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久々に『削除されたフィルム』を更新しました! 更に、映画『大霊界』について分かる範囲でここに書いちゃう。

ふと思い付いた、ショートショートくらいの長さのアイデアを活かせるので、重宝しているシリーズ『削除されたフィルム』。久々の今回は、またも散歩している曇天くんと曇天ちゃんのやり取りから始まります。はてさて。

お疲れ様です。曇天スキーです。
『ゴルゴ』の真似は何度もやるとマンネリ化しそうなので、またいずれ。
で、今回はこちら。

詳細は本編を見ていただくとして、ホラーコンテンツを愛でるチャンネルなので、わたくしが以前見たホラーやSFのドラマや映画のあれこれもキーワードとして登場させたりします。知ってる人はニヤリと出来るやも。
知らなくてもそのキーワードで探されて、チェックしてみると、
『今まで知らなかったが、これ大好きー!』
というものに出会えるかもしれませんねb

こちらで何回かお知らせをした『大霊界』の映画紹介配信をやるつもりでしたが、
・一度しか見ていない
・もう一度視聴してみるべきかと思ってDVDの中古価格をチェックしたら、恐ろしいプレミアが付いていた
などがあり、いい作品だと個人では思うのですが、ちょっと具体的に説明出来ないのはまずいなと。故に、中止しました。
その分、こちらでざっくりですが、説明出来ればと思います。
私の主観で作品イメージを左右して欲しくはないのですが、ネットで誤解されてる部分が多いなと感じたので。
上記で
『いい作品だと個人的に思う』
と言いましたが、作品を少しだけ擁護させて下さい。
まず、怪しい団体の作った作品みたいだと言われがちなんですが、多分それはパッケージのせいかと。丹波哲郎氏が白い衣装を纏っているのですが、それが怪しい印象を強調してしまっているみたいなのです。そらそうなるでしょうよ💦
作品は1989年に公開されたのですが、ホラー規制があった翌年くらいになりますね。
前年まで、世間を騒がせた幼女連続誘拐殺人事件があり、犯人逮捕に至ったのです。その犯人が重度の迷惑系なオタクだった事、彼の部屋を調べた所、
『あっ……』(察し)
と思わせるロリコン系のビデオが何本か出たそうなのですが、マスコミが求める様な、数字の取れるおぞましさには今一歩及ばなかったみたいなのです。
で、ビデオデッキ創世記にリリースされた邦画スプラッター作品の、一番きついと思われるナンバリングである『2』が、その部屋にあった、と捏造したのでした。
実際に部屋から出て来たのは、そのシリーズの4番目のタイトルだった訳です。内容が強烈過ぎますからざっくり言いますが、
・『3』までと『4』はテーマが違うので、方向性も異なる内容
・故に『4』は妙な集いのレポートなどがメイン
という違いがあります。なので、捏造です。
その後、その犯人がたまたまそうだったのだからそこを追及すべきなのに、
『全てのオタク(これって何かの技術者、開発者、職人も含まれるのですが、そこを考えていなかったっぽい)=ロリコン=ホラー大好き=頭おかしい』
というレッテルをマスコミが貼り、ホラーとオタクをバシバシ叩きまくったのでした。
そういう事があった後に、ホラー作品を出そうという会社とスポンサーはあまりいないでしょう。誰だってロリコン扱いはされたくないです。

ホラー繋がりの話ですけれど、故・伊丹十三監督(撮影は『CURE』、『回路』を後に撮る黒沢清監督)の制作総指揮による初の本格ホラー映画『スウィートホーム』が公開されたのは、そんな戦後最悪と言われた事件発生から犯人逮捕までの時期のまさに真っ最中なので、
『伊丹監督は滅茶苦茶すごい』
と思っていれば間違いないです。

さて、そういう事があって間もなかったので、『大霊界』はああいうデザインになったと推測します。
霊界をテーマにしてますが、これまでの映画や、子供を散々ビビらせまくった児童書などで描かれた地獄などの凄まじいイメージは置いておいて、あくまで学術的に、
『一人の主人公と数名の関係者という登場人物が事故に遭い、放り込まれてしまったそこで翻弄される様子を描く』
というものです。
明らかに夢ではない、行った事もない世界に何の知識も前準備もなく放り込まれたら、普通は滅茶苦茶に翻弄されると思うんですけど、ネットの紹介や感想では、
『そこが何だかギャグに見える』
そうです。それがとても残念に感じられました。建設的ではないですし、そもそも斜に構え過ぎだろうと。
ですので、何かのきっかけで『大霊界』を視聴される方は、
『よく知らないけどそうなんだ〜……』
と、肩の力を抜いてご覧いただければと思います。
『異世界転移ものだと思えばスムーズに世界観に入れるだろうと思う』
と言っていたのはそういう事です。
雰囲気が怪しいと感じられる事もあるかと思いますが、オカルトミステリーマガジン『ムー』を出している学研さんが制作元なので、それはそうなります、とだけ。

話が長くなりましたが、長くなるだけの色々があり、それをかいつまんでお話ししました。
ではまた、次回☺️

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