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ワークマンのお話

季節も「師走」に近づき、肌寒くなってきた11月。

休日朝、コーヒーを淹れながらTVのニュース番組を観ていると「ユニクロ+J」のコラボ商品目的に、人々が「群衆」となりその商品を取り合いしているシーンを垣間見て「こうは成りたくないな」という気持ちと「余裕がなければ自分もこうなる」という気持ちが交錯して、なんとも嫌な気持ちにさせられた。

確かにネットでその商品を観ると、さすが有名デザイナーが手掛けた商品だけあって「生地/サイズ/カラー/デザイン」が従来と違いスタイリッシュ感が備わっている。

「確かにこれは欲しくなるな・・・。」

だが気になるのは「値段」だ。

全て1万円以上、決して安くなく、むしろ高い印象だ。

それは長い間「ユニクロ価格」というものに慣れ親しんでしまい、感覚が「マヒ」してしまっているからだろうと推測している。


■脳内=値段高い+TVニュース=「欲しくない」


ここから「ワークマンのお話」をしよう。


そのTVニュースを観て、私は車を洗車した後に何故か「ワークマン」に向かった。

それは朝のTVニュースからくる嫌悪感を「別」の物で払拭させようとするある意味「必然的」な行動だったのかも知れない。


私の町の「ワークマン」はフランチャイズ加盟店のオーナーさんが経営しているお店で、かなり昔から商売をしている。

昔、10代高校生の頃に「ふらり」と入った時「カーハート」の中綿ジャケットが売られていたのを目撃して、慌て驚きポケットの中の「お年玉」を使って即購入したのを覚えている。(なぜこんな所に売っているんだと)

そんな意外性がこのお店にはあった。


お店の中に入ると、そこにはある意味「説得力」があった。

店内はゴム手袋や作業靴から醸し出す「ゴム」の匂いが充満していた。

これは当店は「現場作業用品」をメインに扱っているんだという「ひ弱なカジュアルアパレル店」に対してのアンチテーゼにも受け取れる。(私の妄想)

そして更に商品の陳列方法や見せ方、かなり「無骨」である。

当たり前のように下段/上段に分かれた「ハンガーラック」を使用している。

商品数が半端ない。

だからハンガー掛けに頼るしかない。

しかしこれでは「古着屋」と一緒で何処に何があるかさっぱり分からない。

これは「ショッピングモール」や「デパート」の中に出店している「ワークマン」なら商品の陳列方法は見栄えが良いようにと気を付けているだろう。

しかし、このお店のオーナーは、とにかく「無骨」なまでに全ての商品を店頭に陳列させることだけを考えているようだった。


それでも目を凝らして店内の商品を物色する。

するとある驚きを感じ始めた。

・高機能な生地を使用
・今っぽいデザイン
・今っぽいサイズ感
・お洒落女子でも着れる
・軍用品のような機能性
・縫製も悪くない
・そして低価格

これは凄いと思った。

普通に街中で女子でもお洒落に着れる物が、この「ゴム臭い」無骨なお店にあるのだ。

そして驚きは「低価格」だ。

アウターで高くても3900円。

そのアウターのほとんどは「防風撥水加工」が施されている。

スウェットでも1500円、しかも機能性が高い。

「低価格」という主戦でライバルとして挙げられる「ユニクロ」や「GU」と比べてみても「同等のレベル」いや、むしろ「機能面」を考慮すれば勝っていると感じる。

さらに驚きが、この店は朝の7:00からOPENしているということだ。(早すぎる)

これは「現場労働者」に寄り添った良心的な営業時間だ。(7:00~20:00まで)


この日私が購入した物は「フリースサイドジッププルオーバー/980円」と「EURO(ユーロ)ボア 防風リバーシブルフーディー/2900円」である。

合計で4268円(税込み)

安い。

古着のリバースウィーブよりも安いかも知れない。

「ミャンマー」で製造しているようだが、それがこの「低価格」の大半を占めている要因なのだろう。

もちろんその他のコストを極力減らす見えない社員達の「企業努力」もあってこそだと思われるが。


そして私的では何処かの企業との「コラボ商品」を作ってみたら面白いと思った。


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例えば「キャタピラー/ジャパン」のロゴが入ったコラボ商品を作るなんて個人的にはいいと思う。(泥臭すぎ?)


今後「ワークマン」で服を買うことが増えるだろう。


終わり

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