見出し画像

140×7字小説 〜たとえ地に足がつかずとも〜 ⑦(最終回)

⑦【求めたものは、空よりも近くに】


 今は上や下ばかり向いているよりも、ひたすら前を向いていたい。
 そして時には横を向いて、手を握ってくれる人の顔を見たい。後ろを向いて、車椅子を押してくれる人の顔を見たい。
 たとえ地に足がつかずとも、この手が届く範囲を大切にしたい。

 だからもう、空に向かって手を伸ばすことはやめた。


 最後までお読みくださり、ありがとうございました! じつはこれまでのタイトル文字に少しずつ変化があったことは、もうお気づきでしょうか? よろしければコメントにてご感想いただけますと幸いです。

 また、他にもいろんなタイプの140字小説や長編小説を執筆しております。ちょっとした暇つぶしにどうぞ。


↓こちらより全エピソードをお読みいただけます↓


↓毎日更新! もっとナゾリの140字小説を読みたい方はこちら!↓


↓ナゾリの渾身の一発(長編小説)はこちら↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?