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「襲来!2リットルの下剤、巨大錠剤メサラジン!」潰瘍性大腸炎入院日記#4

今回下痢が一週間を超えた時、思い出したのはその8年前の悪夢だった。

これは紛れもなく、あの謎の血便患いの再来だ。

しかし解せないのはあの頃はともかく、今はあのような過酷な暮らしもしていないし、人並みにストレスを感じていることはあるものの、その時ほど酷いものではない。当時より歳もとっているし、仕事の責任も増しているので無意識レベルでは大きなストレスを受けているのかもしれないが、少なくともその自覚はない。

近所の総合病院の内科へ

ともかく、原因がわからないことには正しい対処法も解らないので、今度こそ原因を突き止めようと思った。8年前は行った病院か、あたった医師が外れだったのかもしれない。幸いあの頃よりもどんなジャンルでもレビューが充実している。見ると近隣の総合病院のようなところはどこも評判が悪い…行くところがないw

通いやすいところが良いので、比較的近くて評判が悪くない病院の内科を選び、受信した。その日は問診と触診のみで便の検査キットを渡された。本当に血便が出ているか確認した上、出ていたら消化器専門の病院を紹介してくれるとのことだった。

その頃、ちょうど先月末に受けていた会社の健康診断の結果が来ていて、便の検査もやっていたのだが、潜血に陽性反応の結果が出ていて紹介状もつけてあった。紹介状って、宛先なく出すもんなのか。有り難いけど。

消化器専門の病院へ

そうして紹介状を持って、内視鏡検査のできる施設のある病院へ行った。

この頃には頻繁な血便で、便は毎回赤ワインを流したような状態だった。体調の方もふらふらで、常に下腹部全体にうっすら痛みがあって何をするにもしんどい状態だった。

内視鏡設備のある消化器専門の病院は、少し建物が古く決して大きな病院ではなかったが、良いレビューの通り親身に話を聞いてくれる雰囲気だった。

この日は内視鏡検査を受けるにあたっていろいろな手続きや説明を受けた。カメラで腸の内部を診るために、下剤2リットルを飲むとのことだった。

巨大!メサラジンの恐怖

家に戻りメサラジンとラックビーという薬を貰ってのんだがメサラジンの方の粒が大きすぎて飲み込むのに難儀した。水に流し込もうにもなかなか飲み込めないし、喉に詰まりそうになるし、胃の辺りで膨らむような感覚があり吐いたときもあった。大腸に届くまで有効成分を温存するために大きくなっているのかもしれないがとにかくでかい。何とかならないのか。

下剤2リットルの刑

これがまたなかなかで、飲めない味ではないが美味しくはなく、大量に飲まなければいけないのが結構しんどかった。ただ、健康診断のバリウムのあとに飲む下剤と違って、腹痛などはこなくてただただ洗い流されるような感覚で、腸内が空になったせいか体調も楽になった。メサラジンからペンタザという顆粒に変わったのでそれが効いている気もする。ていうかペンタザの袋にメサラジン配合ってかいてあるんだけど…。あの苦労は一体…。顆粒にできるならあのビッグサイズの理由は一体何なんだろう。

そしていよいよ明日は内視鏡検査を迎えるのである。

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