リョーマ!を見てきた
この間オタクと日本酒を飲んでたとき「リョーマ!がキンプリみたいなヤバい映画らしくて気になっている」と話題にあがり、その場で予定をすり合わせて11月6日もとい今日に見ることになった。
9月3日公開の映画なので、最悪上映終了してるのではないかと思ったがありがたいことにTOHOシネマ日比谷でやってたので助かった。
なにやら東京国際映画祭がやってるらしくシャンテ日比谷の前でバカでかいスクリーンを置いて映画を見てる人がいてかなり気圧された。面白そうだが、今日の本題はリョーマ!である。
連れ2人のオタクは見終わったあと喋ったら私よりもちゃんとテニプリを履修していた。1人はテニプリの影響でテニスを始めた(今もやってる)し、1人は少なくとも漫画をちゃんと読んでいた。
かくいう私はといえば小学1、2年の頃に姉の影響でアニメを見始め、漫画を読んで……だったのだが、地元新潟で氷帝戦の途中から枠が移動になったり、姉が飽きて私も摂取手段がなくなったためそのまま疎遠となってしまったのだ。
チャンネル権も小遣いも無い田舎の末っ子のコンテンツ摂取なんてまあこんなもんである。でも中学上がる頃にはみんなテニミュとかドキサバとかテニプリバトロワ夢小説とか読んでたし、私がマジで男キャラに興味が無いだけな気がする。
一応不二周助と越前リョーマが好き寄りのキャラだったような記憶を懐きながら席についた。ちなみに満席だ。
まず、初っ端からギャラリー含めてワイワイ踊ってて笑った。
私の認識は氷帝以降かなりおぼろげなのだが、タカさんと乾がおよそテニスプレイヤーが負うような傷じゃない傷で踊ってたのがもうだめだった。踊ってる場合じゃないだろ、特に乾。
そんなおぼろげな私でも、リョーマとお父さん周りの話は覚えてたので特になんの問題なく見れる……と思ったらなぜかリョーマの兄が出てきて今日一番驚きました。リョーマ、一人っ子じゃなかったの??
しかも調べたら血縁関係はまだ伏せたまま新テニが進んでるらしい。
一切知らなかった。
しかし桜乃ちゃんがえらいかわいい。まだ小学校の頃はそこまで声優に詳しくなかったのだが、高橋美佳子さんのキャラで一番可愛いと思ったかもしれない。当時は可愛いな~と思ってたがそこまでグッと来てはいなかったので、年を取ったんだな自分(そりゃそうだ、20年前後経ってる)
話自体はシンプルなタイムスリップエンタメムービーだったが、随所に入るミュージカルムービーが面白い。ツッコミどころも大量にある映画だが特にヤバくて本当に声を出さずに笑いを堪えるのが辛かったのは電話のシーンである。
南次郎に電話をかけるつもりが、ミラクルパワーで現代の手塚と幸村に繋がるシーンなのだが、時差で朝練中の手塚と水やりをしてる幸村にかかるのが面白い。幸村が電話をとって「君に番号教えたっけ?」は急に正気にかえるツッコミなので緩急がまた面白いのズルいと思う。
あのアドバイスを受けて次のシーンに繋がるとはいえ、結局電話が繋がらないから越前母父が心配したままなのも笑える。
作中の見せ場の一つであるデンジャラス・ゲームも、かっこいい皆川さん朴さんの歌声を楽しみながら対戦相手エメラルドのトンチキテニスが始まるのも楽しい。
私はエンタメが好きなのだが、その理由のひとつに私のような無知無学のバカが何も考えなくても楽しいと思えるものだから、というのがある。この作品も、テニプリ、懐かしいな~面白かったな~くらいの私が見ても抱腹絶倒で無声上映が辛すぎる……となってしまうくらいのものなので、テニスの王子様という漫画が生み出したコンテンツの懐の深さと広さは素直に感動した。
映画後のキャラソンメドレー?は聞き覚えが若干あるものもあり、懐かしさでいい気分のまま日比谷の夜の街に繰り出し酒をかっくらう。
時間があるうちにテニプリ、読むか……。
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