2022年という年

2022年がもうすぐ終わりますね。
今年は気がつけば変化していったものが多かった年のように感じます。

仕事面

完全に前期・中期・後期にわかれて変化がありました。
前期は2021年から始まっていた怒涛のお仕事ラッシュで3月末までは本当に毎日大変でした。おまけに度重なるコロナの濃厚接触者特定による保育園の休園ときて、本当に息つく暇のない状況でした。

それが一転、4〜8月は小さなレギュラーのお仕事以外何もない状態に。おかげさまでカメ吉ブログの更新とwebサイトの更新が捗りました。
と呑気でいられたのもせいぜい7月まで。8月以降はさすがにこのままお仕事が来なかったらどうしよう…これが40歳の壁?と不安な気持ちばかり募る日々でした。

さらにはその状況下で保育園からお迎えいつも遅れてますよね?と指摘されてしまいました。
コロナ以降保育園のお迎え方式が変わりまして、長男を時間ぎりぎりでお迎えに行くと、同じくぎりぎり組の列に並ぶことになり、次男の方は確かに必ず遅れるようになっていました。
仕事がない期間の私は自己肯定感がこれでもかと低くなっています。
すぐお金につながる仕事ではなく、いつかやりたいことの仕込みしかしていないのに預けたらいけないんだろうか、そういう作業は全てやめて子育てしないといけないのだろうか…でもそうしたらいったい「いつか」「やりたいこと」への橋はいつ作ればいいんだろう、こどもを産んだ時点で諦めなければいけなかったことなのか、だいたいお金はどうやって稼いだらいいんだ、とものすごい勢いでかなり気持ちも沈みました。
あまりに沈んだので、いつも指摘してくる先生ではなく、園長先生に相談したら、「うん、自営業の方ってお休みの時こそ休めないこと知ってる!これまで通り長男くんの時間合わせで来ていただいて大丈夫!次男くんの方は遅れてもいいってことにしますから!」とのこと。

頭の中では転園前、長男が通っていたかなり厳しい園長先生でシミュレーションしていたもので、きっと「お仕事をしていない時間は預かり時間にはなりませんよ。じゃあ明日から16時に来てください。2ヶ月後まで状況変わらなかったら退園です」とまでは言われないだろうけど、もし言われたどうしようと思っていたところで、この仏のような園長先生のご対応には心底感謝しました。

ちなみに、指摘してきた先生は本当に本当に次男くんが好きなので、次男くんがゲートにへばりついてお迎えを待ってる姿にいたたまれなくなっていたということが後に判明し、今も良好な関係でいます。

仕事がなかった中期の話が長くなってしまいましたが、ここから後期へ。

9月からはまた一変、だんだんとご依頼いただけるようになってきまして、でも前期ほど無茶なスケジュールはなく、休日の仕事も早朝限定で済ませられるなど、ライフワークバランスを保っています。

今年でフリーランス13年目ですが、ついに気がつきましたよ。私は締切に追われながら仕事するのが嫌いだということに。
締切自体は嫌いではないのですが、追われる状況になると途端にパニックになってしまうのです。これが、独身、夫と二人暮らし時代は追われるということはなく、締切までには必ず終えられるさ〜という状況でお仕事をしていました。

それが妊娠をきっかけに、1日のうちで自由にできる時間がどんどん減り、こどもが病気しては突然時間が泥棒される日々。やっと落ち着いてきたと思った頃にコロナによる突然の休園で時間泥棒カムバックの日々。

明日どうなってるかわからない、という状況の中で締切に常に追われ続ける状況に心底疲れ果てました。解決策としては多めに時間を取っておいて、余裕のあるうちに片付けていくということしかありません。よしじゃあこれでいこうと落ち着きを取り戻した始めた矢先、なんと夫が8年ぶりに就職しました。インボイス制度が嫌だったらしいです。

今まで兼業主夫だった夫に任せていた家のことがドドドっと押し寄せる日々。いえ、夫は相変わらず夕食作ってくれてるし、あれこれ頑張ってて就職前とそんなに変わらず家事をこなしてくれているのですが、とにかく夫は毎日のルーティン家事以外をほぼしない。しないまま5年近く現在の家に住み続けてきてしまいました。
私は私で、主夫なんだからいつかやってくれ、と思って放置していた家のことがたくさんあります。それらがついに!夫はもうやらないってことが決定したってことね!!となりました。

というわけで11月以降はどんなに仕事に余裕を持たせても5年近く積もった埃や片付けや草むしりと格闘しては時間があっという間になくなっていく日々となり、またまたパニック状態に。さらに家の片付け中に保育園のお散歩の声が聞こえると、仕事してないって思われそう!といまだにビクついてしまいます。今の園長先生をもってしても前の園の園長先生への恐怖心はまだ克服できていません。

そんなわけでもう相当に毎日消耗して鬱々としていたのですが、年内にはこの状況なんとかしないとな、と12月26日から朝4時に目覚ましをかけてみることにしてみました。そしたらなんと、気分スッキリ。5年分の片付けもある程度終わってきたということもあり、ある程度時間もとれるように。なんと昨日は3年ぶりに年賀状まで書けました。

元々21時半くらいに寝て、自然と目が覚める4〜6時に起床していたのですが、気分が沈んでいると眠りすぎてしまって6時に起きては今朝も時間取れなかった、というのが続いていました。それが多少眠くても4時には起きる!と決めたら、自由時間が確保できるようになり、余裕のよっちゃんほどはいきませんがみっちゃん、いや、ふたばちゃんくらいにはなれました。

年明け以降もしばらくお仕事多めの日々は続きそうですがこれならなんとか回していけそうです。そう、“追われる”から少しですが距離ができたのです。そんな感じでちょっと明るく年を越せそうです。

育児面

ずーっとイヤイヤ期の続いていた長男でしたが、ついにほぼ終了。とてもいい子になりました。朝食も夕食もやっとひとりで食べてくれるようになりました。次男くんとの喧嘩はまだたくさんありますが、「もうわかったよ!」と叫びながらも弟にゆずってくれることも増えました。

一方ずっと赤ちゃんみたいだった次男くんは、赤ちゃんみたいな状態のままイヤイヤ期に突入しました。もうね、大変です。夜泣きも終わったかと思うと再開したり。
それでもとにかく運動能力がそこまで高くないので、すぐに捕獲できるのは助かります(長男のストライダーに付き合うのは本当に大変だったもので)さらに慎重派なのでほぼ転ばないのも助かってます(長男は今でも突然転びます)
オムツは全然取れてません。

一番大きいのは、短い時間ですがこどもだけをリビングに残して洗面所やトイレなど別の場所に行けるようになったことでしょうか。台所につけていたゲートも取れました。

今の課題は、私が眠くて夜ほぼ相手をできていないことです。次男くんのこどもちゃれんじが全く開かれないまま見事な積読に。まあこちらは私の資料として買っているようなものなのでいいのですが、でも絵本すら全然読まず、Youtubeばかり見せていて本当に申し訳ないな、と思います。
長男はある程度自立してきたので、勝手に工作などして過ごす夜もあるのですが。

ひょっとして映像系クリエイターに末っ子が多いのはこういう理由なのかもしれませんね。親が手がまわらずにテレビばかり見せられて育ったので、必然的に映像が自分の興味の対象になった、というかそれ以外の世界を知らずに育ってしまった。とな。まさに私自身がその一例だったのかもしれない、なんて思います。

まあ次男くんに関して言えば、コロナでおでかけのチャンスを奪われ続けてきたということもあります。外に出れば大人はみんなマスクだし。同じ環境で育ってきた保育園のお友達はみんなもっとお話しできるし、オムツもぼちぼち取れてきてるということはいったん置いておいて、2023年はオムツを取っていろんな体験をしにいこう、週に一度くらいはYoutubeに頼らず眠気に負けずちゃんとお相手を頑張ってみようと思いました。

ぴより〜な面

ぴより〜なって何?って感じですが、小さなクレーンゲームで取れるひよこのお人形です。詳しくはこちらをご覧ください。

40歳くらいでこどもの頃に抑圧されていたものが爆発する、なんて話を最近耳にしますが、私にとってまさにぴより〜ながそれでした。

こどもの頃、クレーンゲームしたかったんですよね。ぬいぐるみが大好きなもので。でもおこづかいはお手伝い制でほんのわずかしかもらえなかった家だったので自分では買えませんでした。それがあれなら100円で取れるの?やりたい!でもゲーセンは行っちゃダメ!と親からは言われ…それはそれは抑圧されていたんですね、今にして思えば。

もうね、大爆発しました。ぴより〜な、長男も欲しがり、次男も黄色・白・ピンクと基本3色あるうち黄色ちゃんだけは欲しがるので、だいたい一色一種類につき2〜3匹集まるように取るのです。今や我が家に500匹近くいます。

元来ドケチな私がじゃぶじゃぶとお金を使ってしまっています。さすがに依存度が高いのでは、と心配になったのですが、欲しいひよこが集まればピタリとやめるので、どうやら依存してるのはぴより〜なであって、クレーンゲームではないようです。

さてぴより〜なを始めて気づいたことがありました。
それは「世間に対してどうでもよくなる」ということです。これ、結構怖いなと思っています。
最近は「推し活」なんて言葉が流行ってますね。私にとっての推しはまさにぴより〜ななのですが、推しと自分の関係さえ良好ならば、別に多少生活が不便になっても政治とかどうでもいいやーって気分が自分の中に芽生えたことに驚きました。

もちろんこの気持ちに引きずられてしまってはいけなことはわかっています。なのでぴより〜なを平和に続けるためにも世間への関心を緩めてはいけない、とは思うのですが、どこかでぴより〜なが手に入るなら消費税が上がっても別にいい、地球の資源が枯渇しても別にいい、みたいな感覚がどこかにあるのです。

以前保育園の保護者会で「好きな芸能人は?」という自己紹介があり、ほぼみなさんジャニーズか韓流をあげていました。ジャニーズも韓流も立派なエンタメですね、想像以上に世の中の女性がこの二つのことで救われてることをその時知りました。と同時に、ぴより〜なによって他のあれこれがどうでも良くなっていく自分の心境と、ジャニーズ韓流を見ることで癒されてる方々の心境とが重なってきて、あ、それで投票率低いのかー、または今の政権を変える気が多くの人にはないのかーというところまで思考が飛び上がってしまったりしています。

今、ものすごく世界情勢が怖いです。台湾が再来年から徴兵制を4ヶ月から1年に伸ばすことを決めたそうです。うちの子は二人とも男の子です。日本も防衛費増やす、の向こうに徴兵制が待っているのではと怖くなったりします。

本当に今だけを見ていると、推し活によって失うことも多い気がします。例えば、多少税金あがってもぴより〜なできるくらいの生活保てるならまあいいか、みたいに。
でももう少し先の未来まで見ようとすると、ぴより〜なが息子達と集めた平和だった日々の象徴になってしまうかもしれない、そうは絶対にしたくない、私は死ぬまで呑気にぴより〜なを集め続けたい、そのために今の流れに対して疑問は持ち続けなくては、という気持ちの方が勝ってきます。

ぴより〜なは私に本当にいろんなことを教えてくれています。

2023年へ向けて

2016年に長男が生まれてから、1年1年変化の大きい年でした。それと比べたら2022年は緩やかな変化の年だったと思います。
来年はいよいよ長男が小学生になります。貴重な日々の終わりは着実に近づいてきてるんだなという寂しさと、早くもっと楽になりたーい!という気持ちとが混ざり合う日々です。

2023年、私は41歳になります。もう結構いい歳です。
あれこれ諦めたり小慣れたりしながらも、新鮮な気持ちでいつづけること、挑戦しつづけること、が目標かな。

おなかに溜まっていくお肉だって、ちゃんと毎日生まれ変わり続けてるんですから、歳を重ねながら新しく生まれ変わりつづけて生きていきましょう。

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