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ソフトクリームについて(2024.07.19)

[ここからは1,000文字に含みません]
三十日日目です。
今日で一旦毎日更新の形式から、週一回の形にすることにしました。他SNSよりだいぶんゆるやかにやっているものではございますが、お読みいただいている方、リアクションまで下さる方には感謝しかありません。
今後は、とりあえずnoteで楽しめるような長文コンテンツ企画が一つありますので、gas lampの解説なども進めながらやっていければと思います。
引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

https://x.com/nazonodesigner/status/1813905737959285019

梨さんと頓花さん、大森さんが作られた展示「行方不明展」にお邪魔してきました。凄まじく好みで、ずっとこれのことばかり考えています。
いずれ記事か、それに類する形にまとめたいなと思っています。

[ここまでは1,000文字に含みません]




ソフトクリームについて書いていく、よーいスタート。


今でこそさまざまな種類があるアイスクリームですが、思い出の箱の中を探ると、だいたいガリガリ君かやたらうねりの多いソフトクリームが取り出されます。
昔のアイス売り場にあった、蓋がラウンド状ではなくまっすぐな、霜が張ったアイス入れ。今のような暑い季節にはその中に手を突っ込み、アイスの前の前菜と言わんばかりに“涼”を楽しんでいた記憶があります。

イメージの話ですが、そういえば「ソフトクリーム」と「アイス」は、なんでか扱いが違う気がして。「アイスキャンディー」という言葉のせいなのかもしれませんが、例えばガリガリ君だのシャビイだの、アイスの実だのは「アイス」です。でもソフトクリームはなんとなく、それらとはちょっとだけ一線を画す存在なように思えるのです。
これが乳脂肪分、牛乳が使われているからかといえば、それも話が違います。ピノやパルムはアイスですし、チョコモナカジャンボもアイスですし、MOWもシンカンセンスゴクカタイアイスもアイスです。これらは、下手をしたらその辺りのソフトクリームなんかよりもたくさん牛乳を使っているはずなのに「アイス」なのです。どっちかというと「クリーム」に近そうなのに。

なんでだろうなというところを考えてみた時、作る過程が関係しているのでは?と考えつきました。なんとなく「アイス」に属するものどもについて、どうやって作っているのと聞かれても、そういえば……となる方が多いように思います。型とかで固めるのかとか、カップ式なら流し込んで?とか。じゃあピノはどうしているんだよとか。
しかし「ソフトクリーム」はイメージがシンプル、「絞り出しているんだろうな」これだけです。そういえばパーキングエリア、ファミレス、漫画喫茶などで幾度となくみてきた作られる過程。その動作は元来「クリーム」がされるものと同じです。
故に、「ソフトクリーム」が一線を画す理由として、プロセスが明快なことがあるのではないかと私は思います。同じような食べ物でも、作る過程がブラックボックスなものと、一度でもカウンター越しにみたことがあるものだったら、おいしさはともかくとして「特別」に感じるのは後者ではないでしょうか。それは記憶に紐づく故。

そしてプロセスが明快であることは、どこにお金がかかっているかもsイメージしやすい、ひいては高級な差分を作りやすいというメリットも孕んでいます。ご当地のソフトクリームないし、パーキングエリアのやたら強気な価格設定のソフトクリームも、なんの魔力かは分かりませんが手を伸ばしてしまうでしょう。
そこには自分が十全に知っているからこそ、この値段で来るのはどういうことだ!という実感を持った期待が生まれるためではないでしょうか。

ただここまで長々語ってきましたが、セブンイレブンの「マダガスカル産バニラ使用のソフトクリーム」確か400円くらい。
あれはまだ買う勇気がおきません。だってちょっとお高いんだもの。


(文字数:1206文字)

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