見出し画像

《株式会社Nazuna》代表取締役会長 大門真悟

PROFILE

大門真悟 OKADO SHINGO 33歳

滋賀県出身。
関西大学システム理工学部に在籍中、父親の経営していたイタリアンの立ち上げメンバーとしてアルバイトをし、飲食業に触れる。同時に人力車でアルバイトを行い観光業に触れる。大学3年の時に、1年間休学し単身ベトナムへ渡り「居酒屋やんちゃ」の立ち上げを経験。
卒業後は商社へ就職し、その後2014年にインバウンドの旅行事業を開始。
2015年に株式会社Yumegurashi(以下Yumegurashi)を設立し、旅館業を開始。2018年に現在の株式会社Nazuna(以下Nazuna)を設立し、現在4つの旅館と8つの一棟貸しの宿を運営。

初めてのビジネスは高校時代

一番最初にビジネスをスタートしたのが高校の時です。私はラグビー部でバイトをする時間がなく、お小遣いも5000円で昼飯で消えてしまう。何かビジネスしたろーって思ったんですよね。
当時やったのがモバオクです。ガラケーの時代でインターネットビジネスがまだまだなかったんです。300円均一で安く仕入れたものをネットオークションで高く売るってやつです。これが良く売れて、友達と売りまくって小さな会社みたいになったんです(笑)

ところが、近江商人の滋賀出身だったこともあり、親父に「それは三方良しの内の1つ、世間良しのビジネスでは無い!その仕事は子供に自慢できんのか?」と言われ、渋々辞めることになりました。

スクリーンショット 2021-06-22 18.13.35

僕の経営スタイルの基礎になっているもの

その親父が、僕が大学3年生の時に「いつか日本の飲食店は少子化で縮小してしまう。誰かが海外へ行って展開しないといけない。」と話をしていたんです。それで僕がベトナムに行って事業をすることになりました。

当時21歳だった僕は普通の学生で、特別何かの能力があったというわけではありません。でも唯一、誰よりも妄想フェチでした。
寝る前にやりたいこととか上手くいってる姿を毎日妄想するんです。そしてやりたいなって思ったことを周りに言いまくるんです!
これは今でも僕の経営スタイルの中心になっています。

例えば、大学でベトナムに行くには単位を取らないといけない。だから大学3年までに全単位取る!って決めてそれを毎日教授のとこに行って言いまくるんです!それで本当に単位を全部取ることができてベトナムに行くことができました。
ベトナム行ってからも自分のしたいことを周りに言いまくりました。知識も何もないけど、こんな店をしたい!この場所でしたい!って色んな所に足を運んで言いまくるんです。じゃあ聞いてくれる人、助けてくれる人って絶対いるんですよね。それがきっかけで情報のリソースが集まりました。

能力がなくても、やりたい想いを口にすれば出来ないことはないと思います。意外と簡単なことなのになかなかやっている人はいないですよね。

ベトナムには勢いがある

そもそも何でベトナムに行くことにしたのか。
家族で海外旅行なんて2回ぐらいしか行ったことないんですけど、そのうちの1つが何故かベトナムでした。
行った時にすげぇパワーを感じたんですよね。そして食事がまずい(笑)
このマーケットだったら絶対勝てるんじゃないかって思いました。

ベトナム行ってからアルバイトで採用するメンバーは同世代の20代前半の若い子たちばっかし。能力も知識もないのに全員が夢を持っているんですよ!そしてそれを夜な夜なビリヤードしながら語り合うんです。発展途上ってすごって思いました!
日本には大企業に入っても本気で夢を語るやつなんていませんでした。でもベトナムでは将来の夢を語って皆わくわくしてる。

この時はこのままだといつか日本負けるなって思いました。

スクリーンショット 2021-06-22 18.13.47

金があっても幸せじゃない

勤めていた商社を辞め、インバウンドの旅行会社事業をスタートしました。当時、僕と竹内(Nazunaの仲間)の2人で始めましたが、はじめは右も左もわからない状態でした。でも海外から外国人観光客がどんどん来て、僕たちの組んだツアーにお客さまもたくさん集まり、お金もどんどん入ってきました。

事業も随分大きくなりお金もありました。でも感じたことは全然楽しくないってこと。ランドオペレーターって結構地味なんですよね。お客さまには会わないし、裏でホテルやバスの手配したり、ガイドとやりとりして時間に遅れそうになったら連絡して時間変更したりって。とにかく365日24時間忙しいのに僕にとっては楽しくない。お金も入ってきたのに全然幸せじゃなかったってことです。

この時、「あれ、思ってたことと違う」「やりたかったことと違う」って気づいて人生について考えるようになりました。

新しいこと「旅館事業」に参入

「人生は死ぬまでの暇つぶし」漫画家のみうらじゅんの言葉です。
これは、僕が人生について考えた時に腑に落ちた言葉です。「余生を楽しむために、いまを生きるのではなく、いま生きている時間も余生なのだから、わくわくしたことに時間を使って、嫌なことも人生のイベントとして、すべて楽しんで味わおう」という考え方です。どんなけお金が儲かっても楽しくないことに暇つぶしの時間を使うの嫌だなって。。。

じゃあその余生は面白くなくちゃいけないんじゃないか。

今まで必要だって思っていたお金は、実は後から付いてくるものであって、そんなに大切ではないんじゃないかってね。どうせ生きるなら人生楽しくないといけないなって思って、今のこの面白くない状況から抜け出して新しいことをしようと思い、旅館事業に参入しました。

実は元々、宿にはあんまり興味が無かったんです(笑)。でも一緒に働いていた竹内がずっと宿をやりたいって言ってたこともあり、新しいこともやりたかったし、お客さまの反応も見れるし面白いかなって。マーケティング的にもいけるなって思ったので京都で物件を探して最初に5部屋の露天風呂付き旅館をスタートしました。

この時作った会社がYumegurashiなんですけど、従業員全員が名前の通り「夢の暮らし」ができる会社って想いで設立しました。やってみるとすごく楽しくて、次の妄想がどんどん広がって、それをまた周りに言いまくって。。。
宿泊施設運営会社であるNazunaを設立して今に至ります。

Nazunaに求める人材

Nazunaの理念でもある「おせっかい」。これが好きな人に来てほしいです。
具体的に言うと、個性的で面白い人。お金を儲けたい人っていう人より、仕事も人生も楽しくいたいって思う人が良いです!そういう人なら一緒に働いてて楽しいかな。

仲間とわくわくできる会社にしたい

スクリーンショット 2021-06-22 18.11.13

会社の成長とともにわくわくが変わってきています。昔はひとりで妄想しながらわくわくしてました。今は、一緒に働く仲間とわくわくを共有したいです。いくらお金を儲けれても、仲間のみんながわくわくしないことは嫌です。時間があるなら、皆とわくわくすることに時間を使いたいです。仲間と一緒に楽しい暇つぶしをしたいなと思います。

この記事が参加している募集

#社員紹介

6,612件