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自分の感情の観察にクリティカル・シンキングを使ってたみたいです

以前、VIA-ISの強み診断ツールを使用して診断した際に、「知的柔軟性」が5位になっていました。
どこのサイトだったかは忘れてしまったのですが、これに当てはまる英語が「Judgement / Critical Thinking」となっていて、その時に「ああ、これがいわゆるクリティカル・シンキングってやつやったんか~」と、改めて言葉の意味を調べた記憶があります。

「知的柔軟性」の説明は以下のような文章でした。

あらゆる角度から物事を考え抜いて検討する。決して安易に結論に飛びつかない。証拠に照らして判断を変えることができる。あらゆる証拠に
対して等しく重きを置く。あらゆる角度から物事を考え抜いて検討することは、知的柔軟性を強みとするあなたを表す重要な要素の1つとなって
います。あなたは決して安易に結論に飛びつくことなく、決断する際にはきちんとした証拠にのみ基づいて判断します。あなたは自分の考えを柔
軟に変えることができる人です。

高い品質や正確な説明を求められる仕事柄というのもありますが、確かに、人の言ったことを鵜呑みにせずソース情報に当たってみたり、明言できるようなエビデンス(証拠)がなければ「確実とは言えない」という言葉を付け加えたりしていたので、上記の説明は納得のいくものでした。

「自分で何も考えずに情報を右から左へ受け流すメッセンジャー・ボーイには絶対になるな」と、困難だらけだった新人時代に上司から言われ続けたことも、自分にこういう考えが身についた要因の一つだったかもしれません。

この診断結果を見てふと思ったことが、「あれ、そういえば自分の感情についてもこんな風に証拠探してることがあるなぁ」ということです。
具体的には、ちょっと休憩中にボーッとしている時とかに、以下のような会話が脳内で起きています。

「あ、なんか今、こういう感情が湧き上がってきた。」
「今自分が感じていた感情は、どういう理屈で湧き上がってきたのだろう?」
「こういう理由じゃないか?」
「いや、本当にそうかな?」
「過去のこういう出来事も、さっきのこういう出来事も影響してそうだよね?」
「こういう環境があって、その環境の中でこういう出来事があった時、今と同じような感情が湧き上がってきたよね?」
「ああ、確かに!」
「その時と同じような変化が脳内で起こったから今こういう感情が湧き上がってきたんちゃうか?」
「そうかもしれんなぁ。」
「ま、そうじゃないかもしれんけどね。他にも無数の原因があるやろうし。」
「なんやそれ。あ、そういえばもうあの感情なくなっとるわ😄」

・・・こそあど多めでわかりにくいですが、こんな感じで自分の感情が湧き上がってきた理由について考える時が結構あります。(特にちょっとネガティブな感情が湧いてきた時によくやります)

この思考の自分なりのメリットですが、ネガティブな感情が湧いてきた時にその感情が存在することを認識し、原因を深堀りしている間にいつの間にかネガティブな感情が薄れていき、自分の精神に与えるダメージが減らせることかなぁと考えています。
強いネガティブな感情の時は寝るまで消えないことも多いですが、ちょっとしたものならかなり対応できているんじゃないかと思います。

あと、自分は技術者なのであまり経営やマーケティングのことを考えたことはなかったのですが・・・こんな風に自分の感情についてクリティカル・シンキングを用いて深堀りしていくことで、エンドユーザが本当に求めていたことがわかったり、経営のアイデアなどが出てくることもあるんじゃないかなぁと、素人ながら思ってみたりしたのでした。

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