やくしまるえつこメトロオーケストラ 『僕の存在証明』ピアノ 耳コピ・採譜中

とりあえず公式サイトから

やくしまるえつこメトロオーケストラ『僕の存在証明』

少し前にレビューも書いたが、あまりにも食らったので、先月末から人生初の耳コピ中で、ピアノ譜に採譜中。
ピアノを25年以上のんびり続けてきたが、まともに採譜したり楽譜を書くのはこれが初めて。
当初と比べると作業のペースは鈍化しているとはいえ、3日坊主の自分がここまで何かに取り組み続けるのは初めてかもしれない。なぜ続けられているのかは、別途考えてみたいテーマではある。

下記の2つのアプリには、本当に感謝しかない。音楽理論の知識に乏しく、音感も中途半端な自分にとっては、作業のハードルを各段に下げてくれた。しかも基本無料。

Chord Tracker
スマホのライブラリから曲を読み込ますだけで、キーとコードを高精度で解析してくれる。

再生速度、ループ再生、音域カットなど耳コピの基本的機能がコンパクトにまとまっている。操作性も軽快。
特にプリセットの、音域カット・音域強調のイコライザが4つの強度用意されていて沁みる。
聞々ハヤえもん公式サイト

楽譜はmuse score で記譜。
出版物と遜色ない楽譜が簡単な操作で作成できるソフト。
信じられないことに、こちらも基本無料。
muse score

自ら手を動かしてみることで初めて分かったことがとても多い。これらの学びを書き連ねるだけでも長くなるので、別の記事にまとめようと思う。

当面の課題は、音を拾う音程の精度と、実際に演奏することを見据えた取捨選択、伴奏のパターンの作成。

とりあえず、ここに書き残しておきたいのは、音楽制作にかかわる人々への敬意だ。普段聞き流している音楽にさえ、プロのとてつもない労力と工夫が詰め込まれているということを、僭越ながら垣間見た気がする。ちょうど、同じタイミングでPodcastで、まとめ聴きしている「愛の楽曲工房」の内容もその思いを強めてくれた。
愛の楽曲工房

加えて、音楽に限ったことではないが、優れた技術やパフォーマンスの下には、それを支える想像を絶するほどの努力や費やしてきた時間があることを忘れないようにしようと、改めて自分を戒めようと思う。
プロ・アマ問わず、何もないところから楽曲を生み出す人や、聞いたばかりの曲をすぐに弾きこなす人を見ると、どうしても「すごい」「魔法みたい」などと思うし、そのまま相手に口にしてしまうこともある。当然、悪気はないし、相手を称賛する言葉である一方で、注意しなければいけないのは、先に書いたような、その人が素晴らしい技術を成り立せるために積み重ねてきたものを、ある意味無視してしまうことにもなり得る姿勢であるということだ。





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