阿武ノーマルシティたび 到着編
2017年12月30日~2018年1月4日まで年末年始の休暇をフルに使って、山口県阿武町と島根県益田市に行ってきました。阿武町は萩市に囲まれた、3,400人が住む日本海に面した小さな町です。イメージはバチカン市国。コンパクトながら海・山・町がそろっています。
阿武町役場: http://www.town.abu.lg.jp/
年末の新幹線乗車率120%の洗礼を初めて受け、自由席に乗車するまでに1時間待った甲斐があり座ることができました。阿武町に行く前に、知り合いの方が萩市を案内してくれました。市内は景観法の関係で派手な色は使えず、看板の高さも何mまでと決まっているそうです。白いdocomoとUNIQLOや地面ギリギリのセブンイレブンの看板がおもしろくて、思わず写真を撮りました。
見慣れない町の色合いを見ながら到着したのは、萩市にあるゲストハウスrucoです。『ゲストハウスガイド100』に掲載。元楽器屋だった4Fを全面改装し、リビセンの東野さんがデザインをしたことでも知られています。
ゲストハウスruco: http://guesthouse-ruco.com/
内装は吹き抜けが気持ちよく、近くの小学校からレスキューした古材などが使用されています。木のぬくもりが心地よくて、地元の方と話しをしていたらつい長居していました。たまたま知り合いに会ったり、町の交流拠点になっているのも納得です。ずっと来てみたかったので、次回はぜひ宿泊したいですね。
ここから4泊5日でお世話になる漁家民宿「浜の小屋」へ移動です。
漁師の茂刈達美さんと料理上手の千鶴子さんのご夫婦が営んでいます。
浜の小屋: http://www.yamaguchi-slow.jp/contents/guide/5/
浜の小屋ブログ: http://hamanokoya.exblog.jp/
泊まるお部屋はこちら。海のすぐそばなので、波の音とカモメの声が聞こえます。
小物や本など置いてあるもの一点一点がオシャレです。落ち着く空間なので毎日ぐっすりと眠ることが出来ました。この日の夜は、初めて遊びに来たのでプチ歓迎会を開いてくれました。
とれたての鯛は目の色や全身の鮮やかさが違います。身は分厚くコリコリした食感で、いつも食べるものとは全く違いました。魚好きとしてはたまりません。添えられているレモンは茂刈さんが育てたもので、普通にかじれるほどフルーティーです。
小鉢もすべて千鶴子さんの手作りです。一人暮らしのため家庭の味を食することが少ないので、ほっとする美味しさにお箸がとまりません。
焼いたノドグロとイノシシ肉。ノドグロはいい塩加減で身はほくほくしています。イノシシ肉は脂が少なく肉々しいので、パイナップルと煮ていることで柔らかくしています。クセはなくてもっと食べたかったですね。
噛むごとに味がでてくるスルメイカ。贅沢にも剣先イカを使っており、こんなに味わい深いスルメは食べたことがありません。他にも生マグロ、白身のしゃぶしゃぶ、シメの雑炊など載せきれないほど出していただきました。初日から茂刈さんと阿武町に胃袋をつかまれました。
ただものではない漁師なのでジャズなどにも精通しています。食事の後は音楽を楽しむための専用ルームに案内してもらい、サイトウ・キネン・オーケストラなどを楽しませていただきました。ちなみにDIYもお手の物なので、この内装も宿泊する小屋もご自身で手掛けたそうです。恐るべし。この後はお開きとなり1日目はにぎやかな夜となりました。
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