車で西の方に行ってきた 〜その2
京都から東京に帰るにも、ちょっと体力的に余裕をもたないときびしいねということで名古屋に宿泊することにしました、っていうところから。
前回までの話はこちら↓
…京都から東にむかっていく間もお天気は降ったり止んだりというかんじ。途中の鈴鹿PAで休憩。
ここ、上り線と下り線で供用の施設があるからこうやってどっち方面なんだか、っていうのがわかるモニュメントがあった。
地図を見ると、このPAは4年ほど前に行った椿大神社のすぐ近くにあるらしかった。そのときは四日市駅からバスに延々乗って山の中についたような印象だったけれど、高速道路をずっときて、はい、このあたり、って見回してもなんだか全く違うエリアの印象。来る道筋によっても見える景色って印象が全然違いますね。場所、空間、そういう概念って点で存在してるんじゃなくシーンの連続の上でこういう場所だった、って印象(というか記憶?)が出来上がるんだな、というかんじ。
ちなみに4年前に行ったときは椿大神社から入道ヶ岳の方に入ってちょっとだけ登ってみたんだけど、道無き道を行く感じになって斜面から1mほど滑落したので「山はこわいぞ、なめてはいかん。なるべく行きたくない。」という結論に至りました。向いてないんだから、こういうのほんとに。
・椿大神社は、猿田彦大本宮とも呼ばれているそうです。
境内の散策も楽しいところ。雰囲気良かったからまた改めて行きたい場所。
http://tsubaki.or.jp/
名古屋についたのが夜遅くで、もうホテルについたら疲れた寝ようって感じだったので、せっかく窓からきれいな夜景が見れたのに見ただけで「へえ」って言って写真を撮らなかったのです、朝になってから後悔したんだけど疲れてる時ってそんなもん。
朝見た景色、こんなかんじ。名古屋港の方まで見えますね。観覧車もかろうじて写ってるんだけど…
見えにくいので現像で見えやすくします。
RAW現像に使ってるソフト、Adobe Light Roomの「かすみの除去」っていう機能を使うとちょっとはっきりする。
↓
「写真」としてはかなり不自然な色合いになるので普段ここまでの状態にすることはありませんが、霞んでた部分が浮かび上がってくる機能。(AdobeのCameraRawでもこの機能あったはず。)このサイズで見ても観覧車は見えますね。このjpgはリサイズしているので無理ですが、現像段階で等倍で見た時には後ろの橋を渡ってる車両も確認はできました。この機能、強めると空の色がどんどん変色するのでほどほどが良さげ。
ホテルの朝ごはん、ブッフェ形式で名古屋コーナーがあって朝から天むすと味噌カツを食べてみました。味噌カツの味噌味がちょっと喉に甘さがくる感じ(個人的な感想ですよ!)が若干苦手気味なので、かける量を自分で調整できるのはありがたいところ。本当はひつまぶしもあったんだけど、スモークサーモンのサラダが好きすぎてそれだけをミニ皿いっぱいにおかわりして食べちゃったからひつまぶしが入る余裕がなくて断念しましたー。
ここから東京に向けて帰るにあたり、東名の海老名周辺の大渋滞をどう避けるか、というのが命題。早々に帰路についてしまうと夕方にそれに当たってしまう…ということでどう時間を使おうか、と。
ちょうど広島カープは名古屋で試合やってる時だったのですよ。なのでナゴヤドーム行かない?と提案したものの、試合開始が14時…これだと試合終了後に出発するとちょっと時間が遅くなってしまうよね、ということで熱田神宮に行って名古屋港水族館に行くコースに。
一週間後だったら、名古屋でFC東京の試合があったのにねー でも見てから帰ったら何時なんだろうねー っていうかその試合、金曜じゃん、試合時間には間に合わないじゃん 的な話もしつつ。
熱田神宮は何年か前に行ったことがある。どれくらい前だったかは忘れた。
木のトンネル、みたいなかんじ。影も素敵だし、雰囲気がいい感じ。暑いのを除いては。
水と光っていいですよね。見てると気持ちがとても明るくなる。
なんだか綺麗な色合いの鶏さんがいましたよ。正午くらいにはさかんに鳴いてたけど、あれはごはんの催促だったんでしょーか、なんか親近感おぼえました。
この木、前回来た時も写真撮ってる。画角的にこんな感じになってなんだかよくわからないが…立派な木です。枝ぶりがすごいな。
この日は名古屋で試合があるってことで横浜Fマリノスのサポーターの方や広島東洋カープのファンの方がいらしてた。カープファンは自分にとっては馴染みの存在なので、みかけると勝手に嬉しくなる。
赤いの見ると安心するなあ、っていうカープファンの性。
そんなデザインのグッズあるんだーと思った。靴が可愛いよね。←このあたりでまたいろいろ主旨が変わってきてる
誰のユニフォームなんだろう、っていうの、結構気になるんですよ。左の方はリュックでよく見えなかったからISHIHARAって書いてあるのかしら、と思ったらISOMURAでした、しぶい! と思ったけど磯村選手は中京大中京の出身だったよね、愛知は地元になるわけか。
えーと、熱田神宮の話をしてないね。
ここには天照大神の荒魂が祀ってある。だいたいいつも見る、というか祀ってあるのは和魂のほうで…どうやって説明しようか…
神様には荒魂と和魂の二面あって、自分の解釈だと、和魂(にぎみたま)はおだやかな面、だから外面的な(っていうと語弊があるよね)まあ、感じの良いほう、人と接するときのおだやかな感じ(あくまでもイメージですよ)。
荒魂(あらみたま)の方は荒い、というより本質、と解釈している。良い悪い強い弱いっていうより本質そのまま、削ってない方、整えてない原型、っていうイメージ。それを当たりが痛くないように整えてあるのが和魂っていうイメージをしている。
(このへんはちゃんとしたことはちゃんとしたことを言ってる人に聞いてください。っていうかちゃんとしたことを言ってる人、がどこなのか私には断言できないから文書を探してリンクとかははらないけど。)
旦那さんが熱田神宮のマップを見て「ここ行ってみたい」と言ったとこ、地図みてる段階では気づかなかったんだけど歩いて行ったらああここ、前に行ったところだ、と気づいた。
視覚で気づいたっていうより風で気づいた。
行けばわかるんだけど、祀ってあるところからまっすぐ、違う風が吹いてる。違いは体感でわかるやつだから、ぜひ行ってみて感じてください、と普通に言えるやつ。
物事の本質ってなんだろうね? と考えるわけ。優しいと言われる人の本質が「優しい」ではないような気がするし、むしろそれって後発的な、客観的にみた場合のラベルだよね。軸になってるものの方向性があって、その上での言動を他者視点で見た場合に優しい優しくないがつけられるだけ、のような気がする。思考の方向性とかは軸であり本質かもしれないけど。
例えば愛情が深いとか強いとか、そういうのって他者視点で相対的に判断されるだけで本人にとってそれが強いか深いかそうでないかなんて判断できないし意識もしてない、そのサイズでその人の普通であるもの。全力でやってても小さいってことになることもあるだろうし、大して尽力してないつもりでも他者から見れば深い、大きい、みたいに見られることもあるんだろうし。
他者視点の判断を基準にして行動してもマイナスにはならないとしてもその人個人にとってのプラスではないかもしれない。(誰かの役に立つことは十分あると思うけど)
それはゼロではない。けど、「本質」とか「軸」とか呼べる部分じゃない。その人の軸に近いところで何かしてないと、どれだけ高い評価をされても満足できない状況に陥ることってよくあると思う。
“「愛」とは「信念」” という言葉が今自分の中にあって、それ、どういうことなんだろうって感覚的に理解しようとして少し経つけど、なんとなく、ここに行って考えたことによって十分の一くらいは体に入ったかなあ、という気がする。
…このあとは名古屋港水族館へ。暑いから陽に当たらないですむ、夕方くらいには出発できるレジャーを、と思うとやっぱりここ。
いるかの水槽が大きいのよ。イルカショーがやってるその真下を水槽を通して見ることができる。
イルカとかシャチとか、泳ぐの速いんだよね。かわいい生き物というよりかっこいい生き物。この色見てるだけで体感が若干涼しくなりますね。
いいやつそうにも見えるし、悪いやつそうにも見えるお顔。(そんな言い方してごめんよ)
水が面白い感じに見える。こういう見え方する設計ってなんかいいなと思う。ただなんとなく魚を見に行ったというだけじゃなくて楽しめるというのかな。
水槽についてた水泡がピントが合わないことでぼけてこんなふうに写ってた。
熱帯魚、見てると癒される。小さい時から私、遊園地よりも水族館が好きだったと思う。きれいなお魚はずっと見ていられる。
なんかお話中のおふたり。
光がさしてた。
どんどん行くと、熱帯魚のいる大きな水槽を真上から見ることができた。水って見え方によって表情が変わって面白いよね。上から見るのと横から見るのと印象が全然違うし。
ペンギンの水槽。ペンギンが見られてるのか、人がペンギンに見られてるのか…
クラゲのまだちっちゃいの。こんな脚が長くて絡まったりしないんでしょうかと我が家は家族全員で心配しております。
…そのあとららぽーとでごはんにして、夕方になったのでぼちぼち帰りましょ、と、帰路にむかったわけですが、SAで休憩を3回くらいはさんで約6時間くらいで都内に戻れた、かな。海老名付近の渋滞がまだ終わってなかったので伊勢原JCTから圏央道のほうに入って中央道経由で帰りました。
で、今回の旅のおみやげが
とび出し坊やのキーホルダーがあった! これ、トランクにつけようよ! ってことで滋賀県内のSAで買った。
愛知県内のSAではドアラがやられてる素敵なステッカーと、神奈川県内のSAでドラえもん缶のクッキー(缶のイラストが原作の絵だったことが決断のポイント)。
7月の長野旅行で買ったおかしがまだ食べ終わってないので今回はこんな感じ…。
誰かの心の平穏やきらきらを取り戻すお手伝いがしてみたい。