時代に合わせてPRもアップデート。2021年の資金調達PRでこだわった4つのこと。
この記事は【#PRLT(Lightning Text) Advent Calendar 2021】の9日目(12月9日分)にエントリーしています。
2020年8月12日に約20億円の資金調達と代表の國光のCEO就任を発表した株式会社Thirdverseの広報担当の長瀬です。
弊社は現在バズワード化している「メタバース」に「サードプレイス(自宅や学校、会社以外の心落ち着く場所)」の実現をミッションに掲げるVRゲームスタジオです。
そんなThirdverseですが、コロナ禍の真っ只中で、マーケ兼任のひとり広報が実施した資金調達時のPRについてまとめていきたいと思います。
サムネイルとなる写真撮影
発表4ヶ月前に資金調達向けのリリース写真を撮影しました。
当日までのTO DO
サムネイルの意図
気をつけたこと
スタジオとカメラマンはこちらです。(ウェルカムフルーツやフリードリンクがありましたw)きちんとしたスタジオなだけあり、機材を運んでくれるスタッフもいるためおすすめです。
オウンドメディア記事準備(代表note)
発表2ヶ月前になり、代表のnoteの仕込みを始めました。
メディアのインタビューでは取り上げられづらい弊社の構想やビジョンをメインにした記事です。メディア取材の前に実施することで、話す内容や思考が整理された状態で取材に臨むことができました。
今回はインタビュー形式で思考を整理、深掘りをしたく、ライターを入れて執筆いただきました。ここで大変だったのが、自社業界に詳しい(メディアに所属しないフリーの)ライターがなかなか見つからなかったことです。そこで過去にメディアの取材でお世話になったフリーライター(外部ライターを連れてインタビューに来られることもありますよね)の方にお願いすることにしました。
結果インタビュー量が膨大だったこともあり、noteの記事以外にそのライターが寄稿しているメディアにも掲載いただきました。
インタビュー場所は、こちらのレンタルスペースをお借りしました。都内主要駅にあり、LINEでサポートいただけるので便利です。
https://lag-space.com/
公開したnote (サムネイルは上記スタジオで撮影したもの)は取材前に記者に送って、自社のことを知っていただく際にも使っています。
仕込み取材
発表1ヶ月前に以前よりコミュニケーションをとっているメディアにお話ししてインタビューを進めました。
1本は役員3名で行い、1本は出資いただいたVCの担当者と対談(ご提案いただきました)と、別々の切り口の記事を用意しました。
余談ですが、コロナ禍でインタビューがオンラインになったことで、自前のインタビューカットを提出する機会が増えました。
オフラインで集まった際に様々な服装、背景でインタビューカットを撮影してストックしておく重要性を感じました。
プレスリリース
VCの担当者のコメントを多く入れたほか、調達金額、強力なメンバーや出資元を全面に出す、VR市場の期待感を上げる構成にしました。
また、プレスリリース、取材記事、note全て同じ背景の同じスタジオで撮影しましたが、メンバー構成を変えて全く同じサムネイルにならないように工夫しました。
発表後はメンバー全員がいるチャンネルと全社会で告知しました。
社員の拡散依頼も忘れずに行いましょう。
他社のリリースを見ていると発表時に、オンラインイベントをセットで開催したり、今はあまり見られないですが(笑)今年の初頭はClubhouseで配信している会社もありましたね。動くリリースも話題になりました。
時代に合わせてアップデートされていく資金調達PRにみなさまも注目してみてはいかがでしょうか?
サムネイルの2極化
最後に余談ですが、調達リリースのサムネイルが2極化しているなと感じたので、シェアします。
弊社と同じ役員や社員、株主の写真を出すサムネイル
シリーズA、Bのスタートアップが多いように感じました。4社目は必ずしもそうでないという意味で入れました。
調達額を全面に出すサムネイル
シリーズC、Dのスタートアップの大型調達はこのフォーマットが多い気がしました。
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