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カンブリア紀について(2024.07.15)

[ここからは1,000文字に含みません]
二十六日目です。
昨日のイベントの疲れで今日は一日お家でぐったりしていました。料理屋さんは本当にすごい。コンロの熱はヒリヒリと焼きつくし、お客様を待たせている間はとても焦ります。昨日で何日か分の汗をかきながら、なんとかやり切りましたが、いつもの仕事により真剣に挑めるように姿勢が正された気がします。

実は同じ県出身のストーム叉焼さんのポスト。
山形のお蕎麦に慣れていたので、東京に来たときは「お蕎麦が細い!ツユがカラい!」とびっくりしたのを覚えています。
もう東京に来て5年になりますが、いまだに東京のお蕎麦の細さには慣れないし、お土産で買っていくと「太いね!」と言われます。
ちなみに、持ち帰ったお蕎麦はだいたい好評で、リピートで買ってくださっている方もいたります。出身の人間としては、誇らしい限りです。
[ここまでは1,000文字に含みません]




カンブリア紀について書いていく、よーいスタート。


久しぶりに聞いた単語です。小学校中学校の時は響きが面白すぎて、ずっと唱えていた気がします。大人になると「ペルム紀」の方が面白い気もしなくもないですが、子供にはやはり「カンブリア紀」の方がハマるのでしょう。

カンブリア紀は、小学生の教科書における人気ナンバーワン生物「アノマロカリス」が登場する年代でもあります。
アノマロカリス、おそらく「そんなに好きだとは思っていないけど、思い返すと多分すごく好きだったもの」という大喜利へのベスト回答になり得るのではないでしょうか。よく考えると生態もほとんどわからない、あの長いクワガタの顎みたいなのが口なんだっけとか、結構大きかったんだっけとか(実際は60cmくらいらしい、人間だったら勝てるかもしれない)、名前の響き以外は全く親しみのない生物ですが、なんとなく理科の教科書といえば!というくらいメインの座を欲しいがままにしているイメージがあります。
色も最近は緑色で描かれることが多いようですが、私の子供の頃はオレンジ色など鮮やかな色使いで描かれることも多く、それも少年心を惹きつけて離さない存在でした。
……今調べていたら、アノマロカリスの歯形がついた三葉虫の化石などもあったみたいです。三葉虫がどのくらい硬いかはわかりませんが、少なくとも人間が戦ったら怪我をしてしまうかもしれません。

カンブリア紀に話を戻すと、アノマロカリス以外にも熱狂的なファンが多い(らしい)オパビニアや我々人間の祖先とも言われるピカイア、そしておそらくX(旧Twitter)において最も擦られているであろうハルキゲニアも、カンブリア紀出身です。
すごいラインナップ。年代で面白さを競ったら、余裕でカンブリア紀が圧勝しそうです。やはり進化のまだ序盤、生物として何が効率的かも模索していた段階です(それは地球自体もそうですが)。現代の我々には理解のできない組織の組み立てや役割の部位があったことを思うと、大いなる地球の歴史を感じることができますね。

余談ですが、生き物の学名は適当な記号というわけではなく、すべてなんらかの意味があります。
今回登場した生物でいうと、アノマロカリスが「奇妙なエビ」、オパビニアが「岩場のもの」ですが……

「ハルキゲニア」は「幻覚が産んだもの」とのことです。
当時の学者さんたち、現実逃避しちゃったみたい。


(文字数:965文字)

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