【詩】『アナタはきっとエキゾチカ』
ボクの手足がとても細い頃
ボクの体が伸びきっていない頃
手足が太くて 背も高い アナタと出会った
アナタはきっとエキゾチカ
港にいたアナタは
ボクにパンをくれたよね
アナタはきっとエキゾチカ
友達のいないボクへ
アナタは見てきた世界を話してくれた
アナタはきっとエキゾチカ
いつかこの海 共に渡ろうと
アナタは笑みを浮かべてた
あれから時間は過ぎていき
世界はどこでも危険が多い
国だか 村だか 隣人だかが
今日も今日とて喧嘩して
誰かが死ぬのに生まれてく
アナタはきっとエキゾチカ
アナタはまだ
ね、
――生きてるでしょう?
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