積読が40冊ある男の戯言
こんにちは、名雪七湯です。
今回は積読というものに関し、自分の思うところをつらつらと書いてみたいと思います。ゆるい記事ですが、最後までお付き合い下れば嬉しいです。
タイトル通り、私は今、部屋に40冊の積読があります。
そもそも積読とは? という方もいらっしゃると思います。
簡単に言えば、積読とは買うだけ買って読んでいない本です。基本的には小説、漫画を指しますが、広くは雑誌、新書、その他書籍も含みます。ちなみに、本だけに限らず、「積む」という文化はプラモデルやゲーム、その他の趣味の世界でもあるあるらしいですね。
本題に戻ると、積読がなぜ産まれるかというと、単純には読みたい本と読める本のバランスが取れない、というところにもありますが、私自身においては本との一期一会を大切にしているから、という理由もあります。
出版業界はシビアな世界であり、本の絶版は想像より早く訪れます。また、絶版しなくとも、返品や売れるなりして本屋から自分が欲しい本が消えることは多いです。今の時代ですと、通販や電子書籍、中古という形で本と出会える機会も増えましたが、私は「本屋で本と出会う」ことが好きです。
まず、通販ですと試し読みができないのと、一番は「いつでも買える」という気持ちからいつまでも買わない、という現象が発生してしまいます。本屋で衝動的に本を手にするあの感覚が私は好きでたまりません。
あとは電子書籍は個人的に好きでないのと、古本屋は著者にお金が入らないので新品で買える内は新品で買いたいという気持ちが大きいです。
友人には「一冊読んでから一冊買えよ」という反論の余地が全くないお叱りを受けましたが、私にとって積読は野良猫を次々と保護してしまう気持ちに近いですね。「買ったからあとは読むだけ」という考えです。もはや家に小さな本屋があるのに近いですが、これはこれで楽しいです。自分の読みたい気分に近い本を探して読む、という贅沢な読書ができます。
お金の無駄、とも思われるかもしれませんが、私のお金が出版社を潤し印税となり作者に還元されるなら、どぶに捨てている訳でもなし、大切な投資だと考えています。まあ、実際はそこまで考えず買いたい本を次々買っているだけですけれど。ただ、積読は無駄なものではない、とだけここに断言しておきます。選択肢が沢山あるのは贅沢なことです。本を手元に置いておくのは嬉しいことです。しっかり、本の一冊一冊を愛しています。
どこまでいっても人間は好奇心には勝てないですので、どんどん積み上がる小説の山が私は好きでたまらないです。
最後までお付き合いありがとうございました。
またお会いしましょう。
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