見出し画像

『朝になる前に』

 眠れない空に起きている。

 夢のような、現実のような、なんともいえない感覚だ。アンビバレントで骨格がない感じ。今置かれている精神状況だ。

 ぼくは無神論者で「人間の魂の浮遊」といったたぐいの話は、信じない。なのに、だ。魂がどこかへと、さまよわないよう、言い聞かせている気分。

 なんなのだろう。

 たまにあった気がする。けれども、初めてな気もする。どっちつかず。起きたら、感覚がどうたらと、書いていることがバカげて思えるだろう。

 言葉に遺したい。

 よく分からない衝動に駆られているだけ。その衝動の正体も分からない。自分の本質をつきつめるのは、この上なく難しい。

自分といっても何人もの自分がいるのだから。

 「自分の引き出し」をきっと、人は持ち合わせているはず。場面に応じて、自分を使い分ける。場面のかずだけ自分がある。その複数の自分を、引き出しに収納している。

 おそらく

 だからか、自分を定義するのは無理難題なのかもしれない。自分を十分理解できていないのに、他人を理解できるのか?

 100%は無理だと思っている。

 人と人が近づこうとする理由は、知ることのできない相手を知ろうとするからなのかもしれない。興味本位なのかも。

 さて。

 久びさに携帯電話で書いている。どうも苦手だ。連載シリーズが延びてしまった。言いわけをすると、疲れたから。

 何に疲れたのかは聞かないでほしい。

きっと、伝えようとしても、ぼくはうまく言葉にできないし、うまく表現できない言葉は、きっと、理解されないのだから。

 良い一日を。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?