」
「でもね、お母さんはいないし、お父さんは殆ど帰ってこないんだって。」
「じゃあわたしたちが遊びにいってあげようか。」
「類くんのお父さんって、お金持ちだけど、女遊びが凄いんだって、うちのママが言ってた。」
「じゃあ類くんだって。私達も類くんと遊ぼうよ。」
微妙に嚙み合っていない会話と、その欲望の滲んだ声。それらが自分の友達に群がった虫みたいに思えて、それが嫌で僕は黙って教室を出た。
だけど今はその嫌な記憶が引きずり出されてきている。何故か。
柚子の香り。この強い香りはジャム作りをした後の母からしかしないはずのものだ。それがどういうわけだか、類の髪から香ってきた。
”どういうわけだか。”白々しいかもしれない。
[犯罪性は遺伝すると思う?]
類は以前そう訊ねた。それは何も法律に限った話ではなく、広義で”人は罪を犯す。それは遺伝するのか?”という問いだったのかもしれない。しかし父親が酷い遊び人だったとして、類はどうだ。女の子にはそっけない。だけど、同時に類には母がいない。僕の家には”母”がいる。僕が図書館にいた間、類は僕の家へ行ったのかもしれない。母は類に好意的だ。そこで何があったのか。さっきまで全くうまく行ってなかった推理が、妙に噛み合って僕の考えを後押しする。止められない。
「もう大丈夫、止めて。」
類の声で現実に引き戻される。考えている間、無意識に彼を押し続けていたらしい。急いで手を止める。ブランコはゆっくりと速度を落とし、類のスニーカーがざざと音を立てる。
「そんなに勢いよく押し続けたら何処かへ飛んでいっちゃうよ。」
と彼は悪戯に笑った。飛んでいく?その方が良いと思った自分も何処かに飛んでいきたい気分だった。

僕はその夜、母と殆ど話さなかった。食事は一緒に取ったし、母は色々話していたけれど、よく覚えていない。母の顔を見ることなく、茶碗に目を落として過ごした。

母が寝静まってから、息を殺して庭に出る。
そして月の光を浴びる柚子の木の前に立ち、その熟した果実をもぎった。
こんなことは初めてだ。
キッチンから持ち出したペティナイフで皮を剥いで、果肉に歯を突き立てる。甘く芳醇な香り、酸味、そして苦味。
もっと強烈な美味さとか、あるいは毒を、僕は期待していたと思う。
だけどそれは実にあっけなく、そこには何もなかった。
本当に何もなかった。
母の厳しい顔を思い出す。
[この実は勝手に食べちゃ駄目。]
毒性があるからでも、特別なものだからでもなくて、ただ”美味しくない”から。


僕はその夜、夢を見た。
その夢は大人になった今も度々見る。
だけどここに書く気にはならない。医者に話す気にも。今はまだ。


僕はその後、なんとなく類と距離を取る様になり、母とも会話が減った。
しかしそれは年頃のそれとして処理されて、誰も深追いはしてこなかった。
そのまま、時間が経ち、その関係性のまま、僕は家を出た。社会に出た。どうでも良い会社に入って、どうでも良い仕事をした。どうでも良いというのは、つまりいまいちその仕事が社会の何の役に立っているのか分からなかったということ。そして暫くして病んだ。いや、病んだらしかった。診断されたからであって、自分ではよく分からない。寧ろ元々病んでいたのかもしれない。あの頃から。

図形を見せられて「何に見えます?」とか、長椅子に寝かされて「話してください」などと言われた。夢の話を聴き出そうとする人もいたが、僕は上手く話すことが出来なかった。

時間は過ぎていく。しかし自分はあの時から止まったままで、周りがどんどん変わっていく。あのブランコで、周りが止まっているのに僕の思考だけがどんどんと動いていた、あの時とは全く逆みたいに。

ーもしもし。
「久しぶり、分かるかな。」
怖くて泣いたのか、懐かしくて泣いたのか分からなかった。類の声は電話越しでもあの頃の様に明瞭だった。僕は涙声を悟られない様に、姿勢を正して喉を絞る。
ーもちろん。
「良かった。実は、仕事を手伝ってほしいんだ。」
嬉しかったのか、憎たらしかったのか、それも分からなかった。
でも僕はそれに応じた。病んでいたから判断力が鈍ったのかもしれないし、薬の影響でぼんやりしていたせいかもしれない。しかし今思えば、これが治療と社会復帰の一環と考えたからだと後付け的に言えるかもしれない。

類は探偵になっていた。
それは僕たちが昔親しんでいた名探偵とは違って、すごく地味な調査業だった。浮気調査が7割。
類は何かをやっつけようとしている様な気がした。
僕は戦わずして逃げてこのありさまだが、彼は彼なりにその”なにか”と戦う術を探して、ここに至ったのだろう。
僕に任せられたのは調査ではなく、報告書の作成だった。
ある種”ワトソン的”と言える。この的中を推理と言って良いかは分からない。多分違う。

あの日の真実は未だに分からない。
それでも今の彼を見ていると、それがあったとしても許せると思える。
彼を視界の外に置いたままだったら、僕はあのまま半分眠った様に生きて、よく分からない図形とあの悪夢を見続けなければいけなかったかもしれない。

母に会いに行こう。
僕は柚子のジャムが急に恋しくなっていた。

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