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29﹏262﹏日記

(見出し写真は京都のシスターフッド書店kaninさんの看板と見切れるなぜならば(ぬいぐるみ))

早朝に祖母の家から、実家のある隣の市へ 電車に乗って向かう。
誰もいない車両の中を朝のオレンジの光が、車内を染めていた。
駅に着くと、じぶんが「別の場所からここにやってくる側」になっていることにおどろく。
実家に着くと、父がどてーっと扇風機に当たって寝転んでいて かわいらしい生き物と化している。
気配を消すようにそろ〜っと家に入るのがくせになっているのだが、父はみえないので、「わたしだよ」ということを雰囲気てはなく「声」でつたえること、そんな当たり前のことにその時にはっと気付いた。
母が今日は村の当番なので、1日いないから午前中まで実家で過ごした。
(とはいえ、何度も様子をみに家に戻ってきてくれる)
父の見守りを、といえば聞こえはいいけれど、わたしは帰省時しかしない。
家の中のケアを昔から母がすべてを担っている。
母が録画してくれていた 虎つば(6週目視聴)とつくたべをみた。
突然、父が眉毛が伸びきったから切って欲しい〜とじぶんの右の眉毛を引っ張りながら 起き出してきた。
この人はカメラをむけると必ず変顔をする。


シスターフッド書店kaninさんの前で
ポーズを決めるなぜならばちゃん


午後からは京都/北白川にあるシスターフッド書店kaninさんの1周年記念イベントへ。
時間内であれば じぶんがフェミニストであると自覚がある人ならば 出入り自由。
1時間ほどしかいられなかったけれど、わたしの地元| 関西近郊の皆さんとお話ができること ほんとうに胸があつかった。
kaninさんほんとうにほんとうに、ここで場をひらいてくださったことにありがとうございます...

わたしは東京でのコミュニティに足を踏み入れたり、友人ができたり、自分の思いを話せる場ができたけれど、一方でわたしが場をひらきたいとおもっているのは「地元」であること。
(昨年9月から場作りの準備をしている)
地元で対話をする場がないかと、最近とくに探していたのでこの機会はとてもとても嬉しい時間だった。
当たり前だが困り事は地域によって土壌によってちがう。
東京という特権的な街にいて、わたしだけが生きやすさ/対話のしやすさを感じているだけでは、意味がなく 、もっとそういう場をひらいていきたいとやはりおもった。

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道中のバスの中では数ヶ月前に購入したZINE「ふたつ編み日記」を読んでいた。
今日という日にぴったりな気がする。
文中の心情に思わずじぶんを重ねてしまう。
「愛子」さん「芽依」さんの2人の日記を通した対話が綴られていて、信頼出来る相手との「対話」をとおすと心が癒されること。
ゆっくりと大切にひとつひとつ読んでいきたい。

2023年4月から10月までの半年間、"ひとり1冊のノートに日記を綴り、交換して、お返事を書き込むこと"を続けてきました。そして、その中から18日間の日記を集め、一冊の本に綴じました。

ふたつ編み日記「はじめに」より
京都のバスの中で読んだ「ふたつ編み日記」
京都での情景が度々出てくる
「ふたつ編み日記」

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